子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!: 脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書 は 5-2)
- 幻冬舎 (2011年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344981997
感想・レビュー・書評
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【子育て・教育】子供の才能は3歳、7歳、10歳で決まる/林成之/20160304(30/456)<172/35057>
◆きっかけ
・アマゾンで発見
◆感想
・ベターな子育てにいは、脳のしくみや働きを把握することから始まる。悪い習慣を除して、良い習慣を根付けさえることができるかがカギ。
・A10でポジティブなレッテル貼りが最初の関門、読み聞かせ+質問で思考的空間認知知能の向上、自主性を重んじることで、自己報酬神経群の向上など。
◆引用
・脳の機能を高め、パフォーマンスを上げるには本能を磨くこと
・脳内のA10神経群で入ってきた情報に対して、好き嫌いのレッテルを張る。プラスのレッテルをはられた情報はしっかり理解でき、思考が深まり、覚えやすい。
・脳の本能を磨き、心を育み、機能を発達せることを、一体になって考えること。
・繰り返し思考することで、考えは深まっていく
①物事に興味を持ち、好きになる力を身につける。=>楽しそう、好きになれそう、とポジティブにとらえる明るい性格を育む。先生や指導者を好きになる。
②人の話を感動して聴く=>すごいね、面白いね、と感動する力を育むこと
③損得抜きにして、全力投球する素直な性格を育む
④ムリ、できない、大変、など否定的なことを言わない
⑤目標に向かって一気に駆け上がる。コツコツはNG。
⑥だいたい分かったと物事を中途半端にしない。
⑦重要なことは復習し、繰り返し考える
⑧自分のミスや失敗を認める
⑨人を尊敬する
⑩類似問題で判断力を磨く。微妙に違う色遣いを判断させる(どっちの赤が好き?)どっちのリンゴがすき?どうして?
・叱る前に共感する(広いから走りたいよね?でも・・・だからやめようね)
・悪い習慣
-物事に興味を持てない。感動しない
-ムリ、できないなど、否定的な言葉を使う
-後でやるよ、という
-集中できず、途中で違うことを考える
-だいたいできたところで止める
-人の話を聞き流す
-人をばかにする、尊敬しない
-学んだことを確認しない
-自分が失敗したことを素直に言えない
-損得を考えて手を抜く
・学校から帰宅後に5分その日学んだことを話させる
・3歳~7歳:心と本能のギャップが生じやすい
・父親の役割:逃げ道になる+子どもと一緒に羽目はずすこと。
・正しい姿勢や歩き方に気をつける。=>なわとびは最良のトレーニング方法
・経験の数ではなく、経験のしかたを重視すべき。子どもが何に興味を示すかを注意深く見守り、関心のもったものは親子で感想を言い合いながら、じっくり見聞きする。
・思考的空間認知知能:空間の中で位置や形を認識する知能。ものを見て絵を描く、本を読んでイメージを膨らませる、身体のバランスをとって運動するなどに重要な役割を果たす。読み聞かせをし、ストーリーの先を考えさせるような質問を投げかけるなどする。例)あなたが主人公ならどうする?この続きはどうなる?うれしいね。かなしいね、などの会話を挟むと、共感を覚える。
・親からの指示:脳の機能を落とすだけ、自分で考えさせ、それをやらせる。自己報酬神経群:自分で決めたことを自分で達成したい。自分でやることをほうびとしてとらえている。
・自己報酬神経群の働きを阻害しないよう、子供に選ばせる。
・複数の情報を重ねると記憶が強くなる。
・勉強:体験記憶(記憶の中で最も記憶に残る)を導入する。勉強したことを、口にだして、実況させる。
・10歳以上の子どもにに父親がすること:背中を見せて、夢を一緒に語ること。
・脳が疲れた時:楽しい会話で疲労を除去し、A10を活性化させる。 -
今、子育てをしたり、子育てをする必要があるわけではないけど、必要にかられて読んだ書籍。十分必要としていたエッセンスを得られた上で読んでよかったな。と読後も思う。世の中の教育や学びの中を語る書籍の中で「脳」にフォーカスを当てた内容でここまでコンパクトで分かりやすいものもなかったんじゃないかなぁ
個人的には、将来的にパートナーとなっていただける方とまずは書籍の感想は共有したいのですが(笑) -
センセーショナルなタイトルとは裏腹に、早期教育慎重派の本だった。3~7歳時は脳神経細胞は減少に転じる。きちんと育った脳神経細胞を育て、成育状態の悪い細胞を間引きするんだとか。0~3、3~7、7~10の教育方法が最適かどうかはともかくも、興味深い内容だった。子どもいないけど!
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脳科学の視点から見た子供の脳の成長にいいこと。
子供はいないが、気になったので読んでみた。
行きたい、知りたい、仲間になりたいという本能は子供だけでなく脳の神経細胞が持つ本能。
この核となる部分が理解でき、そこから応用として色々考えることができた。
自分自身にも使えるテクニックや考え方もあり、とても参考になった。子供ができたら再び読みたい -
脳の本能に基づき子どもを育てるにはどうすれば良いか、という医学的科学的な側面から解説された本。
●脳神経細胞の持つ3つの本能:
生きたい、知りたい、仲間になりたい
●脳神経細胞が集まり組織をなすことによって生まれる
3つの本能:
自己保存、統一・一貫性、自我
これらがどのように働くかによって行動や考え方が変わるというもの。子育てだけではなく、大人の脳の働き方にも当てはまり、心当たりのあることが多くあった。
著者は本の中で、脳の「機能」と「本能」「心」を育てる10の方法や、年齢別(0〜3歳、4〜7歳、7〜10歳)の子どもへのアプローチの仕方などを詳しく解説されている。
幼児教育を推奨するものではなく、むしろ、いわゆる"勉強"は0〜10歳までに土台を整えてから始めるべきとの考えである。
特に『脳の「機能」と「本能」「心」を育てる10の方法』の項目は参考になった。他の育児書ではあまり見たことのないが、納得でき、かつ実践可能な内容であった。
しかしながら、育児そのものについては母親の影響の大きさついて触れすぎている印象も否めず、その点を踏まえて★4つとした。 -
脳はまず本能が判断し、その上で思考する。
好きというレッテルを貼るとやる気が増すといった話をベースに、3歳までは本能を育む、7歳までは脳の土台づくり、10歳からはどんどん勉強させるとある。
特に、中途半端じゃなく完璧を目指させる、否定語を使わせないなどが大事そう。
まず、子供に楽しそう、面白そうと感じさせられれば、子供自ら考えたくなる
という話は、
いまの、オタ活などの様子を見れば、合点がいく。
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2021.01読了
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参考にはなりました。