境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書)

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著者 : 岡田尊司
  • 幻冬舎 (2009年5月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981225

境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

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  • 境界性パーソナリティ障害について,読みやすい文章で,非常に分かりやすく説明されています.
    “障害”という名前こそ付いているけれども,実際には,「過去に受けたトラウマや幼少期の親子関係が原因で身についてしまった,本人を苦しめる考え方の癖」という感じなのだろう,ということが分かりました.

    本書では様々な具体例が取り上げられています.中には自分自身の経験と重なるようなものもありました.辛い気持ちになりつつも,今までの自分の苦しさに納得がいく思いがしました.
    本書では,本人に対する周囲の人の接し方についても,細かく触れられています.また,もしその人が比較的冷静な状態であれば,苦しい本人自信も試してみようと思えそうな方法も,記載されていました.

    良い本でした.

  • 寂しい状況に置かれていた 両価的な感情 アンビバレント 
    密度の濃い関係を求めるため、相手が新鮮味を失いやすい 間接的に自己を損なうセックスやアルコールへの耽溺もみられる メラニークライン これまでの満足とは関係ない「妄想・分裂ポジション」自己内省的な抑うつポジションをさけるため 的防衛 パラタクシス的(並列的な)影武者 ランボー 16歳  地獄の季 自傷行為のような生きざま オフィスHUB 2042年まで石油天然ガスの枯渇 イギリス 2000万時間 金額で2億6線千ポンド

  • その名だけ知っていた境界性パーソナリティー障害について、ある程度知ることができた。
    『境界性』の意味するところは健常と病気の境目との事だが、本書で紹介されている事例の幅が広すぎて何が境なのか混乱する。その意味でまだ正確にこの障害を理解できていない。ある例は妄想や幻聴を伴う明らかな病的状態であるし、別の例では思春期にありがちな少し精神が高ぶっただけの状態だと感じられるし、その振れ幅が大きすぎてよく解らない。ただほとんどの症例は明らかに鬱を発症していて、少なくとも鬱病よりは上位の概念であることを考えると治療が必要な範囲にあることは間違いなかろう。

    この本を読んでいて、かつての部下に同障害と思われる女性がいたことを思い出した。非常に聡明で外見にも恵まれた人なのだが、二分法的な思考パターンかつ攻撃的な性格で当時は手を焼いた。こういう知識があればもう少し上手く対処できていたのにと後悔する。

  • 460円【中古】

  • わたしは実は境界性パーソナリティー障害と診断されている。
    鬱病と共にそう診断されたとき、妙に納得した。
    わたしが生きづらいと感じていた理由がわかった気がした。
    中学生の頃には既に、いつか自分は精神科に行くことになると感じていた。きっといつか心が悲鳴をあげる。
    だから、なんだか肩の荷がおりたような、やっぱりかと気が抜けたような感じがした。

    診断されるより以前に境界性パーソナリティー障害のことは他の統合失調症や鬱病と共に簡単に調べた。
    それ以来きちんと調べたことがなかったが、ふと、そういえばちゃんとは知らないと思い本書を購入した。

    境界性パーソナリティー障害は、性格上の問題や傾向で発症するのではなく、親からの愛情不足や逆に過保護などの満ち足りていない環境にいると誰もが発症しうるものとあった。
    簡単に調べただけで記憶も曖昧だったため、今回読んで救われた気がした。
    ずっと生きづらいのは、自分が悪いと責めていたから。
    そういう思いから、妙に耐えることが多かった。今思い返すと、あそこまでされても怒らない、怒れない自分に、つい笑ってしまう程だ。

    カウンセリングに効果がなく悪化させることもある。
    これは、話しはじめることによって、心に納めてなんとかバランスを保っていた感情が爆発してしまうかららしい。
    確かにそれはある。
    わたしも感情が溢れ出して止まらなくなって、その後元通りに戻したり修復しようとして疲れた記憶がある。

    自分のことって、意外とわかっていないことも多い。
    寧ろ何がしかの病気や障害と診断されているほうが、気をつける点も把握出来るし、ある程度の対処の仕方を講じることもできる。
    現代を生きるひとで、精神的に完全に良好なひとはきっとひとりもいない。みんな気づかないか気づかない振りをしているだけだ。
    自分は精神的に健康だと思い込んでいるから、変に自分を責めたり、何でもひとのせいにしてしまう。
    病気までは行かないけれど、こういう思考の傾向がある、こういう行動を取りがちだといった自分を知るひとつの手立てとして、こういった本を参考にしてみるのも良いかもしれない。自分はそうでなければ、周りにいるひとへの対応の仕方の参考にもなる。

  • 2017.4.7 読了。

    長いこと読み進めて、改善パートで行き詰っていたのをどうにか読み終えた。
    当事者としては言葉の難しさに少し読みづらさを感じても、事例を読む限りは痛いほど理解が進む本である。

    ただ、改善については当事者向けではなく、周りで当事者を支援する立場に向けて書かれているのが少し物足りなさを生んでいると思う。
    前半の症例については当事者向け、改善策は支援側向けなので、使い分けが必要な本。

  • 障害、と名前をつけてしまうのはどうなのかとは思えど、思い当たる節があちこちに。

    聞くということ。

  • 非常に参考になった

  • 心理学のうちのパーソナル障害について
    ピックアップして解説

  • 10年以上前、この病気だと診断されました。数ヵ月後、「治りました」と言われて終わり。
    しかし、治ったとはどうしても思えず。生きにくい苦しさはずっと感じていました。
    本書は、非常にわかりやすい言葉で具体例も交えて書かれていた。回復について書かれていることは、私も辿ってきた道だなと思い、自分を重ね合わせ読みました。自分では、この病とは関係ないだろうと思ったことも、関係あったのかもしれないと思わさせられたし、色々な発見や気付きができた。
    今までの人生に無駄なことなんて一つもない。それは、この病も同じだなと、10年たって、今になってやっと実感することができている。
    この本は、図書館で借りたけれども、買ってもいいなと思うくらいの良書でありました。

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