しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

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著者 : 香山リカ
  • 幻冬舎 (2009年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981324

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

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  • しがみつかない、という考え方や観点を持つのは大切なのだ、という話。

    一生懸命になりすぎたり、
    上を目指しすぎたり、
    何かにしがみついた生き方をしていると折れやすい、のだそう。

    精神科医をされている香山さんだからこそ、見えている様々な人の状況を加味して書かれているので、どんな人が読んでも許容してもらえるような気持ちになれるかも。

    私としてはもっと向上心をがっつり持ちたいんだーーー!
    なーんて思ってしまったけれど、疲れたときや立ち止まりたい気持ちのときにはオススメです。

  • 香山さんの主張は、理論的構築はいつも雑(というのか想定しいるのか謎)ですが、病院での診察やメディアで流布されている言説などから経験的に導きだす意見は、現代の問題の本質をさっとひと突きしているような鋭さをときどき垣間見せるという印象がある。
    この本では、恋愛にのめりこむことで他の生活や仕事や趣味は充実しているはずなのに自分は不幸だと陥ってしまう現代女性の悩みの増加、日本人は水に流す性格といわれるが幸せは思い出せないのに辛いことばかり記憶しているという傾向、パンのために働いてはいるだけではダメのか、生きている意味など分かるのかなど、すごく現代の人が囚われていることに対してもっと自由になって「こただわずに」「しがみつかずに」生きようというメッセージを発信している。この本を読んでみて、自分がこれらのものに気が付かない間に至上の価値観をおいてがんじがらめになっていたなと気が付かされた。

  • 欲がある
    こだわりがある
    普通とは何なのか
    比べることが
    それらをなくすことで幸せになれる

    自分とは?がわかることが 大切なのではないか
    情報が多すぎるのかもしれない

  • 勝間和代さんの「やればできる」・・・その帯には「香山リカさんの『しがみつかない生き方』を読み、正直、迷ってしまっているあなたに読んでほしい、という気持ちでこの本を書きました。私が伝えたいことは、ここにあります。」と記述してあります。『しがみつかない生き方』には、勝間和代さんが本まで書かなければならなかった何かがあったのでしょうか?その辺について探ってみたいと思います。

    「やればできる」は、2009年の大晦日・・・紅白歌合戦の審査員にまで引っ張り出された*勝間和代さんの最近作です(最新作かどうかは未確認のため)。

    私は、勝間さんの本を買いあさり、’09/2/25に「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」を購入し読んだ時点で、一段落ついたと思っておりました。しかし、紀伊国屋さんで、この「やればできる」を見つけて拾い読みした時点で、勝間さんが次のステージに移ったと感じたのです。それまでは、自分を高めるノウハウを書いて来た勝間さんが、この本では「自分を高め、その能力を活かして身近な人に貢献し、そうすることで周囲から助けてもらう」というようなことを書いています。

    苦言が自分を成長させてくれることも少なくありません。勝間さんをそうさせたのが香山さんの『しがみつかない生き方』だとしたら、勝間さんは、香山さんに感謝しなければなりませんね。
    いままで頑張って来たのに、今一つ結果が出ないと悩んでいるあなた。この本を読んでエネルギーを使う方向を見つけて欲しいと思います。

    一方、香山リカさんの『しがみつかない生き方』とはどのようなものなのでしょう。
    ハッキリ言って、この本を読んだからと言って、迷ってしまう人はいないと思います。むしろ迷ってしまったのは、勝間さんご自身ではないでしょうか?「結局、女はキレイが勝ち」というタイトルの本をリリースするなど、少々暴走気味の勝間さんに、自分の活動を客観的にレビューさせるきっかけになった本だと思います。

    これから成功しようとしている人・・・つまり、現状よりも成功しようとする人にとっては、勝間さんの著書たちは、とても有益だと思います。しかし、過去や現状を維持することすら危うい状況に置かれている人にとっては、香山リカさんのこの本のが救いとなるのだと思われます。

    つまり、お二人の読者層は、明確に違うわけです(マーケティング用語的に言うと、ターゲットが違うわけです)。だから、お二人が互いをけん制する必要は無く、むしろ(著者も読者も)本を売りたい編集者の思惑に嵌ってしまった感じがします(苦笑)。勝間さんの本を読むような読者は、香山さんのような精神科医の診察を(少なくても読んでいる時点では)受けなければならないような境遇にある人ではないと思われるからです。

    いずれにしても、香山さんが危惧されているように、日本もアメリカのように一部の人たちが富を握り、残りの人たちがそれを支えるような構造になりつつあると思われます。それが支える側の人たちだけでなく、富を握る人たちにとっても、不幸な現象でなければ良いと思います。

    勝間さんと香山さんのお二人は、社会への接し方が違うので、社会の見え方が違うのだと思います。勝間さんは、マッキンゼーや、JPモルガンなどの超一流企業でエリート相手に仕事をしてきた方で、今でもそうなのだと思います。一方、香山さんは精神科の医師として豊富な臨床経験から社会に上手く適応できない患者さんに接している方です。

    社会の見え方が違えば、解釈も違う、誰かを支援したいと思っても、ターゲット像が違うのだと思います。お互いは牽制する必要すらなく、むしろお互いの情報を持ち寄って、お互いが社会にどのように貢献できるかを話し合えば、きっと良いパートナーになれるのではないか?と思います。

  • ■頑張るのに疲れたら読む本
    1960年生まれの精神科医の女性が書いた本です。成功しているキャリアウーマンが書いた本を読んで、「私もがんばらなくちゃ」と思ったたくさんの人が頑張らなきゃ・・・で疲れてしまっている。という主張。100点とれなくても、60点ぐらいの今も人生も結構幸せじゃない?ってな具合な論調です。冷静で落ち着いた印象の著者はあきらめではなく、今の人生も納得しているさまはいいなーと思いました。

  • 昔読んだことがありますが、読み返してみました。
    とくに10のルールのうちの最後の「勝間和代を目指さない」ばかりが取り上げられて有名ですが、それ以外の章も読む価値ありです。
    女性目線の視点なので、男性より女性のほうが共感しやすいかも。

  • 昨年(2009年)末に、テレビで勝間女史と討論していたを覚えていますが、 そのお相手であった香山女史によって書かれた本です。

    勝山女史の主張と言えば、希望や目標をしっかり持って、常に上を目指して自立した女性を目指していこう!私は強制はしないし、自分のやってきた方法を公開します、という素晴らしく、マスコミ受けして、本を書くにも困らない題材のように思いますが、香山女史のこの本はそれに比べて、インパクトが少ないです。

    しかし大半の人が挫折しているのが現実であることを鑑みて、その人達に温かいメッセージを贈って、「ふつうの幸せ」を手にいれるためのルールを解説しています。

    私もあと15年は働かなければならない環境にありますが、香山さんの書かれたこの本はプレッシャーの常にかかっている社会人にとっても、それが男であっても温かいメッセージとして受け取ることができました。

    以下は気になったポイントです。

    ・ふつうの幸せは手に入っていて、それ以上は特に望んでいるわけでもないのに、「これがいつまで続くか」「これで満足して良いか」を自問しているうちに、何が幸せなのかわからなくなってしまうという人がいる(p16)

    ・たとえ恋愛がうまくいかなくても、「ほかのすべて意味がない」「私は無価値な人」と考えてしまう思考スタイルから自分を解放する必要がある(p41)

    ・90年代半ば辺りから、学生の就職活動のあり方が変わった、書類選考でも面接でも自己主張、自己PRが必要になった(p56)

    ・面接官が本当に聞きたいアピールポイントは、「自分がこの社会の中のどのポジションにいるのか、それをわかりやすく記述する」こと(p57)

    ・自分を誇大広告的にまわりに見せるような仕組みを取り入れたところ、みんなが疲弊して部局の協調性がなくなった、結果として企業全体としてもマイナスの効果しか得られなかった(p65)

    ・この10年間におきた人間の狭量化を加速させた出来事は、01年9月の同時多発テロと、01年4月の小泉首相の始まり(p79)

    ・好き、嫌いといった感情なら瞬間的に決めるできるかもしれないが、それも時間の経過の中で変わることあり、ましてや「良い、悪い」という善悪、勝ち負けは、判断するのに時間がかかったり、評価が後になって逆になることもある(p82)

    ・たとえ入院して病院のベッドですごすことになっても、死後の世界をおおいに想像してワクワクした気持ちでいれば、「死ぬまで元気で楽しく」になれる(p97)

    ・人間は頭の中にタイムマシーンのようなものを持っていて、過去・現在・未来を自由に移動することができる、このとき感じる内的、主観的時間を「タイムライン」と呼ぶ(p104)

    ・仕事と適度な距離を持つ(本当に好きなものを仕事にしない)と、燃え尽きずに長く続けることもできる(p129)

    ・本格的に貧困に陥った人には社会プログラムにより救済の手が差しのべられるが、救済が必要な人(失敗しかけている、競争に参加できない、脱落した人等)に対しては、どうすべきかを考える必要がある(p190)

  • 2011.8.1  目次→恋愛にすべてを捧げない。自慢・自己PRをしない。すぐに白黒つけない。老病死で落ち込まない。すぐに水に流さない。仕事に夢をもとめない。子どもにしがみつかない。お金にしがみつかない。生まれた意味を問わない。勝間和代を目指さない   なんでもほどほど、普通でいい、普通がいいと思えた。

  • あの香山氏に「治療は難航をきわめた」と言わせた一群。
    それは挫折した音大生達だった。
    その2ページを図書館で立ち読みし、全編読みたくなった。

    想像するに、大多数の市民は「そこそこの幸せ」を自覚しポジティブに生きている。
    診察室には様々な悩みを抱えた方々が訪れると思うが、今までの考えを方向転換させることは、方向転換を強いらず共感し励ますやり方より難しいと思う。
    全体の構成は浅く散らかった印象だが、読みやすく、どこか聖書を読んでいるような気分になった。

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しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)の作品紹介

平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと、今、人々はやっと気がついた。雇用、医療、介護など社会のセーフティネットは重要だけれど、自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。「ふつうの幸せ」を手に入れるには、「私が私が」という自慢競争をやめること。お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。そして他人の弱さを受け入れること-脱ひとり勝ち時代の生き方のルールを精神科医が提案。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)はこんな本です

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