病的に自分が好きな人 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982772

感想・レビュー・書評

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  • 自己愛過剰をテーマに書かれているが、全ての人に共通する自己愛を上手く使っていくための、自分のこころの持ちようを示唆してくれる内容です。

  • 自分が好きな人というと、自慢げで自分の話ばかりをし、こちらの話を聞かない人というイメージがあったのですが、それだけではなく、消極的なパターンや新型うつのように思い通りにならないとうつになるというパターンもある事がよく分かる本。
    インターネット時代で、誰しも自分の意見を言うことができる、論表できる場があることから、上から目線でものを言うタイプというのも。

    この本を読んでいて、私は脳内に数人の知り合いを思い浮かべていました。あの人がああいう態度をとったのは自分が大好きすぎるからこそなんだな。ということを納得させられた本です。本当にいますからね、こういう人。他人だけじゃなくて自分を思い浮かべると、こういう面もあった!今後気を付けよう!!と反省しました。

    本当にブログとツイッターには魔物が住んでいます。

  • いやーーーーーーー期待はずれやった。そういった人たちとの対応や付き合い方とか、そういうノウハウを期待して読んだのにそういう話はなく(そもそもあまり関わらないに越したことはないとわかっていても……!)、ケースの羅列とわかってる話が多くて自分が知りたい話はなかった。
    あと新型うつも病的に自分が好きな人たちのわがまま、的な話もうーーーん……。もちろんそういう面もあるやろうし実際そういう人もおると思うが、なんか言葉が強くて……。
    と思うたら、最後は当たり障りないよくある感じでサラサラとまとまっていくからずっこけた。いやそうなのかもしれんけども。

  • 周りにいます。参考程度に読まさせていただきました。

  • まともなデータに基づかない(と思われる)俗流直感的心理分析本
    時間の無駄である。

  • 自嘲的なことを言っては、否定して欲しいだけ。まさにこれは自分のこと。なんか、ヒドイ人の話を読んで、自分はそうじゃないから大丈夫って安心するために読み始めたのに、ドンピシャでまいった。
    そう言われてみると、周りにも随分と迷惑をかけて来たような気がする。明日から気をつける。

  • 高校生の頃に読んだ本で言ってたボーダーラインってのと近いような。過剰になりがちな自己愛をいかに適量に保つか。

  • Twitterなどで発言することに意味を見いだせなくなり、この本を読んで見ました。
    知り合いの先輩のように見えつつ、自分が当てはまり頭を抱えて読み続けました。
    自己愛が激しい人は、すごく人に迷惑を与えることもあるのだと思った。

  • 続けて自己愛についての本を読んだわけだが、こっちの方はスッと入ってくる。事例は少ない。
    自分の前著から文章ごと引用してくるところが目立つのはちょっとやな感じはするけど、ITの発達、幻想的万能感など、目新しくはないが判り易いキーワードも抑えている。

    本当に、こういう人増えてる。

    んで、毎度こんな話を聞くと、国際関係なんかも、頭に浮かんでくるのであった。
    あー。

  • ネットや、SNSは自己愛をさらに増長するのは納得。注意しただけでも、悪意とみなし過剰な反応を示す。人前では善い人を演じ、ターゲットにした者には暴言を浴びせ、徹底的に心をへし折る。そして、ターゲットの悪口を言いふらし、被害者を演じ、ターゲットを孤立させる。自分には何一つ非はなく、悪いのは、悪は全て他者にあると思っている人。被害者は他人に理解してもらえず、うつ病や、トラウマを抱え苦しんでいる。一番許せないのは、当人が異常な性格と知っていながら、我関せずな態度をとる人。

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著者プロフィール

榎本 博明(えのもと・ひろあき):1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。川村短期大学講師、 カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表。産業能率大学兼任講師。著書に『〈自分らしさ〉って何だろう?』『「対人不安」って何だろう?』『「さみしさ」の力』(ちくまプリマ―新書)など。

「2023年 『勉強ができる子は何が違うのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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