人生で本当に大切なこと 壁にぶつかっている君たちへ (幻冬舎新書)

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982376

作品紹介・あらすじ

最初から何もかもがうまくいく人なんていない。失敗したり挫折したり、時に不安で眠れなくなったり…。野球とサッカーで日本を代表する二人は、そんなときをいかに乗り越えてきたのか。「成長のためには怒りや悔しさを抑えるな」「人生は『3歩進んで2歩下がる』の繰り返し」「選択に迷ったら難しいほうを選べ」「小さいことに手を抜くと運が逃げる」「欠点には目をつぶり長所を伸ばせ」等々、プレッシャーに打ち克ち、結果を残してきた裏には、共通する信念があった。実は順風満帆に進んできたわけではない二人が、人生の「試練」の意味を問う。

感想・レビュー・書評

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  • 王さんと岡田さんの対談の本で、どちらも想像を絶する努力家であるとわかった。
    王さんはあれだけの偉業を成し遂げても現状に満足することはなく努力を続け、岡田さんは監督として勝つために確固たる信念を持っていることを知り自分への刺激になった。

  • 諦めたらそこで終わり。
    諦めないことがどんなに重要なのか感じられる内容でした。

  • 岡田監督は、相当熱い人なんだな~と改めて感じた。日本のサッカー界で、選手や審判としては国際的に活躍してきている人は出てきているが、指導者として国際基準を目指している人はまだ少数。現在中国でプロリーグの監督にチャレンジする姿勢は感服。

  • 王貞治・他 著「人生で本当に大切なこと」、2011.11発行です。若者へのエールが込められています。シンクロした言葉がいくつかあります。①何を選んでいいかわからないときは、いちばん難しいものを選べ!(私は、大学で一番?厳しいといわれてた運動部に入部し、4年間過ごしてよかったなと今も思ってます)②練習は嘘をつかない ③身体は一生裏切らない ④食べたもので人生がつくられる。 食事と運動は、人間にとって生きていく上の基本となる両輪ですね。そしてスポーツマンシップ、これが大事だと思います。最近の不祥事、残念です!

  • 野球界の第一人者の王貞治とサッカー日本代表元監督の岡田武史の対談集。

    指導者としても一流の両者の対談だけに、非常に内容が濃くかつ実践的だった。

  • 野球、サッカーを通じて人生にとって大事な事が書かれていて読んでいても熱い思いが伝わってきた。

  • 対話形式でとても読みやすい。
    メンタルが強くないといけませんね。

    また、継続する、出来ることも才能だと思いました。

  • 読了

  • かっとなっても,怒ってはいけない。それをバネにしろ。

    それにしても王さんはすごい人格者だなぁ。

  • 王さんがすごいひとやというのは知っていたけど、岡田さんもこんなすごいひとやったのか。
    ただ、ひとのせいにはせず、自分にできることをやる、目の前のことを全力でやる。自己啓発の超入門みたいな本やけど、中高生向けということで、了解した。
    これ、若いときに読んでいたら、どうなってたんやろうかと、どうにもならないけど考えてみる。

  • 内容的には中高生に向けた本。特にスポーツをしている人や、そんなお子さんをお持ちの方には参考になると思います。

    しかし、私のような40を超えたおじさんにとっても、奮起を促す本であります。仕事にもよりますが、とにかくコツコツ粘り強く、失敗してもそこからヒントを得るその地道な繰り返しの末にある充実の境地。そこに達してこそ見ることが出来る景色ってあるんでしょうね。私はまだまだその登山の途中でありますが、くじけず前を向いて進みたいです。

    現役時代の王貞治さんが好きだった方にもお薦めの内容です。

    ブックレビュー『本でもって』の書評はこちらから
    http://genpou.jugem.jp/?eid=66

  • 対談形式の本は、読みやすい。

    中盤あたりからかなり集中して読めた。リーダーシップ、出会い、健康管理など、これからの人生で必要なものを教えてくれた気がする。

    岡田武史のOIJキャンプ気になるので参加したい!

  • 人生とは上ったり下がったりするもの。
    努力して壁をぶちこわすのだ。

  • 王監督と岡田監督の対談形式の本。内容は結構普通。ハッとするような話はあまりないけど、彼らがどう思いながら行動していたかは参考になった。
    プロは遊びじゃない。執念。好き。やってみる。長所を伸ばす。過去は振り返らず次の事を考える、どうすればもっと良くなるか。

  • 王貞治さん岡田武史さんの対談。岡田さん、めちゃくちゃ厳しい。。

  • 王貞治氏と岡田武史氏との対談方式。
    野球界とサッカー界で戦ってきたステージは違うけれども、失敗や挫折を何度も経験した中で、それらの世界を極めてこられた方々ということで共通した考えが多い。これから社会に出る若い方々へのメッセージ的な要素の本です。

  • 人生観

  • 資料ID:92115935
    請求記号:080||G
    配置場所:新書コーナー

  • 書かれていることはわりと他の自己啓発の本でも書かれてる気がするけど、このお二人が言うとまた違って聞こえたり。
    文字が大きいのもあってサクサク読めるのはよいかな。対談形式で進むのもまた読みやすい。
    なんかつまったりしたらサクッと読みたい感じ。

  • 王監督・岡田監督の対談形式。

  • 王貞治元WBC監督と岡田武史元日本代表監督の若者向けのメッセージ対談本

    下記が心に響いたフレーズ


    「自分の不安や悩みから目を背けず、しっかり向き合う。不安から逃げないで向き合っていると、慣れてくる。」
    「逆に、不安や悩みの全くない人は、人生と真剣に向き合っていないから、あまりたいした成果を上げることができないということもいえます」
    「もうこれでいいやと思ったら終わりなんです。成長はそこでストップします。次は大丈夫だろうかという不安があるから、努力できるんです。」
    「切り替えはもちろん必要です。でも、勝ち負けにこだわって自分を追い込むことができないと、自分が本来持っているはずの強みとか長所といったところも発揮できません」
    「人間はね、そんなに賢くないから、失敗しない限り学べないんです。失敗することで、これをやったらダメ、こうやれば上手くいく、ということが分かってきて、自分なりの答えの引き出しが増えていきます。すると、全く初めての状況にぶち当たっても、それまでの経験値から、それなりに対応できるようになるんです。そういう答えの引き出しが少ないとしたら、それは失敗や挫折が足りないんです。」
    「不安や悩み、怒りといったものは、生きている間は途切れることがないし、むしろ人生を前向きに進んでいくためのエネルギー源なんだと考えたら良いんでしょうね」
    「一直線に上手くなったヤツなんていないぞ。みんな何度も調子が落ちて、そこからまた上がっていくんだ。何でスランプがあるかというと、一段高いところへ飛び上がるためなんだ。ジャンプするとき、誰だって一度かがむだろう。それと同じで、スランプの時こそ前と同じ所を見るんじゃなくて、飛び上がる先の方を見ないとダメなんだ。
    選手個人にしてもチームにしても、調子が悪くなったとき、過去の良かったときや黄金時代に単純に戻ろうという発想だと、絶対上手くいかない。元に戻るんじゃなくて、もっと先にへ行くんだ、もっと高いところを目指すんだという気持ちで行かないと、後戻りしたままになってしまう。
    大事なのは、上手くいかないときにもうダメだ、限界だ、なんて簡単にくじけたり、諦めたりしないことです。明けない夜はない、やまない雨はない、といいますが、諦めさえしなければ、たいていのことは乗り越えられるものです。
    誰でもジグザグを描きながら上がっていきますが、その途中では何事もポジティブに考え、物おじせず積極的に出て行くタイプの方が大きく伸びるように思う。」
    「特に大きな壁って誰にでもやってくるわけではないし、ある意味チャンスなんですよ。壁を乗り越えたら新しい景色が広がっているんですから、むしろ歓迎しないといけないのかもしれませんね。」
    「自分で意識して、とてつもない挑戦や厳しい試練の機会をつくる。何を選んでいいか分からないなら、一番難しそうなものを敢えて選ぶ。そういう風にしないと、本物の夢や目標というのは見えてこないのです。」
    「人生は思い通りにいかないことがたくさんありますが、そういうときこそいろんな人との出会いがあって、新しい道が開けたりします。そう考えると、なんでも順調に進むのは良くないような気がします」
    「運を掴む秘訣なんかなくて、そのときそのとき、一生懸命やるだけ。
    運は誰にでも平等に来るんです。だから、常に運を掴むように準備している人が運のいい人なんです。あるいは、運を掴もうと必死になっていると、誰かがちゃんと見ていて、最後にご褒美がもらえる気がします。」
    「当たり前のことを諦めないで、粘り強くやることがどれだけ大事か。それで勝てるかどうかは分からないけど、やらなければ勝てる可能性がゼロになるんですね。」
    「目標を本気で信じられるかがカギ。必ず達成すると心の底から信じ切ることが重要。」
    「細かいことで自分は弱いなんで思う必要もないし、逆にそこで満足するならそこまでなんだろうし、人生において何が幸せか、何が成功なんて、自分で決めるしかない。」

    もし、同世代のヤツと同じように夜遊びしたいんだったら、プロなんて辞めたらいい。
    そのまま弱い自分を受け入れたら良いんじゃない?
    たまに飲みに行っても、遊びにいたりしても良いと思うよ。
    君は別にトップアスリートになるつもりじゃないだろう。」

    『もし、同世代のヤツと同じように夜遊びしたいんだったら、プロなんて辞めたらいい。
    そのまま弱い自分を受け入れたら良いんじゃない?
    たまに飲みに行っても、遊びにいたりしても良いと思うよ。
    君は別にトップアスリートになるつもりじゃないだろう。』

    この言葉がなぜか響いた。このままじゃいけないなと。
    やっぱり目の前のことに集中して努力する。辛くても、くじけない、諦めない。じゃないと運は味方につかないと思いました。
    超一流のスポーツ選手がいうのだから間違いない。
    確かに、自分の幸せ、成功なんて定義が違うし、人それぞれ。何が正しいなんて無い。
    でも、少なくとも自分は、仕事での成功、自己成長(昨日の自分より上回る)ことが全て。それによって何かを失うのはある程度やむを得ないのかなとも再認識した。
    自分の方向性はいい方向に向かっている、でもまだまだ修行が必要と認識させられた本でした。

  • 野球界とサッカー界のプロのプロが
    熱い思いを対談!!!

    このストレス社会で
    あまり思い悩まず生きましょう
    という風潮の中…

    いやいや!
    苦労は選んででもしろって!

  • 王貞治氏と岡田武史氏が対談形式で、
    人生について大切だと思うことを論じる本。

    日本を代表するプレイヤー・監督の立場を経験してきた二人。
    書かれた内容はスポーツ選手に限られたことではなく、
    人として生きていく上で参考になるものばかり。
    迷っている時には道しるべに、落ち込んで入る時には勇気づけられる。

    スポーツ選手らしく、体の大切さについても言及されていた。
    老後に備える意味でもこれが一番大切なことかな。

  • なんでも親が準備万端揃えている状態の、日本の子ども。自分で作り出さなくても用意してもらえる環境だったら、そりゃやる気なんて出ないだろう。
    サッカーと野球の両方の人間から子どもを心配する声が出るということは、それだけ深刻ということ。

  • なぜか先輩から差し出されたので読みました。昔持ってた熱い気持ちとか忘れてることに気づかされた本。人というのは、出会うべき人に必ず出会う。一瞬たりとも遅からず、一瞬たりとも早からず。
    仕事でも何でも、やった!という達成感か胸の中にこみあげる熱い感動こそが本当の報酬でお金や名誉は後についてくる。の2つが印象的だったかなぁー高校生に読んで欲しい本。

  • 中学生~高校生を対象に書かれているような内容なので、非常に読みやすい。前向きに目標に向けて行動することの重要さが謳われています。

  • 2時間程度で読了できる。
    期待が多きすぎた。

  • とりあえず、やってみなさい

    対談集

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著者プロフィール

王貞治

一九四〇年東京都生まれ。早稲田実業学校から読売巨人軍に入団。七七年に世界記録となる通算七五六号本塁打を放ち、初の国民栄誉賞を受賞。数々の記録を打ち立て、八〇年に現役引退。巨人監督(八四~八八年)を経て、ダイエー、ソフトバンク監督(九五~二〇〇八年)、〇六年にはWBC日本代表監督を務めた。現在は福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長。

「2020年 『野球にときめいて 王貞治、半生を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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