世界の独裁者 (幻冬舎新書)

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著者 : 六辻彰二
  • 幻冬舎 (2011年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982352

世界の独裁者 (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

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  • 登録番号:10865 分類番号:313.8ム

  • 読了。

  • タイトルに興味があったから何となくゲット。でも、読み物として面白かったス、これ。だいたい同じような経緯を辿ってるパターンが多かったから、最終的に印象に残る人はあまりいないんだけど、案の定というか、アフリカとか中近東あたりに独裁の傾向がある、ってのも納得。あとがきにも書かれてたけど、英雄と独裁は紙一重だし、外部と内部からじゃ、それぞれの見方も違うだろうし、一概には言えんってことで。

  • 鳩山は宇宙人、管は無能など、ころころ替わる日本の総理大臣に、みんなやきもきして、言いたい放題。リーダーシップがない、決断力がない、派閥の顔色を伺い過ぎなど、どの意見も頷ける。確かに日々の政治のニュースに、なんだかなあ、と思う事は多々ある。けど、日本って、まだマシな国だなぁ、むしろ日本に生まれて良かったなぁ、と思ったのが、この本を読んでの率直な感想だ。
    中国、北朝鮮といった日本にもその情勢がよく報道される国から、ロシアとその周辺の国々、南米の国とアフリカの国々の独裁者の現状と、その独裁者たちが統治者になるまでの経歴を紹介している本書。

    俺は、独裁者たちの経歴が特に興味深く読めた。植民地支配から立ち上がり、独立を成し遂げるも権力に溺れて私腹を肥やしていった者、政治腐敗からクーデターを起こし権力を手にするも統治するとやがてクーデターで倒した相手と同じ事を繰り返していく者、それらの独裁者たちは、最初からそのような権力者になるべく、行動を起こしたのだろうか?権力を手にした後、変わってしまったのだろうか?いづれ掘り下げて探っていきたい。

    それにしても独裁者たちの政敵や野党、それを支持する民衆や批判なジャーナリストに対する弾圧は凄まじい。
    確かに日本の総理大臣は、ダメだと思うが、それを堂々と言える国に生まれて良かった、つくづくそう思った。

  • 現代最凶の20人~ロバート・ムガベ(ジンバブエ:ダイアモンドを産出するコンゴ民主共和国に派兵・白人から土地を奪い無償の農業労働者を使役)。オマル・アル・バシール(スーダン:アラブ系ムスリムがアフリカ系キリスト教徒を攻撃しダルフール紛争を引き起こす:南部に集中している油田の利権で中国から武器購入)。金正日(北朝鮮:言わずと知れた)。タン・シュエ(ミャンマー:天然ガスと麻薬)。アブドッラー・ビン・アブドルアジーズ(サウジアラビア:王家の主流でなく,イスラームを支配の道具と考える)。胡錦涛(中国:最大の敵は太子党)。アリー・ハメネイ(イラン)。イサイアス・アフォルキ(エリトリア:エチオピアからの独立の英雄だが,報道自由度ランキング最下位)。グルバングルィ・ベルディハメドフ(トルクメニスタン:前大統領の専門歯科医から転身し天然ガスを梃子に全方位外交を推進するが,インターネットの敵)。ムアンマル・カダフィ(リビア:言わずと知れた・AU設立の提唱者:石油利権でアラブ統一の理想に燃える:革命時は注意だったが,エジプト革命時のナセルが大佐だったので儀礼的に大佐を名乗る)。イスラム・カリモフ(ウズベキスタン:反対票はマークを隙間なく埋めさせる共産主義独裁を継承:親米・親露を行ったり来たり)。バッシャ-ル・アル・アサド(シリア:兄の死で父親を継承:議会を牛耳る任期7年の大統領の再選制限なし)。テオドロ・オビアン・ンゲマ(赤道ギニア:アフリカ第3位の豊富な石油資源)。アレクサンドル・ルカシェンコ(ベラルーシ:汚職に厳しく強いソ連復活を夢見てロシアと対等な連邦制を模索し,若者に根を張り,欧米とロシアの間で蠢く)。メレス・ゼナウィ(エチオピア:社会主義体制を倒したゲリラの頭領で,市場原理を導入し,農業を主体に高成長を維持:エスニック連邦主義の限界)。イドリス・デビー(チャド:世界銀行からの融資で石油収入は豊富だが,北にリビア・東にスーダンがあり軍事費に消える)。ムスワティ3世(スワジランド:アフリカ最後の絶対専制君主)。ポール・ビヤ(カメルーン:フランスとスイスで大半を過ごしショートステイで帰国:産油国だが国庫も私有化:英語圏とフランス語圏で揺れ動く)。ウゴ・チャベス(ベネズエラ:軍人としてスタートし社会主義を夢見てクーデターに及んで投獄されたが政治家に転身:貧困層に取り入り主要産業を国営化)。ウラジミール・プーチン(ロシア:大統領から首相,そして大統領)~<今なにをやっているか><どうって権力を握ったか><今後の見通し>という順で述べられている。まあ,どこも似たり寄ったりで,国民投票で権限を拡大し,議会を無力化・・・反対派を弾圧。報道されるか否かは,報道の自由が確保されているか否かに掛かっており,敵意をもって報道されるか否かは欧米寄りの外交姿勢か否かに掛かっている。或いは,日本に影響があるか否かだ。スワジランドの嫁選びは面白半分でテレビで紹介されていたね。ワシントンポストの週末誌パレードの2011年独裁者ランキングから選んでいるが,カストロとムバラクを外し,チャベスとプーチンを入れた。著者近影を見ると胡散臭さが漂う

  • 胡錦濤は確かに独裁者だけど、それほど自由な独裁者ではないですね。

  • お隣の半島の暴れん坊将軍様から中央アジア、中東、アフリカ、南米の独裁者てんこ盛りでお腹いっぱいになりそう。ただ、彼らの悪い面だけではなく何故人々の支持を獲得したのかも記されているので、バランスがいい。

  • 2011年11月11日、読了。

    うーむ…とにかく文章が平坦。良かれ悪かれ客観的で、イマイチ実感に欠ける。

    あとがきで著者が語っているように、味方か敵か、正義か悪かの二者択一の姿勢は、対立構図への理解は非常に深まるが、物事の本質を見逃し、対立を加熱させる可能性を孕んでいる。

    そういった考え方から、独裁者をランク付けしたり、個人的な批判をすること無しに本書を構成しているのも頷けるが、それにしても味気ない。

    しかし、書いてある事は衝撃的な事ばかり。

    北朝鮮よりも報道の自由がなく、独裁のもとに選挙制度が放棄されているエリトリア。自らを批判した、古くからの付き合いである15人の官僚のうち11人を処刑した大統領のイサイアス。

    首都で日刊紙すら発売されず、テレビは国営のみ。神と同等に扱われ、揚げ句人肉を貪っていると噂される、赤道ギニア共和国のンゲマ。

    自らの国の議員をアメリカで亡命させるまで、徹底的に対立要素を排斥したロシアのプーチン。

    出来れば、かつての独裁者もとりあげて欲しかった。ムバラクとか、アミンとか。

    星三つ!

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世界の独裁者 (幻冬舎新書)の作品紹介

世界には金正日を上回る「独裁者」が何人もいる。他国の内戦に無理矢理介入し、地下資源を奪い取って私腹を肥やすジンバブエのムガベ大統領、40万人の大量虐殺で国際指名手配されているスーダンのバシール大統領、食人の噂が絶えない赤道ギニアのンゲマ大統領など、暴政を敷く独裁国家のリーダーは枚挙にいとまがない。しかし皮肉なことに、彼らの多くは国家独立の際の英雄でもある。なぜ彼らは英雄から独裁者へと変貌を遂げるのか。20人の「現役」独裁者の知られざる素顔を暴き出し、緊迫する現在の国際情勢を読み解く一冊。

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