しがみつかない生き方: 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書 か 1-3)
- 幻冬舎 (2009年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344981324
感想・レビュー・書評
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現代人に蔓延する画一的な価値観や誤った認識を否定し、こだわりを持たない自分らしい生き方を提案している。
我々の共通認識自体に誤りがあり、それらにしがみつくのを止めることで真に自由に生きる
という点は分かるけど、その方法として消極的な案しか提案していないのが気に入らない。
もっと積極的に自分なりの価値観を磨く方が大事ではないか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
意外にサラッと読めてしまった。もう少し重めの人生論が出てくるのかと思ってたから(笑)
共感の持てる話題・文章は良かったのだが、読了後何か物足りなさを感じたのも確か。 -
・現代の典型的な勝ち組の生き方に対してのアンチテーゼで、
そういうのから降りても、案外大丈夫なものですよという話
・いわゆる、"今のあなたでいいですよ"本とはちょっと違う雰囲気で、
そんなにしっとりしていないところがよい
・義父から拝借 -
カツマーVSカヤマーと騒がれる前に、本屋でなんとなく手に取った一冊。
読みやすい文章でサラッと読了。
個人的な意見としては、どっちかに分類される人なんていなくて、
今、人生の好調不調のどちらの波が来てるかによるんだと思う。
『こういう考え方もあるんだな』と、
頭と心の引き出しを増やすことができて良かったです。 -
カツマvsカヤマ論争に興味を持ち、読む。第一印象、香山氏は優しい。優しいお医者さんだ。視線が日本の低~中レベルに向けられているからか。おそらく、氏の環境(患者さん)がそのレベルだからだろう。勝間氏の視線は日本の低層(ワタシも含む?)を飛び越して、海外の貧困民に行っている。勝間氏は日本の低層を「努力放棄」と切り捨てているのかもしれないな。だから香山氏の論調に優しさを感じてしまったのだろう。ただ本書は、推論、個人的意見の域を脱していない部分も多く、ツッコミを入れたくなる箇所多数。発売日が決まっていて、急いで書いた、売れる本?という印象はぬぐえず。低迷出版業界に担がされたか。
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今回、この本は予約して読んだのだけど
何が私をそこまでさせたかというと
”新聞の広告”の文句
その言葉は
”勝間和代にならなくてもいい”
(笑)
確かに彼女はすごい、すごすぎる。
偶然本屋で手に取ってから、
華麗な経歴を持っていて
母であり、父でもある。
スーパーウーマンだ。
しかも断る力も持っている。笑
断る力、の本については別の機会に。
完ぺきを目指すな、ってことを
暗に言いたいのだろうけど
その表現の仕方が、
私、この人の本好き!!と目についた。
それを実行に移したわけです。うんうん。
諭すわけでもなく、
こうあったら楽でいられるのでは?
という柔らかな提案で接してくれてる。
精神科の先生だけど、肩苦しさがない。
でもちゃんと分かりやすく
気持ちの道筋をつけてくれてる。
さらさらさらとお茶漬け感覚。
でもちょっと心のお洗濯。
と、いう本でした。 -
その時代によって、どんなふうにして生きていくかの心持ちは、時代のニーズで違うのではないか。
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ベストセラーになっているがそれほどの内容ではない。ただし「勝間和代にならない」とか笑える箇所、自分を追いつめない生き方の方法などいくつか参考になった。
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しがみついているつもりはなくても、そうなんだなと自分で自覚するだけでも、心が軽くなる感じがした。
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精神科医の立場から、「普通の幸せを手に入れる方法」を提案している。
私自身はこれまでの経験から、「努力は必ず報われる」と思う派だけど、それに苦しめられた部分もある。(結果が出なかった時に、自分の努力が足りなかったと落ち込んでしまう)
タイミングや環境でそもそもそうできない状況の人がいるのに、それを忘れてしまっていて、この本を読んでハッとさせられた。
(第10章 勝間和代を目指さない)
この本を読んで、凝り固まった価値観が少し解されて気持ちが楽になった。