日本を貶めた10人の売国政治家 (幻冬舎新書 こ 10-1)

制作 : 小林 よしのり 
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981300

感想・レビュー・書評

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  • なるほどこれは売れるだろうなぁ。売国政治家をバッサリやっているところが痛快。

    しかしなぁ。
    この本が「政権交代」の後に書かれていたらどうなっていたろうか?
    小沢一郎はランクインしているものの、特に大きな扱いとも思えない。鳩山由紀夫にはほとんど票が入っていない。(小物だからたいして悪影響もないと思われていたんだろう)
    「政権交代」の後に書いていたら、「10人の売国政治家」は違ったメンツになっていたのではないか。

  • 2009年に発刊されたものなので、今更感を感じつつ手に取りましたが、決して「古い情報」という感じはなく読み終えました。
    発刊されるときからこの本の存在を知っていたので、どうしてもっと早く読んでなかったんだろう・・・と思いつつ。

    売国政治家ランキングの上位入賞者は、さもありなんといった顔ぶればかりですが、第三部の「私が断罪する売国政治家」という章で識者がそれぞれ五名ずつ政治家の名をあげているのですが、そこには意外な名前も入っていて興味深く拝読しました。

  • 最近の小林まことはあんま好きやないなと思ってたのだが、面白かった。
    何が「売国」かと考えるか、実際、その政治家の元で何が起き、何を失い、今に至るのかを示す。
    ただ、この先どうなるのか、それで良いのか、いろんなことは判らない。
    気が重いなあ。

  • 数年前に話題になった本書、ブックオフで見かけたので購入して読んでみた。
    3時間ちょっとで読了したが、うん、たしかに売国奴と言われても当然の政治家が名を連ねてる。

    10人の中には、「えっ!?」と思う政治家も二人ほど入っていたが、概ね自分の考えと近い人選である。
    この10人も編者が恣意的に選んだものでなく、学者や知識人などにアンケートを行って、順位付けしたものである。アンケートの内容は、「日本を貶めたと思う政治家を1位から5位まで、5人選ぶ」というもので、1位=5点、2位=4点・・・というように点数化して、その結果をまとめたのが本書である。

    それぞれの政治家について、その功罪を文章で記しているのだが、さすがに、ここに出てくるだけの政治家、功と罪では罪の記述が圧倒的に多い。

    日々、新聞・雑誌・その他報道等に目を通して、普通に政治を理解してる人間には、まったく当たり前の記述だが、これまで政治に無関心だった人には、目から鱗になるのではないか?

    18歳選挙権で、次回の選挙で初めて投票に行く、というような人には、ぜひ読んで欲しい一冊だな。学校の授業で使うとか、先進的な取り組みをする勇気ある学校は無いものかな・・・。


    背表紙~

    本当は誰もが政治家に期待している。いまこそ国会議員には働いてもらわねばならない。だが彼らの多くは「国家の名誉と安全を守って欲しい」という国民の最低限の願いすら打ち砕く。それならば「売国奴」「国賊」という激烈な言葉で政治家を襲撃しようではないか。
    学者・言論人へのアンケート集計で、最悪の「売国政治家」10人を選び出し、彼らが誰に国を売ったか、どんな罪を犯したか、なぜ彼らを許してはならないかを徹底検証した凶器の書。


    うん、読むに値するとは思う。
    ただ・・・、
    この本の出版年は、2009年の7月。そう、東日本大震災の2年ほど前・・・。
    震災の後での出版なら、確実に10人に名を連ねていたであろう政治家が本書では入ってない。
    菅直人である。
    菅直人の持つ独特の胡散臭さを感じ、震災のはるか以前から大嫌いな政治家としてマークしてる自分としては減点ポイント。

    ☆4個

  • 売国という刺激的なフレーズに、一体どんな政治家が入るのか、気になって読んでみました。
    ランクインした政治家は引用に譲るとして、最近世間で話題になった従軍慰安婦問題も捏造だと朝日新聞が認め、改めて本書の信憑性が高まったように思いました。
    沢山の政治家が取り返しのつかない大きな判断ミスをし、その無責任さに憤りを超えて呆れを覚えます。
    だからこそ、もっと政治について語る場が必要で、国民全体が関わっていかないといけないように思います。
    例えば、特定秘密保護法案について、世間では非難の的になっている(ように思います)けれど、本書では肯定的に思われているように感じる箇所がありました。その、政治家と民意のギャップを埋めるような場があると、より質の高い選挙になるのではないでしょうか。
    国民は政治判断の材料が少なく、だからこそ選挙によって政治家に『審判』を下さないといけません。しかし、僕を含め、例えば『今の自民党はダメだ。だからと言って他の政党も決め手がないな…』と思っているのではないでしょうか。
    選挙とは別に、政権担当与党及び内閣について、審判する機関があると良いと思いました。例えば、『今回の自民党の解散までの政権担当能力は、評定平均値が5段階中2でした。政党交付金を30%削減・ないし返還させていただきます』みたいなもの。
    つまり、国民は『A(与党)がダメならB(野党)』という意思表示しかできない従来の選挙に加えて、『Aそのものについてもなんらかの評価を下し、評価が悪ければペナルティーを課す』装置も必要だと言いたいのです。
    まぁ、今パッと思い付いただけなので戯言だと聞き流して下さい(笑)

    売国政治家を列挙して断罪していますが、じゃあ誰が愛国政治家なのかと思っていたら、著者自身は平沼赳夫や城内実を挙げていました。僕の認識では名前くらいしか聞いたことないレベルに留まるのでよく分かりませんが、著者に評価される政治家がいるとは少し驚きでした。
    僕の評価はA-にします。

  • 憎むべきは支那韓国米国ではなく売国奴である。

    小泉と竹中は弱者を切り捨てた。日本を破壊した。

    以下引用

    どの国も「友好」も「戦略的互恵関係」も本気で考えていない。
    自国の利益だけ

    1:福祉的価値 2:自立的価値 三島由紀夫の国家ビジョン

    国を守るとは生命.財産ではなく、それ以上の国民の魂が受け継いできた国を守ること

  • すべてに共感はしないが、痛快な本。大蔵省−財務省につながる族議員が最強の族議員だそうだ。他省庁のように直接的な利権業界がない(銀行保険業界はあるけど)けど、予算を握っているのは何にもまして強いんだろう。マスコミが財務省バッシングなどしてこなかったのも裏を返せば放送業界の利権が関係あるんだろう。郵政民営化など、どう考えても田舎の特定郵便局がなくなって困るなどという次元に話題を落として批判を募るマスコミは異常。郵便貯金が日本の財政を支えてきたんだろう。正面切ってそんなことは言わなかったが郵政民営化を断行しようとした小泉さんの意図の一端に気付かされた。
    長谷川三千子さんはおもしろそう。

  • 東京駅の本屋で衝動買い。
    題名よりも全然まともというかまあ格式高い。

    保守とは何かをアイデンティティから考えよう
    と思わせる何か的な本ですね。

    時間はまってくれないね。

  • 分かりやすい右翼思想。
    売春婦の例えにしっくり。
    満足度7+

  • [ 内容 ]
    本当は誰もが政治家に期待している。
    いまこそ国会議員には働いてもらわねばならない。
    だが彼らの多くは「国家の名誉と安全を守ってほしい」という国民の最低限の願いすら打ち破く。
    それならば「売国奴」「国賊」という激烈な言葉で政治家を襲撃しようではないか―。
    学者・言論人へのアンケート集計で、最悪の「売国政治家」10人を選び出し、彼らが誰に国を売ったか、どんな罪を犯したか、なぜ彼らを許してはならないかを徹底検証した凶器の書。

    [ 目次 ]
    序論 売国政治家とは何か?
    第1部 座談会 売国政治家と呼ばれる恥を知れ
    第2部 10人の売国政治家を検証する!(河野洋平―単なる談話で日本を「性犯罪国家」に貶めた;村山富市―万死に値する「国民見殺し」「自国冒涜」の罪;小泉純一郎―「改革」で日本の富と生命を米国に差し出した;小沢一郎―「ねじれ現象」を生んだ無節操な国賊;中曽根康弘―靖国問題をこじらせた元凶;野中広務―自虐外交の嚆矢となった「不戦決議」;竹中平蔵―日本国を構造破壊し共和制に導く経済マフィア;福田康夫―無為、無内容、無感情;森喜朗―保守を絶滅に追い込んだ背後霊;加藤紘一―戦後レジームの滑稽なゾンビ)
    第3部 私が断罪する売国政治家―アンケート公開

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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