子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!: 脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書 は 5-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981997

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  • 育脳にいいこと

    子どもの気持ちに同意、共感
    話を聞く
    振り返りの大切さ
    ポジティブな思考、発言
    否定語禁止
    楽しい!やってみたい!面白い!好きだ!
    大人が手本となる
    本気で相手にする
    縄跳び
    経験したことをアウトプット
    後回しにしない、全力



    0〜3歳は本能を育てる
    3〜7歳は悪い習慣を間引き
    7〜10歳以降は自主的に勉強させる

  • 【子育て・教育】子供の才能は3歳、7歳、10歳で決まる/林成之/20160304(30/456)<172/35057>
    ◆きっかけ
    ・アマゾンで発見

    ◆感想
    ・ベターな子育てにいは、脳のしくみや働きを把握することから始まる。悪い習慣を除して、良い習慣を根付けさえることができるかがカギ。
    ・A10でポジティブなレッテル貼りが最初の関門、読み聞かせ+質問で思考的空間認知知能の向上、自主性を重んじることで、自己報酬神経群の向上など。

    ◆引用
    ・脳の機能を高め、パフォーマンスを上げるには本能を磨くこと
    ・脳内のA10神経群で入ってきた情報に対して、好き嫌いのレッテルを張る。プラスのレッテルをはられた情報はしっかり理解でき、思考が深まり、覚えやすい。
    ・脳の本能を磨き、心を育み、機能を発達せることを、一体になって考えること。
    ・繰り返し思考することで、考えは深まっていく
     ①物事に興味を持ち、好きになる力を身につける。=>楽しそう、好きになれそう、とポジティブにとらえる明るい性格を育む。先生や指導者を好きになる。
     ②人の話を感動して聴く=>すごいね、面白いね、と感動する力を育むこと
     ③損得抜きにして、全力投球する素直な性格を育む
     ④ムリ、できない、大変、など否定的なことを言わない
     ⑤目標に向かって一気に駆け上がる。コツコツはNG。
     ⑥だいたい分かったと物事を中途半端にしない。
     ⑦重要なことは復習し、繰り返し考える
     ⑧自分のミスや失敗を認める
     ⑨人を尊敬する
     ⑩類似問題で判断力を磨く。微妙に違う色遣いを判断させる(どっちの赤が好き?)どっちのリンゴがすき?どうして?
    ・叱る前に共感する(広いから走りたいよね?でも・・・だからやめようね)
    ・悪い習慣
     -物事に興味を持てない。感動しない
     -ムリ、できないなど、否定的な言葉を使う
     -後でやるよ、という
     -集中できず、途中で違うことを考える
     -だいたいできたところで止める
     -人の話を聞き流す
     -人をばかにする、尊敬しない
     -学んだことを確認しない
     -自分が失敗したことを素直に言えない
     -損得を考えて手を抜く
    ・学校から帰宅後に5分その日学んだことを話させる
    ・3歳~7歳:心と本能のギャップが生じやすい
    ・父親の役割:逃げ道になる+子どもと一緒に羽目はずすこと。
    ・正しい姿勢や歩き方に気をつける。=>なわとびは最良のトレーニング方法
    ・経験の数ではなく、経験のしかたを重視すべき。子どもが何に興味を示すかを注意深く見守り、関心のもったものは親子で感想を言い合いながら、じっくり見聞きする。
    ・思考的空間認知知能:空間の中で位置や形を認識する知能。ものを見て絵を描く、本を読んでイメージを膨らませる、身体のバランスをとって運動するなどに重要な役割を果たす。読み聞かせをし、ストーリーの先を考えさせるような質問を投げかけるなどする。例)あなたが主人公ならどうする?この続きはどうなる?うれしいね。かなしいね、などの会話を挟むと、共感を覚える。
    ・親からの指示:脳の機能を落とすだけ、自分で考えさせ、それをやらせる。自己報酬神経群:自分で決めたことを自分で達成したい。自分でやることをほうびとしてとらえている。
    ・自己報酬神経群の働きを阻害しないよう、子供に選ばせる。
    ・複数の情報を重ねると記憶が強くなる。
    ・勉強:体験記憶(記憶の中で最も記憶に残る)を導入する。勉強したことを、口にだして、実況させる。
    ・10歳以上の子どもにに父親がすること:背中を見せて、夢を一緒に語ること。
    ・脳が疲れた時:楽しい会話で疲労を除去し、A10を活性化させる。

  • 今、子育てをしたり、子育てをする必要があるわけではないけど、必要にかられて読んだ書籍。十分必要としていたエッセンスを得られた上で読んでよかったな。と読後も思う。世の中の教育や学びの中を語る書籍の中で「脳」にフォーカスを当てた内容でここまでコンパクトで分かりやすいものもなかったんじゃないかなぁ

    個人的には、将来的にパートナーとなっていただける方とまずは書籍の感想は共有したいのですが(笑)

  • センセーショナルなタイトルとは裏腹に、早期教育慎重派の本だった。3~7歳時は脳神経細胞は減少に転じる。きちんと育った脳神経細胞を育て、成育状態の悪い細胞を間引きするんだとか。0~3、3~7、7~10の教育方法が最適かどうかはともかくも、興味深い内容だった。子どもいないけど!

  • 脳科学の視点から見た子供の脳の成長にいいこと。
    子供はいないが、気になったので読んでみた。
    行きたい、知りたい、仲間になりたいという本能は子供だけでなく脳の神経細胞が持つ本能。
    この核となる部分が理解でき、そこから応用として色々考えることができた。
    自分自身にも使えるテクニックや考え方もあり、とても参考になった。子供ができたら再び読みたい

  • 脳の本能に基づき子どもを育てるにはどうすれば良いか、という医学的科学的な側面から解説された本。

    ●脳神経細胞の持つ3つの本能:
       生きたい、知りたい、仲間になりたい
    ●脳神経細胞が集まり組織をなすことによって生まれる
    3つの本能:
       自己保存、統一・一貫性、自我

    これらがどのように働くかによって行動や考え方が変わるというもの。子育てだけではなく、大人の脳の働き方にも当てはまり、心当たりのあることが多くあった。

    著者は本の中で、脳の「機能」と「本能」「心」を育てる10の方法や、年齢別(0〜3歳、4〜7歳、7〜10歳)の子どもへのアプローチの仕方などを詳しく解説されている。

    幼児教育を推奨するものではなく、むしろ、いわゆる"勉強"は0〜10歳までに土台を整えてから始めるべきとの考えである。

    特に『脳の「機能」と「本能」「心」を育てる10の方法』の項目は参考になった。他の育児書ではあまり見たことのないが、納得でき、かつ実践可能な内容であった。

    しかしながら、育児そのものについては母親の影響の大きさついて触れすぎている印象も否めず、その点を踏まえて★4つとした。

  • 脳はまず本能が判断し、その上で思考する。
    好きというレッテルを貼るとやる気が増すといった話をベースに、3歳までは本能を育む、7歳までは脳の土台づくり、10歳からはどんどん勉強させるとある。
    特に、中途半端じゃなく完璧を目指させる、否定語を使わせないなどが大事そう。
    まず、子供に楽しそう、面白そうと感じさせられれば、子供自ら考えたくなる
    という話は、
    いまの、オタ活などの様子を見れば、合点がいく。

  • 2021.01読了

  • 参考にはなりました。


  • 4歳と1歳の娘がいます。娘たちの日々の言動や親である自分たちの接し方について何かヒントを得たく読みました。ちなみに自分の両親から、親であればこれぐらい読んでおきなさいということで紹介されました。
    冒頭は脳科学について専門的な事が書かれていて中々頭に入らずに何回も読み返しました。
    a10神経郡に入る情報が色んなレッテルをはることになるが、レッテルの張り方によってその後の思考に大きな影響を及す。
    いかにポジティブに物事を受け入れるか、ワクワク感を持って受け入れられるかが、才能を伸ばすための第一段階で特に重要なことだと認識できました。
    損得勘定や他人を尊敬できない事等は阻害要因である事を認識できました。
    それぞれの年代で著者が述べている育て方の注意点は、0〜3歳はとにかく楽しませて、失敗したことも認めてあげて、よく褒めること、3〜7歳は、悪い習慣を摘むことを優先し、注意力散漫や失敗を認めないことなど、自己報酬神経の働きで自分を守ろうとするその気持ちを受け入れつつ悪いを良い方向に促してあげること。

    親は損得勘定でものを決めがちで、その価値観が知らない間に子供にも受け継がれてしまいます。
    ネガティブになりがちなのも子供の思考に影響を及ぼしてしまうことを肝に銘じて自分の日々の言動にも気をつけたいと思います。

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著者プロフィール

林 成之(はやし・なりゆき) 

1939年富山県生まれ。脳神経外科医。日本大学医学部、同大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学救命救急センターに留学。93年、日本大学医学部附属板橋病院救命救急センター部長・教授に就任。日本大学医学部教授、マイアミ大学脳神経外科生涯臨床教授、日本大学大学院総合科学研究科教授を経て、同大学名誉教授に。膨大な数の臨床、研究から、年を重ねても才能・素質を発揮する脳の仕組みを解明する。著書に、『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎)など多数がある。

「2021年 『50歳からでも、頭はよくなる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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