- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344981683
作品紹介・あらすじ
法律なんて堅苦しいし窮屈だし自分には関係ない…と思っていないだろうか?しかし、もし法律がなかったら、殺人も泥棒もやり放題、借金だって踏み倒しまくりで、世の中はメチャクチャになってしまう。君が今、自由で安全な毎日を送れるのは、365日24時間体制で法律に守られているからなんだ。では法律さえあれば社会は安定し、正義は実現するのか?君の自由と他人の自由が衝突したら、法律はどう調整するのか?憲法・法律・裁判の歴史と仕組みを、身近な話題を交えてやさしく講義する。
感想・レビュー・書評
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この手の新書というと、最近は「キヨミズ准教授~」が話題だが、3年前に出版されたこれもかなり良いと思う。
憲法学者の書いた「キヨミズ准教授~」が、割と実定法を広範に取り扱うものだとすると、弁護士の書いた本書は割と理念的、思想史的な話が多く、まずその点に驚く。
3,4章あたりで少し気になるところもあったが、基本的には終始良い入門書であったように思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
法律の基本のキ。そこまで意外な内容はなかったけど、これくらい噛み砕いて書かれていると、なるほどタイトルどおり、中学生くらいでもスラスラ読めそうだし、読んでおくべきって感じもする。なかなか良かったす。
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わかりやすく丁寧
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本書は、弁護士であり、司法試験等を通じた勉強法の著者がある荘司雅彦氏の子供向けの法律入門書です。
内容としては、法律の必要性や正義の相対性の話や法律の読み方など、なかなか興味深い話を子供向けにわかりやすく噛み砕いて説明していて、憲法や法律に関する理解を深めることができた。
ちなみになぜ法学「部」なのかはよくわからない。法学入門ならわかるのですが。 -
法律とは?善悪とは?正義とは?なぜ人は戦争をするのか?
等々、基本的ながら、いざ答えようと思っても難しい疑問について解説。
・「又は」と「若しくは」の違いは知らなかった。
・六法全書の六法とは憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法というのも恥ずかしながら知らなかった。 -
小中高の学習指導要領に「法律科目」が入るようになった。そのために最低限度の法律知識を提供するという。裁判員制度もあるので、大人のためにもなるな。「権利の上に眠る者は保護せず」。権利を侵害されたものは能動的に行動して権利を主張しないといけないのだな。判例の読み方:or: 又は(大分類)、若しくは(小分類)。and: 及び(小分類)、並びに(大分類)。法的三段論法:この事案はAという条文の問題だろうか?(問題提起)。一般的にAという条文は、〇〇〇のように解釈するべきだ(規範定立)。この事案は〇〇〇と解釈することができる。よって、この事案にはAという条文が適用される(当てはめ)。
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まじで2018年に読んだ本の、ベスト3に入るくらい良い本。「法律ってなに?」「なんのためにあるの?」「どうやって法律読むの?」という法学の基本を体系的に学べるだけでなく、法律の源となる「政治哲学」や、法律と密接に関係のある「経済学」などとの関連も、とてもわかりやすく示していて、ほんとに入門者にはうってつけ!
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わかりやすい。13歳だけでなく、大人にも面白いし、役立ちそう
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「自由と民主主義の微妙な関係」だけでも 読むに値する。 『これはぼくの個人的な意見だ・・・これが正解だとは思っていないし、迷うことはたくさんある。 だから君にも、君自身の頭でいろいろと考えてほしい・・・』 これって大事ですよねぇ~ 13歳とタイトル付けされているけど 大人でも十分勉強になります。 手元においても良い1冊。 ☆3つ
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ちょっと最新の情報じゃないから、それを気を付けながら読むべきだと思った。
法律初学者はこれ読むと憲法、法律の全体像が見えやすい。
13歳が読むにはちょっと難しいのではと思うことも。
一応既に学習していたので復習や再確認としてはかなり良いものになった。