甘い物は脳に悪い (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982307

作品紹介・あらすじ

成功している経営者は、気分転換に甘い物を食べたりはしない。仕事の効率が下がることを知っているからだ。一方、仕事ができない人にかぎって、身体によかれと思って市販の野菜ジュースを毎日飲んだり、低カロリー食品を選んだり、頻繁にコーヒーを飲んだり、サプリメントをとったりしてますます太り、仕事も伸び悩む。本書は食事によって「仕事がはかどる」「集中力が高まる」「疲れにくい」「痩せやすい」などの身体のメカニズムを解説。食事が仕事に与える影響の大きさを知れば、食生活は劇的に変わる。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は心療内科で食事のカウンセリングをする、まだまだ「女子」で通りそうな栄養士。朝食必須で夜食は軽く…と来た。それはともかく、令和の栄養士がまだカロリー神話から抜け切れないのか、嘆かわしい。

  • 著者は心療内科で食事カウンセリングをする栄養士さん。読んでる最中は割烹着が似合うみそっ歯のおばちゃんを連想していたけど、口絵の写真は若い女の人が写っていた。

    面白かったのは、毎日の食事を改善しただけで多くの鬱が直ったという話、あり得る事だなと思う。カロリーを重視し過ぎる訳でもなく、特定の食材を必要以上に崇めたり槍玉に挙げたりせず、バランス感覚があって非常に説得力があった。

    ただ‥‥わかっているのに止められないのが人間の弱さ。表題の甘いものの弊害、夜遅くに夕食を食べる弊害などは、頭では理解できても身に付いた習慣はなかなか変えられない‥‥と実感。

  • 甘い物がダメ‼な事だけと思ったが、身体に良い為の食事の取り方や旦那様が仕事で出来る男になるためには、やはり食事に有り‼と食事の根本を見直す事で生活が気持ちが変わる。
    当たりまであるけど、それが出来てないから体調やヤル気がでないのだと勉強になりました。

    これを読んで、旦那様が出来る男性になれる様に食事を実践してみよう!

  • タイトルが秀逸なだけでなく、内容も良かった。

    内容としては、
    疲れてる時に甘い物やカフェインを取るのはかえって体に悪い。
    市販の野菜ジュースはあんま意味ない。
    などが目につくけれど、

    食事の内容を適切にすることで、人生のパフォーマンスを上げようという本だと思う。

    不足しやすい栄養として、
    1,良質のタンパク質、2、 ビタミン(果物、野菜)3、 鉄分、亜鉛などのミネラル(貝類、小魚類、赤身など内蔵や血液が含まれるもの)
    が挙げられている。

    また、朝食が努力次第で一番コントロールしやすいため
    朝食できちんと栄養を取ることの重要性が挙げられている。
    昼は外食になりがちだし、夜はあまり食べないほうが良いから。

    単なる理論にとどまらず、
    食事と人生パフォーマンスについての関連や現実的な実践方法について書かれていて、
    良書だと思いました。

  •  読了後、というより読んでいる途中から、この本の感想はどう書くべきか迷っていました。
     Amazonの他のレビュアーの方がおっしゃる通り、内容は特段新しくもなく、フォーカスもいまいち定まらず、タイトル通りでない内容、決断力や判断力を高めるためにはビタミンB群、ストレスにはビタミンC等々、小見出しや表現が誤解を招きやすいところも散見されます。

    (確かに決断力を持つ人がビタミンB群の摂取に意欲的なことはあるかもしれませんが、ビタミンB群を飲むだけで判断力が向上するわけでは決してないと思います。コンディションを整えたことで上がる能力と、能力そのものの向上は違いますが取り違える恐れがあります)。

     他方、この本を読んでいて、目の付け所がいいなと思ったところも二点あります。
     一つはゼロカロリー食品やソーセージなどに含まれる保存料について警鐘を鳴らしている箇所です(P.22, P122)。保存料は栄養素の吸収を妨げるとありますが、この方向を突き詰めていき、例えばソーセージ一本食べると、そこからとれる栄養素ほにゃららは3割しか吸収されない等と言ってもらえれば私は非常に興味をもって読むと思います。
     もう一つは小さい子どものいる家庭での食事についてです。ご主人が朝食を食べないのはありがたいとうそぶく奥さんの話(P.48)や単身赴任で生活をコントロールしやすい方の話(P.50)がありますが、ここはいいところに目を付けていると感じました。

     個人的には子供が小さいパパママ家庭が一番体調管理がしにくいのではと感じています(子どもの食事にあわせる・もったいなくって残りを平らげる等々)。そこで、ここにフォーカスを当て、作りすぎない・食べ過ぎない料理・レシピ・工夫などがあれば知りたいなあと思いました。私もかつて結婚し子供を授かったのち激太りし、現在のベスト体重より8kgは重い体重になりました。当然頭も体もキれません。

     纏めますと、タイトルから糖分制限をしたい方にはあまりお勧めできません。他にも良い本があります。ただ、たまたま家にあった(私はこれです)、時間がある、という方は読んでみても良いかもしれません。

  • 甘いものを毎日口にしてしまっており、甘いもの中毒の自覚があったので本書を読み自分の食生活を改めて反省させられた。
    寝ても寝ても眠かったり、目が疲れやすかったりするのも、甘いものを摂取し過ぎている弊害なのかも。
    栄養バランスの整った食事をしていればジャンキーなものが欲しくはならない、その時自分が欲しいと感じる栄養素は足りないもの。というのを信じて自分の食生活を見直したい。

  • タイトルに惹かれてジャケ買い。
    ハズレでした。

    言いたいことはわかるし、ところどころいいことも書いてあるんだけど、全体的に根拠がはっきりしない、ただの思いこみっぽいところが多い。

    食がいいパフォーマンスを作るっていのは納得できるんだけど・・・。

  • 甘いモノは体に悪い。特に糖質が問題。タンパク質を取り炭水化物を抑えると体が楽になる。

  • てっきり甘い物のみ焦点の当てられた本かと思いきや、栄養学に近い内容の本。しかも忙しい社会人やビジネスマンでも実践できそうなことが書いてあるから、サラリーマンの夫の栄養管理にも実践できそう。私的にいつも甘いものに手をだしちゃうから、もう少し甘い物の弊害について触れられてると絶つ気持ちも沸いてきたんだろうけどなあ…と他力本願なのがいけないのだけど(笑)良質なたんぱく質をとって、疲れに負けない体にしたい!

  • ほっほー、となることがたくさん。
    研修会とか講演会になると、いくら頑張ってもうとうとすることが多くて、
    これは多分、おばけの仕業やな、と思っとったけど、
    夜遅くに間食するのが原因で、
    しっかりと睡眠がとれとらんのやなってなことがわかった。
    今後、一人暮らしすることがあれば、
    参考にして食べ物を考えれるかな。
    今は嫁さんとかあちゃんに感謝。
    バランスのとれた食事が大事なんやなってわかる本。

  • 笠井さんの本は何冊か読んだけど、基本的に根底に流れる世界観は同じであるので、かぶる内容も多い。でも、その本にしか書かれていないこともあるので、損した気分にはならない。特に本書では、終章の人生における「食」の大切さは、自分が普段感じていることとピッタリだったので、(僕の周りは僕の食への執着心に呆れ気味なのだけど)思わず唸ってしまった。

  • 仕事ができる人はどんな食事をしてるのかとか、カゼやうつにも食生活が大きく関わってるとか、そうゆう話。朝飯ちゃんと食うかなって思えたし、もっと食には自分なりにこだわって、いろいろ美味いもんを味わって食わなにゃって思った。ここ半年の不調は食に原因があるような気すらしてきました。

  • 疲れたら甘いものではなくてタンパク質など、説明を読んで納得する内容が多数見受けられ非常に参考になった。

    食べなければ痩せない。鬱にはタンパク質。低インシュリン食材の話などなど。

  • 料理や食材を味わい新しい味覚の記憶をつくる
    欠乏の記憶による食習慣を改める
    自分の身体と体調に合うものを選び出せる

    朝食の重要性
    一日の食事バランスは朝→昼→夕と逆ピラミッドに
    バランスの取れた食事は4つの皿で
    主食、主菜、副菜、汁物


    などなど…
    精神的・肉体的健康は食から改善できる。とは言え、日々の業務をこなす現代の社会人のために具体的な食生活の改善案も提示されています。

    本著を卒読し、改めて自らの食生活習慣を見直したいと思った。

  • 思い込みってある。
    甘いもので休憩が正しいと思っていたし
    飲み過ぎの時は粗食でと考えてた。
    眠気覚ましのコーヒーだってそう。思わぬ事実発見だった。

  • ブドウ糖への分解が遅い食物で、長時間脳へ栄養補給する。鉄分が不足すると、脳が酸素欠乏になる。加工品に多く含まれる食品添加物には、亜鉛の吸収を阻害するポリリン酸が含まれている。脳と身体を休ませるには、夕食は夜時頃までに食べる。それが難しければ、おにぎり1つでも先に食べる。甘い物や塩分の強い物を食べたくなったら、果物を食べる。全部できなくても、できることから改善したいと思う。

  • やっぱり毎日、ベストなコンディションで過ごすには、食事がとっても大事と実感。シチュエーションごとに食べた方が良い栄養素の示唆もあり、非常にわかりやすい一冊。

  • いい仕事をするためにどのような食生活を送ればいいのかが紹介されている。一言でいえば栄養ウンチク本。
    甘い物は血糖値をあげて結局は体をダルクさせるなど、常識を覆す話が面白い。
    社会人として、たまにこの本を振り返り、健康に気をつけたいものである。

  • 甘いモノを食べればたしかに手早く血糖値は上がるが、下がるのもすぐであり、この急な上下の繰り返しが巡り巡って「脳に悪い」といった話。
    脳の栄養分はブドウ糖であり、砂糖にあらず。菓子に走るくらいなら、おにぎりを食べてゆっくり脳に栄養を届けるのがよいのだ。

    扇情的なタイトルだが、中味は医学的根拠にも基づいている論も多く、いろいろためになる。
    頭ではわかっていても、なにかと言い訳をつけて改善できないのが食生活。
    「風邪が長引いたら食事を見なおせ」とは盲点だった。ともすれば市販の薬で誤魔化そうとしていた私も態度を改めようと思った。
    健康食品やサプリは未だ人気だが、基本の食を疎かにして健康はありえないことを再認識させられる。

  • 「おいしいと感じることができない若者が増えている」という文章にドキッとした。せっかく食べるなら、美味しい物を美味しく食べたいなと思った。

  • 食に関する意外と知らないことがたくさんです。タイトルのように、常識だと思っていたけど実は間違い というようなことも。
    体調を崩したら食事を疑え というのが筆者の理論。確かにそんなことってあるかもしれません。
    まずは朝食をしっかり食べるところから。

  • 今まで読んできた健康本の中で最もひどい内容。まず、著者の思い込みが激しい。対象としているのは中年男性(専業主婦と子供がいる前提)なのはわかるが、食生活が皆同じだと思っている。夜遅くまで飲み、その後にラーメンやお茶漬けを食べるというのはいつの時代なんだ。昔ながらの勝手なイメージを普段の食生活と考えている。若者に対しても認識がひどい。若者=味が分からず味覚がおかしいという認識だ。味が濃いものばかり食べているから食品の持つ本来の味が分からないというが、それは若者に限ったことではなく、意外に高齢者にも多い。高齢者=健康的な食事、ではない。糖尿病の危険があるから炭水化物を控えて良質なたんぱく質を取ろうともいう。これ自体間違ってはいないが、良質なたんぱく質とはこの手の本ではよくあるが、曖昧である。著者は大豆などの植物性たんぱく質ではなく、肉や魚を上げている。これも間違っていないのだが、著者が批判的にとらえたハンバーガーや牛丼はどうなのか。多くの肉が使われており、良質なたんぱく質である。この矛盾は解決されていない。また、朝ご飯を推奨し、インスタントでもよいからみそ汁を飲むことを進める。しかし、日本人はただでさえ円分が多いのにもかかわらずみそ汁を飲めば高血圧の危険性が高まる。著者はそのことに関して一切無視だある。他にも例えに出す例が証拠がなかったり、自分の意見に強引に結び付けたりと問題点が多すぎる。明らかにいのない文を加えてページ数を稼いでいる点も見受けられる。この本を読むくらいなら別の本を読むべきだ。たとえ借りて読むのも進められない。この本の内容を信じている人がいたら注意してあげた方がよい。

  • 日常の食事

    何を気にしないといけないか、今まではよくわかっていませんでしたが、これを読んで漠然と理解出来ました。

    何度も読み直して、理解をすすめて、本当の意味で健康的な生活を送りたいものです。

  • ・好きな食べ物は過去の体験による記憶によって作られているだけ
    ・甘いものの間食は能率がむしろ下がる

    この二点は勉強になったので自分の食生活改善に役立ちそう。

    ただ、優秀な人は食生活が素晴らしい事例オンパレードは、ちょっとくどいというか食生活は必要条件ではないでしょ?とおもった。

  • この本を読むまで、「甘いものは疲れている時に食べると疲労回復して仕事もはかどる」と信じていました。不思議なことにそれを自分で検証したことは一度もなかったのですが。

    この本では専門家である笠井女史が、なぜ甘いものが脳に悪いかだけでなく、朝食をはじめとしてビジネスマンが食べるべき食品(酵素を多く含む果物、p68)についても紹介しています。

    理想体重まであと数キロは痩せたいと思っているのですが、カロリーだけを抑えた食事をするのではなく、この本に書かれている内容を踏まえて食事を考えたいと思いました。

    結論としては昔ながらの日本食が一番良さそうなのですが、それができない場合の次善の策として何をすべきかが書かれていたのが良かった点です。

    以下は気になったポイントです。

    ・甘いものを食べると血糖値が上がり一時的には疲れが取れた気分になるが、血糖値を抑えるために膵臓がインスリンを分泌、その結果、血糖値が急激に下がり集中力が落ちる(p4)

    ・疲れて気分転換したいときに食べるべきものは、「タンパク質を多く含んだ食品」つまり、ゆで卵、冷奴、枝豆、魚介類のおつまみ(p5)

    ・低カロリー食品でも、そのために加えた食品添加物により酵素の働きが阻害されて、太りやすい体質になる(p23)

    ・良質タンパク質は、代謝を上げて筋肉を落とさないためにも、ダイエットをする上でも欠かせないもの(p50)

    ・朝食を食べることで代謝があがり、頭や身体のエンジンがかかりやすい、また活動できる時間が長くなる(p58)

    ・野菜ジュースは、野菜に含まれる不溶性食物繊維が少なくなったり成分が変化して、デドックス効果は期待できない(p60)

    ・地味飯は身体にとてもよい、ご飯・味噌汁・魚の焼きもの、野菜
    の煮物、生卵、焼き海苔など(p60)

    ・朝食欲をもたせるには、寝る3時間前から食べ物を口に入れない、食べる場合は脂質の少ないもの(ひらがな食)を食べる(p66)

    ・ストレスに立ち向かうのに必要なのは、ビタミンC(p90)

    ・脳を活発にして冷静な判断を生むのに必須の材料は、炭水化物以外に、ビタミンB群と鉄分、B群は豚肉、うなぎ、豆類に含まれる、鉄分は、ホウレンソウ、ひじき、レバー等(p98)

    ・朝食を多めにとり、昼食、夕食と食べる量を減らすと、身体中に蓄積されるカロリーはぐっと減る(p105)

    ・美味しくものを食べるには、1)加工食品を少なく、2)亜鉛を含むもの(かき、シジミ、うなぎ、牛肉、チーズ、レバータマゴ、大豆、納豆)を食べる(p124)

    ・ナトリウムを排出するときに必要な栄養素がカリウム、野菜・果物、納豆、みそなどの大豆製品に含まれる(p133)

    ・質の良い油(DHA,EPA等)は、イワシ、サバ等の青魚、大豆に含まれる(p137)

    ・良く噛んで食べること、最低20回噛んでから飲み込む(p140)

    ・ダイエット時のアルコールは、糖質が多い醸造酒(ワイン、日本酒)でなく、糖質が少ない焼酎のような蒸留酒(p151)

    2011年12月11日作成

  • 元気に楽しく生きていくために健康が大切。
    健康でいるためには食事が大切。
    子どもたちが自ら手に取ってくれるといいのだけれど・・・。

  • 食生活の勉強になった(o^^o)

  • 甘い物だけじゃなくて食生活全般について書いてあり、参考になった。
    ・朝一番に果物の酵素とる
    ・ストレスには生のビタミンC
    ・良質のたんぱく質すなわち加工されてない魚や肉

    ただ、今の時代にそぐわないジェンダー意識があらわな部分が多々あったのが気になった・・

  • 一度は聞いたことがあるような食事のポイントが根拠立てて書かれている。

    印象に残ったのは
    〇朝食をとる習慣が大切
    ⇒そのための準備として寝る3時間前はご飯を食べない。ベストな朝食は果物(特に柑橘系)
    〇良質なたんぱく質、ビタミンC、ビタミンB・鉄分を意識して摂取すること
    〇よく噛むこと(最低20回)
    〇水分を取ること(体内の2~3%失われると効率が落ちる)

  • やはり、必要な栄養素はアミノ酸を意識した食事のようです。
    糖質と脂質は、摂取量を意識した食生活をせねば。
    やはり、地味だけど日本食がいいやね。

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著者プロフィール

カラダプラスマネジメント株式会社代表。栄養士/健康経営アドバイザー。1979年、東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科卒業後、香川栄養専門学校(現・香川調理製菓専門学校)を経て栄養士になったのち、都内心療内科クリニック併設の研究所で食事カウンセリングに携わる。産後、働き方を見直すなかでパラレルキャリアの道を開拓。自身の経験を生かして、澤円氏の執筆・講演業のマネジメントに携わり、現在は合同会社スリップストリーム所属文化人のマネジメント業務も手掛ける。

「2021年 『何もしない習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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