先祖を千年、遡る 名字・戸籍・墓・家紋でわかるあなたのルーツ (幻冬舎新書)
- 幻冬舎 (2012年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344982598
作品紹介・あらすじ
自分の先祖はどんな人物だったのか-?日本人の90%が江戸時代、農民だったとされるが、さらに平安時代まで千年遡ると、半数は藤原鎌足にルーツがあるという。今は庶民でも、かつては名家で、歴史的な事件の渦中にいたかもしれない。先祖探しのコツは、二方向から。まず名字・家紋からおおよその系譜にあたりをつけ、同時に、古い戸籍や墓石の情報から、寺や郷土の記録をたどるのだ。最終目標は、千年前の自家の名字を明らかにすること。先祖探しのプロが、自分自身の謎を解く醍醐味とその具体的手法を伝授する。
感想・レビュー・書評
-
タイトルの通り、自分のルーツを千年遡って辿る方法が書かれた本です。
自分のルーツを①上から=名字・家紋などから千年前の「氏」について仮説を立てる②下から=戸籍・墓・古文書などを頼りに自分からルーツを遡っていく方法が書かれていて、「上から」辿るというのは目からウロコでした。
あとは、千年以上遡ると藤原氏や天皇家から出た源・平につながる家が圧倒的に多いというのも意外と言うか何と言うか…。(極端に言うと人類みな兄弟的な)
まぁ自分の名字が何であれ、今ここに存在するのは千年もの間戦乱や天災があっても先祖が生き残ってきたからというのは説得力があると思いました。
本書の中で現実的なのは3章まででしょうか。4章以降はガチ味があってさらっと読み流しました。(縁がありそうな人に手紙を出すとかハードル高い)
現実的にやるとしたら戸籍を取ることでしょうが、実際数年前に戸籍を取ったことがあるのですが、手書きの字が読めねぇ…w ここで普通に挫折ですよ…w(改めて戸籍を見てみると、大正4年式の戸籍と思われる)ので、「戸籍を取る」だけならネットにも方法が載っているので出来ますが、むしろ「戸籍を読む」のがハードルが高いですね。(本書ではそこまでは触れられていない)
しかし千年なんて『葬送のフリーレン』じゃないけどおとぎ話みたいですよね。千年以前に直前が分からないから尚更そう思ってしまいます。
本書で戸籍は「リンクシステム」と表現されていますが、その「リンク」が間違っていても戸籍が取得できるのはちょっと怖いなと思いました。(戸籍は「家」の繋がりの証明にはなろうとも、「生物学的な」繋がりの証明にはならないですもんね)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分のルーツを、明治時代から江戸時代、さらに平安時代まで千年遡る方法。
かつては名家で、歴史的な事件の渦中にいたかもしれません。
名字・家紋と戸籍や墓石の情報から、寺や郷土の記録をたどる方法まで、先祖探しのプロが、具体的な手法を伝授してくれます。 -
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 自分のルーツは意外と分かる/第2章 名字・家紋から見える自家の歴史/第3章 戸籍をたどれば江戸時代のご先祖名が出てくる/第4章 菩提寺と墓石で江戸・明治期の自家の歴史をひもとく/第5章 千年のルーツを知るためのテクニック -
調査方法が詳しく書いていただいているので役に立ちます。
-
自分のルーツに興味が湧いてよんでみた。戸籍がつくられはじめたのが、明治の初期だから9割がたの人は、明治初期の先祖の親ぐらいまでは分かるそう。さらに、その時の住所で、大体は身分まで分かるそうだ。戸籍以外の家紋のこととか、いろいろ書いてあって、普通に歴史本としても楽しめる本でした。
-
うーん、まあ結局は江戸後期~明治初期までしか遡れないことが多いのね。あともうちょっと先祖うんちくを聞きたかった気がする。
-
20151230先祖探しをやってみたい
-
戸籍調査まではやったのだが、その先がよく分からなかった。この本を参考にもう少し進めたい。
-
この本に書かれたとおり役所に申請して、高祖父が戸主となっている古い戸籍取り寄せた。
達筆の文字を丹念に読みほぐしていくと、無機質であるはずの記録文書が、にわかに温もりを帯びてくる。
困難な環境と激動の時代にあって、懸命に生き抜き、あるいは生き抜くことの叶わなかった先祖たちの存在を、
確かな実感を伴って想像することができた。
それ以上の遡りは、、、手間と時間がかなりかかりそうだし、仕事が落ち着いてからにしよう(;^_^A