乗るのが怖い―私のパニック障害克服法 (幻冬舎新書)

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著者 : 長嶋一茂
  • 幻冬舎 (2010年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981966

乗るのが怖い―私のパニック障害克服法 (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

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  • 長嶋氏は、医師や薬に頼らないで、パニック障害を克服する方法を自己流に編み出しています。

    自分自身が本気にならなければ完治しない。
    何事にも通じることですね。

  • この本は、長嶋一茂氏がパニック障害を克服するのに実践してきた方法が本人のリアルな体験に基づいて紹介されています。
    この本の筆者である長嶋一茂氏と言えば、立教大学卒業後、ヤクルトスワローズにドラフト一位で入団し、その後、93年に読売巨人軍に移籍し、96年に引退した元プロ野球選手です。今は、皆さんもご存知のように、タレント、スポーツキャスター、野球評論家、俳優などをされてご活躍されています。
    この本によれば、筆者は30歳の夏に、突然、パニック発作に見舞われたそうです。この10数年間、筆者はパニック障害を克服するために様々な方法を試してきたことが書かれています。どのようにパニック障害の病状が経過し、遷延してきたのかについて、本人のリアルな体験に基づいて、筆者自身の言葉で病状の経過の詳細のところまでしっかりと描写されています。
    ひどい目まいに襲われ、呼吸が苦しくなり、死ぬのではないかと強烈な不安が襲って来たり、わけもなく涙が出て止まらないといった症状が出て来たり、さらにはコントロールできない自殺衝動が襲ってきたと書かれています。
    数多くのテレビ視聴者が、長嶋一茂氏が「死ぬことを真剣に考え続けた」ほどの壮絶な辛い体験を乗り越えて来たとは思いも寄らないことかもしれませんが、テレビに出演していたとき、ドラマの撮影をしていたとき、新幹線や飛行機で移動するとき、日常生活の様々な場面で、こうしたパニック障害の症状と向き合ってきたことがこの本を通して理解できます。
    この本の中では、長嶋一茂氏が強く主張していることは「なるべく薬や人に依存するのではなく、根本的に治すにはパニック発作が引き起こされない生活習慣や人間関係や価値観や考え方に修正すべきである」と説いています。
    例えば、「断食をする」「一人の時間を作る」「自分を甘やかす」「水回りをキレイにする」「良い人をやめる」などです。今、非常に注目されている「断・捨・離(だんしゃり)」の実践が有用であると筆者は述べています。さらに、自然に逆らわずに調和することの大事さを述べています。
    この本の最後の部分で、わたしが印象に残ったのは筆者が「生きていく理由もないけど、死んでいく理由もない」という心境に達したということです。この本を通して、筆者が願うようにパニック障害やうつ病で苦しんでいる人にとって一筋の光明になることを願っています。

  • パニック障害を乗り越えるいろいろなアプローチのヒントがいっぱい。
    普段、不安になったり緊張したりする時にも役立つとおもう。
    とても一途な人だということが伝わってくる本。

  • 有名人の書いたパニック障害克服法ということで、全く期待せずに読みました。でも、書かれている内容にも共感できるところが多かったですし、著者が真摯に病気と向かい合っているところに好感を持ちました。

  • パニック障害に打ち勝つには基本的なモノが重要。孤独と飢えが人間を一番強くするからだ。

  • 過呼吸で何度か倒れており、さまざまな対処法で
    乗り切っているところです。

    たくさんの書籍を参考にしましたが、
    この本がいっちばん分かりやすかったです!!
    読みやすい、分かりやすい。そしてこのお値段!!
    もっと早く出会いたかった、、、

    長嶋一茂さんがこんなにも苦しんでいたなんて
    全く存じませんでした。

    過呼吸がはじまるところの描写がとてもリアルです。

    大好きな野球を断念する場面、
    芸能活動のお仕事をセーブしたり、
    飛行機や新幹線、トンネル内での苦しみなど、
    すごくよく分かります。

    うんうん頷きながら、泣きそうになりました。

    具体的な対処法も、すとんと腑に落ちました。

    何と言っても、経験者からのアドバイスです。
    パニックで困っているかた、必見です!!

    一茂さんオススメの書籍も紹介されてましたので、
    近々読んでみます。

  • 自分用メモ

    中村天風「成功の実現」
    病気のことを忘れて楽しめることに没頭する
    自分のからだをほめる、いたわる
    無理のない範囲でできる仕事を
    パニック発作には気分転換、気を紛らわせることが大事
    姿勢をかえたり歩き回ったり場所をかえる
    筋力トレーニングはやりすぎない
    早寝が大事
    「水毒」めまいがある人は水を飲みすぎない方がいい
    家族に百%依存しない、完璧に理解してもらうのは無理

    自分の身体は神様からもらった肉体だと思い
    自分の中の自分と対話し
    自分で自分の身体をいたわること
    なぜなら結局のところ自分の肉体は自分の魂しかほめてくれないから

    心身のけんこうのためには何事もトゥーマッチはだめ
    孤独と飢えが人間を強くする
    調子が悪い時は一日一食
    一日短時間でもいいから自分を孤独にする
    「もっともっと症候群」を抜け出す
    人間は一人で産まれて一人で死ぬ
    断食もおすすめ
    断食のあとどか食いは×一汁一菜がベスト
    断食をするといらないものがどんどんなくなる
    大切なのは足し算ではなくひきざん
    不安をかかえている人の多くは足りないのではなく過剰な何かがある
    できるだけそげおとしてシンプルに生きる
    親鸞「歎異抄」
    人からどう見られようが、勘違いされたまま死んでいく
    だからどう思われようとどうでもいい
    余計な仕事や人間関係はばっさり捨てる
    職場がかわらないなら自分の考えをかえる
    裏切られることになれる
    自分に戻れる場所、初心に帰れる場所を持つ
    人間が生きる目的は幸福感ではなく自分が何者かを知ること

    ネガティブシンキングのすすめ
    自分のネガティブさを正面から認める
    死の恐怖に襲われやすい人はとくに天寿をまっとうした安らかないい死に方をした人の本を読んだり聞いたりして何度もインプットする
    生きることは死ぬこと死ぬことはいきること

    自分はいったい何者なのか
    本当に必要なものはなんなのか
    何が辛くて何に疲れているのか
    その原因は何なのか
    自分は何を最終目的に生きているのか
    一日一回鏡を見て自分の心の正直な声に耳を傾ける

    漢方や東洋医学では体調が悪い時は夜十時前に三日連続して寝る
    朝日をあびて軽く運動
    身体をあたためるものを食べる
    お酒なら日本酒や赤ワイン
    なるべくゆっくりよくかんで食べること
    ゆっくり息を吐いてゆっくり息を吸う
    乗り物恐怖「非常口を調べる」
    乗り物にのったらすぐトイレにいく
    ストレッチやマッサージを毎日する
    股関節・首肩
    丹田開発

    足を直角にまげて両足の裏をしっかり床につけ眼を軽く閉じて
    「自分の足は今宇宙の真ん中とつながっている」とイメージ
    頭の方は「自分はとにかく自然の一部」というイメージ
    へそした三寸といわれる丹田を意識しながらそこから息を吐き出すようにしてゆっくり呼吸
    昼間は太陽にむかってのぼっていくイメージ、夜は海の中に潜っていくイメージを描く
    太陽や海底に自分のその日の嫌な思いも過剰な思いもすべて捨てるイメージを描く


    鏡を使って自己暗示
    鏡を見ながら自分に言い聞かせる
    水周りを綺麗にする
    迷った時は夕方書店に

    ・影武者徳川家康
    気持ちのいい読書をする

    パニック障害は百%自分で直す
    医師や薬に頼る前に自分がどうなりたいかどうあるべきか考える

    元に戻す「食事や生活身体」
    逃げるだけでは自分は変わっていかない
    人のせいにしてばかりいては治らない
    余計な情報は入れない余計な人間関係を持たない
    薬に依存せず、免疫抗体力や自然治癒力を高める
    自分の肉体を自然にかえしてあげること=根治
    宇宙の摂理道理そういうものから外れるほどに人は病気になる
    人間は自然の一部
    自然のある場所にいく
    思い切って休む
    したたかに自分を甘やかす
    だらだらすることも非常に大事
    旅行ではあえてスケジュールを立てないでそこでしかできない見れないことを優先する
    自然と調和
    空・遠くを眺める
    遠くを見ることは孤独力を育てる
    物理的な意味でも、人間関係においてもできるだけ遠くを見る
    オフの日は携帯を切る
    とことんくじけてみる
    何もしたくない時はなにもせず自分をそのままほっぽっておく
    泣きたい時はなく
    やろうと思うこと、守ろうと思うことを書きだす

    「もしも明日死ぬなら今自分に何が必要なのか?」と問うてみる

    本は魂の食べ物
    いい人をやめると楽になる
    逃げるのではなくいかに「しのぐ」が大事
    ずる賢く生きる
    「まぁいいや、だいたいで」

    世界全員を助けられる人はいないが一人の人間も助けられないという道理はない
    生きていく理由もないけど死んでいく理由もない

  • 最近、身の回りにうつやパニック障害の方が多く、気になっていました。そんな時、友人に勧められこの本を借りました。
    私も野球をやっていたことや、一茂さん程ではないが、二世として重圧を感じたこともあり、多少は似た境遇だつた。ただ、お父さんが、お父さんなだけに相当だったと思う。普通の人以上に自分について考えたことと思う。
    苦しんで苦しんで苦しんだなかから、「孤独と飢えを味方にする」という自身の人生観と克服法を見つけたんだと思う。苦しんで、そこから何かを得ること、これこそ人生なり。そう思わせる作品でした。

  • 201203読了
    パニック障害とパニック障害とうまく付き合う方法についての実体験に基づいたアドバイス本。
    長嶋一茂に対する先入観がいい意味で裏切られる真摯な著。

    <第1章 パニックヒストリー>
    30歳に突然地震のような揺れを感じたのを始め、車に乗れなくなり、練習にいけなくなり、戦力外通告を受ける。
    飛行機にのれなくなり、自殺衝動まで現れる。が14年間の自分との闘いのなかで
    「自分の中の自分と対話し、自分で自分の身体をいたわること」という
    基本スタンスを築き、克服する。

    <第2章 孤独と飢えを味方にするススメ>
    ・「もっともっと」をやめ、孤独と飢えに立ち向かうことがパニック障害は克服のポイント
    ・調子が悪くなったときは1日一食。断食もいい(一日プチ断食)
    ・短時間でもよいので孤独と向き合う。
    ・余計な仕事や人間関係をばっさり捨てる。
    ・偽善者のススメ(親鸞『歎異抄』)、ネガティブシンキングのススメ

    ・パニック障害をはじめ、不安を抱えている人の多くは、足りないのではなく、
    過剰な何かがあるのだ。
    ・人間が生きている目的は幸福感でもなんでもなく(中略)「自分が何であるのかを知ること」ではないだろうか、と。

    <第3章 孤独と飢えを味方にする方法>
    2章をベースにした実践法
    □身体を温めて副交感神経を優位に
    ・身体を温めるものを食べる。
    ・減量、ウォーキング
    ・夕方は副交感神経から交感神経へ切り替えのポイント。ポイントはリラックスして体を温めること。
    □呼吸法。ゆっくり息をはいてゆっくり息を吸う。
    □乗り物恐怖
    ・呼吸法
    ・非常口=外の世界に通じているを確認
    ・乗ったらすぐにトイレに行く

    <第4章 孤独と飢えを味方にする考え方>
    自分で治すという覚悟をもてるかどうか。

    ・パニック障害は自分で治すもの。医師や薬に頼る前に自分がどうあるべきかを考える
    ・そしてそれに基づいて自分の体と生活を見直し、改めるべきところは自分自身んで改める
    ・家族のために、自分のために、絶対パニックを治すという強い意識
    □自然との対話
    地面がコンクリートでないところに行く
    できるだけ遠くを見る

    <第5章 もっと楽に生きるために>
    ・曽野綾子『「いい人」をやめると楽になる』
    ・辛いときは、逃げるのではなくしのぐ。「まあいいや、だいたいで」の精神で。
    ・生きていく理由もないけど、さしあたって死んでいく理由もない。だったらまあいいや、だいたいでと、ほどほどに、したたかに、このシビアな現代社会を生き延びて行こう

  • 長嶋一茂氏がこの病気が原因で引退を余儀なくされた事、本気で自殺を考えていた事、重篤なパニック発作発症の経緯など全てを披瀝している姿勢にはただただ感心した。

    親鸞の「歎異抄」の教えから導き出した彼独自の人生哲学も素晴らしい。「人間はそもそも偽善者である」という言葉から、彼は様々なパニック障害を治すための哲学を見出していく過程は素晴らしかった。

    彼は本書でリハビリ法についても数多く触れている。
    ただ同じ病気を抱えた人が彼のリハビリ法を全て実践するのはよくない。
    一茂氏はれっきとした元アスリートであり、体質、思考も人それぞれなのだから。
    まず真似をしてみて、自分に合ったものだけをチョイスして継続すればよいと思う。

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