60歳までに1億円つくる術: 25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書 な 8-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981492

作品紹介・あらすじ

誰もが不安な老後のお金。不安を解消するのに一番大切なのは、やみくもに貯金することではなく、まず自分が何歳までにいくら必要かを知ること。目標を設定して、「収入を増やす」「支出を減らす」「長期分散投資」の3つのアプローチから「やるべきこと」を決めれば、あとはそれを淡々と実行するだけ。そうすれば、今やりたいことを犠牲にしなくても、「60歳で金融資産1億円」が自ずと可能になる。20代、30代にこそ始めてほしい、教養としての資産づくり入門。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルは少し過激ですが、投資初心者にはオススメの本です!文章がとても読みやすく、短時間で基本を押さえることができます。

    第3章「支出を減らす」には、私が疑問に思っていた住宅(※)に関する考え方が書いてあり、関心しながら読ませていただきました。
     ※ 持ち家 or 賃貸、固定金利 or 変動金利の考え方

    ■気に入った/参考になったフレーズ
    ・「死ぬときが一番お金持ち」ではつまらない
    ・持ち家 or 賃貸かという損得の判断は、住宅の将来価格次第
    ・固定金利 or 変動金利かという損得の判断は、将来の金利次第
     →リスクのないオイシイ話はない。自分の性格を把握して判断することも大事。
    ・投資の鉄則「長期」「分散」「低コスト」「インデックス」「積み立て」
    ・投資とは、勝つことよりも負けないことを目指すマラソン(ゲーム)
     →チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』参照
    ・お金の悩みは自分の努力で解決できる問題
     →悩みを細切れにして、具体的に一つずつ消し込んでいけば良い。直視せずに曖昧なままにすれば、ずっと不安なまま。

  • 投資教育を受けたことがない人間にとって、長期分散・手数料休めの低コストな考え方は、驚きかもしれません。ある程度、学んだ方からすれば、目新しさのらない一冊と感じるでしょう。投資の基本に帰ることは出来ました。ただし、ネット証券の投資信託で、インデックス商品を勧められていただけのような気もします。

  • 「お金の管理」についての基礎が学べる本。長期分散投資で無理なく、長いスパンで資産を増やしていくという考え方にはとても共感できる。資産を増やすには、収入を増やし、支出を減らし、投資を行うという3つを行う必要があり、それぞれに対してビジネススキル、ライフスキル、インベストメントスキルという名称を付けている。この分類により、自分がどの分野でお金を管理したいのかを考える習慣が付く。

  • 内藤さんの本だけに、多少投資に重点がおかれてますが、それでも凄くバランスがとれてて、とてもいい本だと思います。
    人に自信を持ってお勧めできる本ですね。

    今を自由に、かあ。いつまでにいくら、かあ。
    投資は何年もやってるけど、ちゃんと考えてないことがたくさんだ。

    いやー、いい本だなあ。後輩に勧めてみよう。

  • 時すでに遅しw(副題読んでなかったorz)
    2009年出版なので、そこから日本の状態が更にあかんくなってる…
     根本的なお金の流れに関する内容は、変わらないとは思うけど‥

  • 随分前に読んだ本を再読。
    当時も今も基本的に考え方は同じと思えた。長期、分散、低コスト、このあたりは無理なく続けるのには大切な要素と再認識。
    生きていくうえで、具体的にいつ、何に、どのくらいお金が掛かるのか、きちんと試算しなければ、漫然と不安な気持ちからお金を貯めようとしてしまう。どれだけあれば安心できるのか、使ったとしても次はいつ増えるのか(稼げるのか)を明確にすることが、今も将来も楽しく過ごせる方法。必要なければ増やす必要もないし、不安な気持ちから溜め込む必要もない。お金は使わなければ意味がないということを肝に銘じる。

  • 随分前に買った本の再読。発売されてから、13年くらい経つけれど、覚えておくべきことは変わらないように思えた。なんのためにお金が必要か考えて、合理的にお金を使い、稼いで投資しようが大まかな主張だと思う。『私は横並びの教育にはあまりお金をかけなくて良いという考えです。』

  • 当時参考になった

  • ・投資手帳で年4回確認という仕組みづくり
    ・保険は必要?
    ・投資原則:長期、分散、低コスト、インデックス、積み立て(ドルコスト平均法)
    ・負けないこと

  • リーマンショック直後の本。リーマンショックで人々の投資意欲が減退している中、インデックス投資を続けることの重要性を説いており、この本の通りに投資をしていれば、非常に良好な投資利益を得られたはず。主張も突飛なものでなく王道をいくものであり、普通に良い本だと思う。

    ・最も確実にリターンを上げる方法→手数料を引き下げる
    ・時給アップのために→何をするかより、何をやらないかを決める
    ・まずは人生の三大出費「住宅、教育、保険」を見直す
    ・投資とは、新しい価値が生まれるもの。投機は、新しい価値が生まれないもの。
    ・投資の鉄則キーワード:①長期、②分散、③低コスト、④インデックス、⑤積立
    ・どこまで下がっても大丈夫か、を考えておく→過去のデータを見て、一番下ったときはいくらまで下がったかを調べるのが基本
    ・バフェット「自分は銘柄を選んで投資してきたけれど、もし個人投資家が自分で投資をしたいと思うのなら、世界経済全体に投資するようなインデックス運用をしたほうが良い」
    ・投資とはマラソンのようなもの。それも勝つことよりも負けないことを目指すマラソン。
    ・チャールズ・エリス『敗者のゲーム』:投資とは敗者のゲーム→資産運用:過剰なリスクをとらないで運用していけば、自分の資産はきちんと守れる。つまり長期分散投資は敗者のゲーム。→途中でやめない仕組みを作る→年に4回程度のチェックで十分。
    ・投資が長続きしない理由=損をすること。損を認めたくないのは人間共通の心理。
    ・本当に必要な知識はシンプルで少しだけ:絶対に儲かるうまい話はない。コストを下げるのが着実にリターンを上げる方法。未来を予想しても当たらない。知識がないのに株式投資をやっても勝てない。有名な会社の株は、すでに値段が上がってしまっていることが多い。新聞などに載る企業のプラス情報は既に株価に織り込まれている。
    ・いつまでにいくら必要なのかという数値化が必要。

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著者プロフィール

株式会社 資産デザイン研究所 代表取締役社長一般社団法人 海外資産運用教育協会 理事長1964年生まれ。東京大学経済学部卒、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント(MBA)卒。金融機関を経て、1999年にマネックス証券株式会社の創業に参加。株式会社マネックス・ユニバーシティなど、グループ会社の代表取締役などを歴任後、2013年1月より現職。早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学などで講師を務め、雑誌、ネットでの連載コラムを担当。「内藤忍の資産設計塾」シリーズなど著作は40冊を超える。毎週金曜日配信の「資産デザイン研究所メール」は、配信数4万9000通を超える人気。 内藤忍の公式ブログ「SHINOBY'S WORLD」も毎日更新中。

「2022年 『あなたの人生に最適なお金の増やし方が見つかる 投資図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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