1円家電のカラクリ0円iPhoneの正体: デフレ社会究極のサバイバル学 (幻冬舎新書 さ 5-3)
- 幻冬舎 (2010年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344981935
感想・レビュー・書評
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消費は労働になってしまったと作者は言う。
そのために逆転経済が起こるのだと。
時代を乗り切るためには消費をエンタテイメントにする必要があると感じた
不思議な表現だがお金を払っても欲しい物を、買う事自体が楽しめるようなモノを創造する必要性がある。
何はさておき、大手家電量販店にメーカーが払う、販売支援金のようなモノに驚きを隠せなかった。
後、作者はもうちょっと倹約したほうがいいと思う。
無駄遣いが多そう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生産者が消費者にお金を支払って商品を販売する逆転経済。そのツケは労働者の自分に還ってくる。なるぼど、モノが売れない時代を象徴した現象だと思う。
唯一の答えがない現代において、自分はどうするべきか考えるきっかけになる良書だと思う。 -
何かと思ったら、経済学の本だった。売る方がお金を払う、消費と言う労働を強いられていると言うのは、なるほどと思った。その筋では普通の説明なのかもしれないけども。
結局、最後に負担をするのは労働者=消費者 -
タイトルに惹かれて手に取った。
デフレは本当に悩ましいもので実質的には豊かになっている、のか?
ともあれ、それは感じられない。
そんな中で経済の循環が逆転しているという、なかなか読ませるもの。
しかしながら、中盤から一気に形勢が変わる。
タイトルから連想もできない、誰も期待していないオナニーへと変貌し困ったことに。
書いてることがどうとか言う以前に、タイトル間違ったね。
そんな感じ。
最後はまあ、それなりに纏まってる。
途中をやぶって読むとそこそこいいかな。 -
私に新しい視点を提供してくれた。第4章だけが刺激的
・お金を払って売り、お金をもらって買うのが逆転経済
・お金を払ってでも働きたいが商品になる…音楽の素人ライブとか
・同じ0円なら気持ちのイイ小売りから買う。店員、店舗の対応を買っている
・欧米では勤勉に働くことの意義は宗教的背景にある
視点としては参考になったが、赤字は素晴らしい、希望を感じるという著者の考え方には全く同意出来ない。マクロ経済的に破綻すると思う。わざと刺激的に言っているとしか思えない。
・フリー商品は、入り口だけであり、その先で元をとるビジネスモデルは既知。 -
何気ない消費行動。ものを売る考え方、どうやら時代の流れとともに変わってしまってるようだ。
著者の『ほしいものがないのに、何かを消費させられている時代。
企業は消費者に何とか財布を開かせようとし、いったん財布を開いたらどこまでも開かせようとしています。
もはや、お店に行って何かを「買わされること」は消費者にとってひとつの労働となりました。』という買うことが消費者の労働がという指摘はとても新鮮で衝撃的な的をいた指摘と思う。 -
2011年4月
川口市立図書館で借りて読みました。 -
シンプルに書かれているので、わかりやすく、読みやすい。販売やお金の仕組みを知る本としていいのでは。
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iPhoneという題名につられて読み始めたが、iPhoneに触れているのはごく僅かで、無料や格安サービスの利益の上げ方についての解説が殆どだった。自分が無料サービス等の提供をはじめるにあたって読んでおいていい本。