会社の品格 (幻冬舎新書)

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著者 : 小笹芳央
  • 幻冬舎 (2007年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980532

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会社の品格 (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

  • 会社の品格 小笹芳央

    リンクアンドモチベーションの社長

    年功序列と終身雇用の制度は会社にとっても社員にとっても都合の良い制度だった。

    成果とは関係なく、年齢に応じて給料が上がり、退職金が入る。
    会社にとっても人材が流出する恐れがない。

    しかし、既に終身雇用と年功序列は崩壊しつつあり、その中で著者が提示しているのは・・・

    •相互拘束から相互選択へ

    •組織内特殊スキルから普遍スキルへ

    •給与の後払いシステムから即時清算システムへ

    •定年制の論理矛盾

    ここ数十年で働き方は大きく変わっている。

    自分自身で価値を創造できる人材になることが変化の大きい現代社会の中で生き残るには必要だと感じている。

    特に、上記にあげた、いくつかの著者の提示は今後の働き方に大きく影響をしてくると思う。

    会社も社員もお互いを選び合うことが双方のためであり、
    組織内の特殊スキルよりはどこの業界、世界に行っても普遍的なスキルが重宝される。また、退職金がない会社は現在の成果に対して適切な報酬を社員に還元しているかによって見方が変わる。退職金がないからといって、制度が整っていない会社というのは早計だ。
    今後は定年ではなく、その年齢、実績に応じて労働をして、適切な報酬をもらうことが通常となるであろう。

  • 私が社会人1~2年目であれば本書を読んでも何も感じなかったかもしれない。しかし、ある程度の経験を積み、周りがよく見えてきた今、本書は「日々、違和感を感じている何か」を明快に示してくれている。
    「組織の品格」「上司の品格」「仕事の品格」…他人事とは思わず、仕事に対する自分の考えや態度と照らし合わせていくといいのかもしれない。

  • タイトルがその当時のブームに完全に引っ張られている点がイタイが、内容は真っ当。
    この時から数年経った今、ますます企業は「品格」を失いつつあるのではないか? そのことを国も後押しし始めたし、「日本国は人不要」ということか。

  • お互いの多様性をリスペクトし合いながらコラボレーションしていくこの必要性をについて、あらゆる視点から提言している本。

  • 時代の変化

    それによるヒトの価値の変化

    その上で

    ヒトである社員、リーダー、経営者はどう振る舞うべきか

    ・社会と会社のずれに敏感に
    ・積極的な情報開示
    ・意味と時間を与える
    など

  • かなり、
    期待していただけに、
    内容が少し薄い点が、
    残念でした。

    それでも、
    社員主義を貫いているところが、
    また、会社にこそ品格が問われると言われ、
    納得しました。
    また、現在の会社と社会の論点を
    把握できて、
    良かったです。

    小笹さんの、
    他の著者を読んでみようと思います。

  • 組織の必要性、上司との関係、モチベーションなど、会社を支えるうえで大切なことが網羅されていて、気が引き締まる。当然のことが欠けてくると社会への不適合がおこる。

  • 想像以上に新しく得た視点がなかった。書かれたのが5年前だから、それまでに身につけた考え方をなぞっただけの感じ。

  • LMに興味があり、手に取る。

    最も共感したのは、下記のこと。
    ・会社は経済合理性を追求するもの
    ・社会は経済合理性のみ追求するものではない。
    ・そのため、会社はさまざまな不祥事を生じさせる原因となる。

    ・会社はあくまで、人が生産性を高めるために考えたシステムであり、会社というシステムに振り回されることは本意ではない。主体は会社ではない。
    ・会社の品格に影響を与えるものとして、組織、上司、仕事、処遇がある。

    上記のことを1章で述べ、2~5章をそれぞれ「~の品格」というタイトルでポイントを述べている。いずれも納得させられるポイントが多いが、情報過多で処理しきれない。ふとした時に読み返すといいかなと思った。
    2章組織
    3章上司
    4章仕事
    5章処遇

  • 久々に再読。

    自分は「時間投資家」である、という視点をもつこと、と。
    人生そのもの、命そのものである時間を、会社に投資しているわけで、
    無駄な時間を使うのは命を削ることと同じ、と。

    激しく共感。
    そこから直面し、どういうスタンスで仕事をしていくのか、ということ。
    数年前に書かれている本ですが、良書ですね。

  • 会社として、組織として、上司として、個人として。
    仕事をする際の「品格」=長期的品質の出し方の本です。
    特に「上司としての品格」は、下手なリーダーシップ論よりもとっても参考になります。
    会社でマネージャーの方、起業する方にお勧めです。
    私が近い将来に起業する際の、組織論のバイブルになりそうです。

  • 私がこの数年、いろいろと考えていたことと、結構シンクロして
    嬉しかったです。

    以下、この本を読んで印象的だったフレーズです。

    ・「売上」は市場での共感の総量。「利益」は市場から与えられ
     た未来

    ・成熟モードの会社がもつ4つの症状
     1)顧客視点欠落症
     2)当時者不在症候群
        誰も責任を負わず、前進より現状維持を望む、危険な症状
     3)既決感蔓延症
        「どうせ」「所詮」が蔓延したら危険
     4)セクショナリズム横行症  
        「官僚的」「お役所仕事」は品格の無さが露呈した結果

    ・上司の影響力の源泉
     1)専門性(すごい)
     2)人間性(すてき)
     3)返報性(ありがたい)
     4)一貫性(ブレない)
     5)厳格性(厳しい)

    ・「仕事の品格」を左右するポイント
     1)「納得感」のある仕事
     2)「使命感」のある仕事
     3)「効力感」のある仕事
     4)「普遍性」のある仕事
     5)「貢献感」のある仕事
     6)「季節感」のある仕事

    ・会社と向き合うための3つの視点
     1)「自分株式会社」の視点
     2)「時間投資家」の視点
     3)「消費者」の視点

  • 会社・組織について論じされた一冊。
    小笹さんの本は相変わらず、論理展開がうまく頭にすっと入ってくる。
    組織論については色々参考になりました。

  • 品格シリーズ系と思いきや、会社について、しっかり書かれている本。
    会社の品格を社員の立場から語られています。

    まず、会社は誰のものか?について考察されています。
    どちらかというと、株主のものよりも社員のものといった立場で論じられていると思います。社員こそが最大の投資家であり、その投資とは時間やスキルであるとしています。サラリーマンである自分としては、そう、その通りだよなって思います。

    また成果主義についても、ちょっとコメントしていて、成果主義は成果の配分ばかりを議論して、どう分けるか、どう公平にするかのみであった。
    本来は、会社の儲けを最大化していくためにどんな人事ルールが適切なのかを議論すべきだったとしています。

    そして、本書では、大きく4つの品格について述べられます。
    (1)組織の品格
    (2)上司の品格
    (3)仕事の品格
    (4)処遇の品格

    (1)組織の品格
     市場に対する事業メッセージを社員が共有すること
     社員が金銭報酬以外の共感をもてること
     組織内部で語り継がれる神話や伝説の品格
     組織内部のコミュニケーション
    の4つが重要で、成熟モードの会社では
     顧客視点が欠乏する
     当事者不在で責任をだれも負わない、なにも決めない
     既決感蔓延
     セクショナリズム横行
    といった症状が出てくるそうです。

    むむむ?、弊社、自部門でも出てきているのでは?(変えていかないのとね)

    (2)上司の品格
    品格のある上司の必須条件は
     専門性(すごい)
     人間性(すてき)
     辺報性(ありがたい)
     一貫性(ぶれない)
     厳格性(厳しい)
    だそうで、自分には足りないものばっかりやなって思います。
    さらに、品格のある上司とは
    頭:主体的で自分の頭で考える
    目:物事を色眼鏡で見ない
    耳:マイナス情報にも耳を傾ける
    鼻:数値化できない事柄でも鋭い嗅覚で判断する
    口:コミュニケーションが報酬となる
    手:両手を広げ、他部署や部下とつながっている
    腹:腹をくくってリスクを恐れない
    足:頭でっかちにならず現場に足を運ぶ
    だそうで、正直、スーパーマン上司です。まるで島耕作です(笑)

    しかし、上司の品格の中で、他の本でも読んだのですが、重要なポイントがありましたので、忘れないようにメモ
    お金とポスト以外に報酬をいかに提供できるか
    上司が生む報酬は無尽蔵に作り出せる

    (3)仕事の品格
    納得感のある仕事
    使命感のある仕事
    効力間のある仕事
    普遍性のある仕事
    貢献感のある仕事
    季節感のある仕事
    となっています。
    これれは、そんままモチベーションにつながると思います。
    また、これらが、お金以外の報酬ー「意味報酬」につながるのだと思います。
    見える報酬と見えない報酬ということで、以前読んだ田坂広志さんの「仕事の報酬とは何か」を思い出します。

    (4)処遇の品格
    社会情勢にあわせた処遇のシステムに切り替える必要がある

    さらに、最後には、経営者の品格、社員の品格についても述べられています。

    こういった品格を保つため、または高めるために、私たち、一人ひとりが意識を高め、行動を変えることが重要とまとめています。

    いやぁそのとおりですね。

    今、自分ができること、変えられることを考えさせられる良書でした。

  • 一社会人として、組織の一員としてどうあるべきかが書かれた本。
    組織単位で活動する人にオススメ

  • 申し訳ないけれど、なんだか、どうでもいい、としか思えなかった。
    今、自分の意識が「会社」という組織/存在を重視していないからかも。

  • よりよい社会には、多くの人が多くの時間を過ごす「会社」の品格を高めることが決定的に大切と説きます。こういうと他人行儀ですが、あくまでも自分の立ち位置に応じて、意義を考えながら働こうという動的な感じです。身につまされるところあるなー

  • 人には品格があるように、人から構成される会社にも品格がある。
    より高い場所へ目指すなら、人だけでなく会社としての品格も上げねばならない。
    単純に利益を追求するだけでは品格は高められない。会社の品格とは、コンプライアンスを順守できる力や志であったり、多様な社会を受け入れる器のことであったりする。

  • 経営者、務め人、双方が読んで、利益を追求するだけの集団じゃダメですよーって確認する本。

    読みやすいので一時間くらいで読み終える。

    内容にもう少しボリュームがあるといい。

  • [ 内容 ]
    社員を大切にしない会社は必ず滅ぶ。
    この4ポイントで判断せよ!
    チェックが多いほど、あなたの会社に未来はない!
    ◆組織の品格
    □カリスマ社長に盲目的に追従している
    □自社のヒット商品の成功体験にとらわれている
    ◆上司の品格
    □数字時でしか、物事を判断できない
    □支持や方針が首尾一貫していない
    ◆仕事の品格:
    □自社の商品・製品を買いたいと思えない
    □社内で培ったスキルが、社外では通用しない
    ◆処遇の品格
    □いまだに給料が年功序列
    □金とポスト以外の報酬がない
    不祥事が多発する中、会社の「品格」が問われている。
    法令遵守や企業統治を掲げてルール整備する企業も多いが、会社とは、まず「社員」である。
    会社のことを一番よく知っている社員が、自らの目線で企業体質を見抜くべきなのだ。
    本書では、「組織」「上司」「仕事」「処遇」という、社員の4つの視点から、会社を評価する。

    [ 目次 ]
    第1章 今、会社の品格が厳しく問われている
    第2章 組織の品格
    第3章 上司の品格
    第4章 仕事の品格
    第5章 処遇の品格
    第6章 経営者の品格、社員の品格

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • どうしても品格ブームにのった感じが否めないと思った一冊だったが、
    最近の仕事感にはちょうどいい一冊にな感じ。

    作者がリンクアンドモチベーションの社長。
    自分で規模と年数の割には名がしれていると言っているが、
    自分もこの会社、就活中に何かあって、覚えている。
    あと銀座に看板があるのもあるが。

    内容はそこまで新鮮なものはないが、今の先進的な考えが網羅されている。

    「ヒト」の大事さ、組織の健全化、金銭以外の報酬・アウトプット、
    情報の透明性、処遇の公平性 などなど。多岐に渡ります。

    情報隠して、いかに社員を抑え付けるか、拘束するか、
    って考えをしてると伸びないし、不祥事も起きやすい体質になる。

    いかに辞めさせない会社にするかより、
    いかに辞めやすい会社にするかが、結局人材確保上は有利。
    ってのは、なかなかいい話だと思う。

    辞めさせないようにする≒他で通じなくする
    辞めやすい≒他でも通用する

    そりゃ後者の方がパフォーマンスはいい。

    個人的には年寄り嫌いになってるけど、
    逆に定年翌日から給料半額、とかは理不尽という点も指摘している。
    また給与の後払い制=長年勤めると、能力や結果に関係なく給与があがる。
    というのも改善すべき。歳を取ってパフォーマンスが落ちてるのに、
    給与が上がるわけだし、現在においては、危機感を持った人ほど、
    即時払いしている会社の方に流れていく。

    あとはやっぱり納得感のある仕事が出来ないと、品格に繋がらないって。
    自分の会社の商品を胸を張って売れるか。
    大手生保なんて、自分の会社の保険には入らないっていうからね。
    でも、自分も新卒でうちの会社に入るって知り合いがいたら止めるね・・・

  • 前々から少し気になっていた本

    元リクルート社員(現 リンクアンドモチベーション代表)の小笹さんが書いた本

    国家の品格と言う前にもっと個人が実行のしやすい会社の中から品格を高めていきましょうという趣旨の本

    会社とはそもそも矛盾をはらんだ存在である。だからこそ、会社を暴走させてはならず、品格がなくてはならない。
    会社は誰のもの議論(資本投資家である株主、時間投資家である社員)

    =========================
    以下、自分メモ

    �組織の品格(会社のメッセージを社員が共有しているか?会社は金銭報酬以外の共感などの価値観を提供できるだろうか?)
    上司の品格(コミュニケーションの結節点としての上司とは?  )

    �品格のある上司
    1.専門性(すごい)
    2.人間性(素敵)
    3.返報性(ありがたい)
    4.一貫性(ぶれない)
    5.厳格性(厳しい)

    �仕事の品格(自分の商品、サービスを買いたいと思うか。教会を建てるか、石を積むか。 改善、改良から変革、創造へのシフト 組織スキルからポータブルスキルへ 意味、意義を明確にして仕事をしているか)

    �処遇の品格
    (ホモからヘテロへの変化 目指すべきは辞めやすい会社 定年制の論理的矛盾 )

    �経営者、社員の品格

    =========================

    働く人、これから働く人にとって読んでおいて損はないと思います。
    読んで、『何だ同じように思っているよ』という人は問題ないと思いますが、この本を読んでびっくりしているようでは…

  • 古本屋で購入。
    就活始めるまえに企業に対するひとつの見方が得られたのは大きかった。

    ただひとつ苦言呈するとすればタイトルがブームに乗っかってる感があって品がなかったかな。

  • またも品格シリーズかい。。と思いきや、とっても読ませる本です。会社が社会の公器であると訥々と問うているこの本。逆に言えば、現状は株主至上主義、役員至上主義が横行しているってことなんでしょうねー

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