- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344981485
作品紹介・あらすじ
日本人がどんなに節約しても、世界各国の大量消費は止まらず、石油は枯渇する。石油頼みのあらゆる分野-工業、農業、漁業、医薬品は大打撃を受けること必至。だが今、将来に備えてやるべきは省エネではない。代替資源を探し、技術革新をすることだ。では何が次世代エネルギーになるのか?太陽電池や風力か?安全性が疑問視される原子力か?政治と利権、各国のエゴで操作された嘘の情報を看破し、資源なき日本の行く末を模索する。
感想・レビュー・書評
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「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の武田氏の新刊です。
この人の基本的な主張を一言で表すと、
「環境問題なんて、ない(わからない)」
もしくは
「問題かどうかわからないから、騒いで人々を心配させて、それで儲けている人がいる」
でしょうか。
「温暖化で氷が溶けて海面が上昇して島が沈むとか言うけど、地上にそんなに大量の氷はないですよ」
というような、非常にわかりやすい主張をされていて、僕は好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読んで分かったことは、世の中は嘘と隠蔽ばかりであり、残念なことに、自分たちが善行と思ってやっていることは必ずしも善ではないということだ。もちろんこの本にも嘘と隠蔽があるのかもしれない。正しく知ろうとする態度、正しく判断しようとする努力の必要性を改めて考えさせられる一冊。
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人間は「いいこと」を無条件に信じ込んでしまう傾向にある。それが本当に正しいのか検証するよりも、自分が「いいこと」をしているという満足感が先に立ってしまうと、自分にとって都合の悪い真実から目を背けてしまうかもしれない。それが「エコロジー」の現状なのかもしれない。の\それはわかる。だが本当に著者がいうように原子力発電が唯一の解決策なのか。本当に安全性は確保できるのか。本書の結論は、地球がCO2排出のせいで温暖化しているというデータは疑わしい。あと100年ほど、石油はなんとか持つ。その間に何か画期的な発明が必ずなされるから心配いらない。原子力発電と風力、太陽光発電などのどれかとの併用で充分。ということか。でも結局は地球が提供できるエネルギーの総和以上に人間が増えすぎた事が問題なのだろう。増えすぎた個体は減るか最悪絶滅してきた訳で、それが自然だとも言える。なんだか虚しい読後感だった。
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私たちは毎日、無駄な分別をしている。
こんなアホな時間を他に当てられたら、日本国民はどんなに生産性が良くなるだろうか。 -
何をおいても科学。科学に基づいた客観的な思考が必要。
一般人はマスコミから情報を得るしかない場合があるが、マスコミが勉強不足すぎる。
読了50分 -
『石油代替、省エネ政策のウソ』
・原子力発電所の事故は無知な政治家、指導者の「人災」
・節約=「現状を維持して徐々に悪くなる」こと
・グローバル化とは
メディアからの情報だけでは事実はわからない。表と裏を見るには反対の意見にも聞く耳を持つこと。
そうすれば客観的に冷静に真実を見ることができる。
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エコ、省エネ等が騒がれているが、何が真実なのか?武田氏も極端な表現とも思えるが、ある側面では正しいのかも知れない。
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エネルギーについてこれだけ正しいことをキチンと言ってくれている人は珍しい。原発のことも原爆のことも、そして資源のことや温暖化のこと、本当のことは一体何だろうか?
世界は利権で動き、巨大すぎる利権はほとんどタブーになっているのだ。それはあまりにも多くの人がそれによって生活しているからなのかもしれないが、それだけではないと思う。