あなたの中の異常心理 (幻冬舎新書)

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著者 : 岡田尊司
  • 幻冬舎 (2012年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982451

あなたの中の異常心理 (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

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  •  面白かったのだけど、「健全な心を育むには幼児期の母親の接し方が重要」という記述が多くて、心が萎える。
     昨日もちょうど、ストレス耐性のある人間に育てるには、幼児期の母親の愛情が重要というネット記事を読んで、一体父親は何処にいるもんなのでしょうねと思ったばかり。どうも父親に大事な素質は「暴力をふるわない」事だけに思えてくる。
     幼児期の母親との接し方が大切だという事は否定しないのだけど、同じ研究を父親に対しても充分行われていての記述なのか甚だ疑問。

     心に問題を抱えた人の解決方法としては役立つ事が書かれているのだろうけれど、これから一人の人間を育てていく母親になる可能性のある人間としては、逆に心理に異常を来しそうなプレッシャーを感じた。
     それも私自身の幼児期の母親との関わり方が悪かった所為なのでしょうかね。

     時代の問題もあるだろうが、心に問題を抱えていたであろう歴史上人物の中で数名、「幼少期に女の子として育てられた事が原因」とあったのだけれど、逆のパターンがないのが物足りない。

     父親の虐待があった時に、それを止めなかった母親もセットで非難される事はあっても、母親の虐待があった時に、それを止めなかった父親の存在というものを余り聞かないのも気になる。
     そもそも父親とは、子供との接触が薄くても構わない存在なんだろうか。

  • 例として挙げられている人々、三島由紀夫、夏目漱石、ガンジー、ドストエフスキー、ユング、ショーペンハウアー、オスカー・ワイルド、ニーチェ…世に出て、後世に残るクリエイティブな仕事を成し遂げた人たちでさえ、闇を抱えていたのですなぁ。異常心理があったからこそ、考察できたこともあるんでしょうけれども。

    「いじめはクセになる」「快楽回路ができるとループし続ける」ほか、先週読んだ別の本「脳内麻薬/中野信子」ともリンクしていて興味深かった。

    最後まで読んでみて、異常心理に向かう原因を「幼少の頃の親との関係(特に母親)」に重点を置きすぎのような気がした。これを言われたら、自分もそうだと思う人は多いんじゃないかしら。でも、「愛情不足で育ったからしょうがない」で終わらせては自分が損。いつからだって生き直せると思いたい。

  • 禁断の扉

  • 変なことを想像できるほうが、異常ではないんだとさ。その境目がないのが異常なんだろう。
    すごく面白く読めた。ガンジーさん特に。偏屈さもかわいらしい。

  • 明るくて、前向きで、ポジティブで、心地良くて、優しくて…、というメッセージが世の中に溢れている。でも、人間の心ってそれだけじゃないでしょ?と手に取った本。感じたのは、異常の反対は"正常"ではなくて、"許容内"という事。周囲の人が受け止められる範囲の言動は問題にならないだけであって、そこを超えたとしても本人の心は"異常性"を感じない。"異常か否か"は周囲が決める、というシンプルな真理にハッとした。自分の言動はどうだろうか…。

  • P43 不潔恐怖は、不潔なことを恐れているというよりも、自分が異物によって侵されることを恐れているということなのである。

    P102 他人の幸福をねたむような、ひがみ根性に陥ることもある。相手の他意のない行動も、自分を貶めるように思え、悪意と解釈してしまう。相手が自分をいじめるのなら、こっちもやり返してやろうとばかりに、非難したり邪魔をしたりする。

  • ネロ
    ヘミングウェイ

  • なんでこの本を読もうと思ったんだったかな……。

    専門的な内容だが、分かりやすい言葉で書かれていて読みやすかった。
    様々な“異常心理”について著名人、特に「表現する職業」だった人々を中心に、生い立ちなどを説明しながら解説。
    表現芸術に身を置く人って、やっぱり“異常心理”を抱えていて、それを作品に昇華させてる人って多いんだろうな、という。

  • ニーズと違う内容だった気がする。

  • 著名人たちの病理を解説しながら、それが正常な人にも見られる心的状況であることも指摘している。
    それが生物として理にかなった行動様式であっても、行き過ぎてしまうと、ちょっと生きにくい状況に陥ってしまう。
    例示は豊富かつ、心当たりの多い状況が読める。

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あなたの中の異常心理 (幻冬舎新書)の作品紹介

誰もが心にとらわれや不可解な衝動を抱えている。そして正常と異常の差は紙一重でしかない―。精神科医で横溝賞作家でもある著者が、正常と異常の境目に焦点をあて、現代人の心の闇を解き明かす。完璧主義、依存、頑固、コンプレックスが強いといった身近な性向にも、異常心理に陥る落とし穴が。精神的破綻やトラブルから身を守り、ストレス社会をうまく乗り切るにはどうすればいいのか。現代人必読の異常心理入門。

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