ユダヤ人とダイヤモンド (幻冬舎新書)

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著者 : 守誠
  • 幻冬舎 (2009年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981201

ユダヤ人とダイヤモンド (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • ユダヤ人を語るときに、彼らが受けてきた迫害や離散の歴史を切り離すことはできない。散り散りバラバラ、何処の土地で生きることになっても「ユダヤの教え」たる「知能の高さ」や「技術」で生き延びる・・・・これについては「ユダヤの教え」的な書物がたくさん出ているが、本書は、ダイヤモンドという軽くて(持ち運びやすいという意味で)、希少性の高い鉱物がユダヤ人を救い、時として支えてきたという視点から書かれたものである。しかし、どのような経緯でユダヤ人がダイヤモンド産業に携わるようになったのか…についてはもう少し深い考察があれば尚良かったかと。

    とはいえ、今後日本人・日本国土の身にも降りかかるかもしれない民族移動=離散の観点を絡めた論評はなかなかスリリングであった。

    陰謀説好きな私としては、ひょっとして筆者は何かを知っているのかもしれない…などと思いながら。

    どこかのCM風に言えば「金は有史以来資産価値が下がったことがない」というけれど…金と違ってダイヤモンドは原石のままではあまり価値がなく、カッティング加工を経て宝石の王者へと君臨しているとすると…
    いつしか何らかの事情で、その技術が伝承されなくなった時に、ダイヤモンドはどう評価されるのか、非常に興味があるところだが…

    今はとりあえず日本人が散り散りにならないことだけを祈ろう…。

  • ユダヤ教とキリスト教を軸にした、ユダヤ人とダイヤモンドのお話。

    ダイヤモンドとユダヤ人の関わりは深い。セシル・ローズ、オッペンハイマーと。

    宗教的背景が、多分に左右していたダイヤモンドビジネス。
    デビアス社のやり方も非常に分かりやすく記されている。

    ジュエリー業界に身を置く者として、読んで損はない。とても、分かりやすく今日にでも使える。

    ダイヤモンドの歴史について、ざっと分かりやすく窺える一冊。良書。

  • [ 内容 ]
    ロスチャイルド、オッペンハイマー、バーナト…ダイヤモンドの歴史を語る時つねに見え隠れするユダヤ人たち。
    「ヴェニスの商人」の高利貸しで有名な彼らは、疎まれたこの職業へどう追いやられ、そこからダイヤモンド・ビジネスに参入し覇者となったか。
    そして度重なる迫害の中で、小さな宝石が大きな財産として離散民族をいかに助けたか。
    戦略物資、工業資源でもあるダイヤモンドにまつわる古今の歴史を縦横に説いて、読者を知的興奮に導く稀有な輝きの一冊。

    [ 目次 ]
    第1章 シェイクスピアが歪めたユダヤ人像
    第2章 毒ガス・マスクとダイヤモンド
    第3章 中世、ダイヤモンドは三流の石だった
    第4章 ダイヤモンドのカットの歴史は捏造されていた
    第5章 ディアスポラを支えた一粒のダイヤモンド
    第6章 ユダヤ系金融資本ロスチャイルドの裏切り
    第7章 ダイヤモンド王オッペンハイマーの改宗
    第8章 ナチス・ドイツのダイヤモンド略奪大作戦
    第9章 ユダヤ人とインド人のダイヤモンド戦争
    第10章 ユダヤ人とデビアス社との微妙な関係

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    [ 参考となる書評 ]

  • 紛争ダイヤに対する言及がないのが少し期待はずれだった。
    ただ、ユダヤ人とダイヤモンドの歴史についてはそれなりに語られている。
    しかし、なんとなく深みがない…。
    もう少し、歴史背景を詳しく書いてほしかった。

  • ダイヤモンドは高価で軽くて小さいからユダヤディアスポラには適していた。オランダは寛容な精神に満ち溢れていた。しかもダイヤモンドにはギルドがなかったからユダヤ人には適していた。
    組合がアムスのダイヤモンド産業を駄目にしていった。ユダヤ人が経営者でキリスト教徒らが労働者だから。
    ナチスドイツはオランダ、ベルギーの全てのダイヤモンドを奪取して戦費にしたかったそうだ、なんという傲慢で無謀な連中なんだろうか。。

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