介護ヘルパーは見た (幻冬舎新書)

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著者 : 藤原るか
  • 幻冬舎 (2012年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982833

介護ヘルパーは見た (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

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  • 「介護ヘルパーは見た」=世にも奇妙な爆笑!老後の事例集= 帯には“おちゃめ” “不気味” “強欲” “愛欲” “お年寄りたちの禁断の世界へようこそ。”

    タイトルと副題、帯でかなり損をしている。これ手がけた編集人は介護の「か」の字も、現場も知らない人だろう。

    内容とタイトルが違い過ぎて正直ひどいと思った。私はこの「家政婦は見た」的な題名で、おふざけ系の介護話なんだと思って、気になりつつも1年以上借りなかった。もっと早く読めばよかった。

    先日やっと借りて読んでみたら、爆笑なんてことは一切なく内容はわかりやすく、優しい。毎日自宅で介護をする私にとって、自分の体を壊してまで介護するのは考えないといけないと、どこで線を引くか教えてくれるかのような一冊でした。

    認知症で暴れる、せん妄になる、すぐ忘れるなどの症状が出た時の対応法など、とてもわかりやすい良書です。

    介護保険の申請の仕方、介護認定からケアマネ、プラン決めまで様々なことが書かれている。

    驚きだったのが1億円高級老人ホームの話だった。お金を出せば良いサービスを受けられるとは限らないんだな…ということ。施設選びは難しい。本当は自宅で最期をというのがしあわせなんだよね。。。




    ●認知症は薬3割、ケア7割で改善する=92ページ=
    ●介護はプロも入った方が本人も家族も幸せ=97ページ=
    ●無理がたたって親より先に逝ってしまった息子=146ページ=
    ●うまくガス抜きして介護を乗り切る娘=155ページ=
    ●介護一辺倒になっては、だれでも長続きはしません。どこかで息抜きをする必要があります=157ページ=
    ●介護保険の申請―最後の決め手は医師の意見書=172ページ=
    ●介護保険をうまく利用できるかどうかは、ケアプランのよしあしにかかっています。=174ページ=
    ●要するに、対応次第なのです。無理矢理嫌がることをしたり、急いで何かをしようとするから、暴れたり、騒いだりするのです。=188ページ=
    ●要介護高齢者には郵送投票という制度があります。ところが、最も介護度の重い要介護5の人にしか認められていないのです。=197ページ=

  • 訪問介護ヘルパー20年、現場から介護の現実をみつめ、その経験を通し介護制度を問う。2012年の改正は介護を必要としている人に寄り添った法改正であったのか。
    現場の声を反映するべく自ら様々な行動を行なっている。また
    五百円玉貯金をして世界の介護現場を回るツアーをしているとのこと。日本の介護をより良いものにすべく地道に働きながら、訴えるべきところには訴えていく姿勢がすごい。この先、日本は高齢社会がずうっと続いていくのだからもっと介護制度を充実させないといけない。
    それは社会全体の幸せへつながっていくのだから。

  • 介護ヘルパーさんから見える現場の事例集。

    介護保険「改正」によって現場で何が起こったか、どんな声があがってきたかがリアルに紹介されています。

    確かに介護保険前夜の方がヘルパーさんの介護は手厚かったですね。祖父宅にいらしてたヘルパーさんと、孫である私もゆっくりおしゃべりした記憶があります。それが、よかった。今の仕組みではそれはもう、難しいですものね。

    現場のもどかしさが伝わる一冊です。

  • 介護の現場について分かりやすく説明されていました。認知症の方との接し方について大変参考になりました。
    お役所の方、貴方のご両親も介護が必要な時は来るのですよ。もっと現場を知ってください!

  • 介護職目指すのに良いことが沢山。
    『人間』を知れる気がして読んで良かったです。

  • 介護現場で何が起こっているのか。が、わかる本。
    現実の介護現場で知った高齢者の方や、その家族のことが書かれたり、認知症の見分け方、介護保険の知識、ヘルパーさんの労働問題、介護保険の問題。
    それらがわかりやすく書かれていて、読みやすかった。

    介護。というと、どこか自分のことでは捉えられない方も多いと思う。
    私も、昨年頃にその問題にはじめてぶつかり、考え出したこと。
    でも、人間が生きていくうえで、かならずぶち当たることであり、特別なことではないと思う。

    この本を読んで、介護保険の中身がやっとわかった。
    そして、それに伴う様々な問題も。
    介護保険の中身を考えるお役所の方々は、まず、現場を知るべきではないだろうかと、切実に思った。

  • 介護の仕事を志してる人は現実を知る意味で読むべき1冊。ベテラン訪問ヘルパーさんが、今までに出会った色んなお年寄りのことや今の介護の問題点などを書いた本です。

    介護の問題は誰もが無関係な問題じゃないので、興味深かったです。
    とりあえず完璧は目指さず、現実をありのままに受け止めることが大切な気がした。

  • 副題にある「世にも奇妙な爆笑!」に不謹慎さを感じながらも手に取った一冊。
    しかし、介護の現場を伝えることには成功していると思う。
    けっして”爆笑”ではないと思うし、安易にこの語を選択したのではないらしいことが窺える。
    介護の現場、高齢者や特に認知症の方達との接し方などについて、一方公的にノウハウを伝えるのではなく、体験談を成功例・失敗例・反省なども交えながら語られているので、非常に読みやすかった。

    冒頭、著者はホームヘルパーという語にこだわっていることを記されている。ホームであること、「生活援助」が要であることを通説に感じておられるのだ。タイトルにある「介護ヘルパー」は馴染みのない方にも分かりやすいようにとの配慮だ。
    この本を読むと、著者の「ホームヘルパー」に対するこだわりが分かる。

    認知症の方に接した実例とともに、必要な(そして可能な)対応についても述べておられる。

    総括すると、いかにその方の世界に入り込めるか…と言うことになると思う。そして「深刻にとらえずにおもしろがること」としている。
    また、介護保険の基礎知識も奇麗にまとめられている。利用者の視点から、どのように認定調査に臨めば良いかというアドバイスもよかった。

    急性期医療現場で働く僕としても、新鮮な情報が手に入りよかった。それは学術的な話ではなく、現場のリアリティに対してである。
    また、これから介護の現場に遭遇するであろう一般の方や、介護を受けられる方、そして現場で働く人に対しても一度目を通すべき内容だろうと思う。

    もう一つ付け加えるとしたら、このように動けるホームヘルパーさんがおられるということに勇気づけられた。

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    【目次】
    第1章 介護はある日、突然やってくる
    第2章 恐るべし、認知症
    第3章 コツさえわかれば、認知症はこわくない
    第4章 やっかいなのは認知症だけじゃない
    第5章 介護でわかる家族の素顔
    第6章 介護を乗り切れる人、つぶれる人
    第7章 介護保険制度をうまく利用するコツ
    第8章 ヘルパーが見た介護業界の現実
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    内容紹介(Amazonより)
    お年寄りたちの禁断の世界へようこそ。
    介護を楽しく乗り切る方法を伝授!
    親の介護は決して他人事ではない。
    統計によると75歳以上の4人に1人は一人暮らしが困難となるからだ。
    では実際に在宅の介護現場ではどんなことが起こっているのか?
    1人になると寂しくてウンチをこねくり回すおじいちゃん、
    ありったけの宝石を身につけてお風呂に入るおばあちゃんなど、
    想像を絶する世界がそこにはあった!
    20年以上介護ヘルパーとして働く著者が、
    これから介護する人、介護される人が直面する現実をリアルに伝える、衝撃の一冊。
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    内容(「BOOK」データベースより)
    親の介護は決して他人事ではない。統計によると、75歳以上の4人に1人は、一人暮らしが困難となるからだ。では実際に在宅の介護現場ではどんなことが起こっているのか?1人になると寂しくてウンチをこねくり回すおじいちゃん、ありったけの宝石を身につけてお風呂に入るおばあちゃんなど、想像を絶する世界がそこにはあった。20年以上介護ヘルパーとして働く著者が、これから介護する人、介護される人が直面する現実をリアルに伝える、衝撃の一冊。
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  • 藤原るかさんの「介護ヘルパーは見た」、2012.9発行、「家政婦は見た」とかが浮かびましたw。見てはいけないものを見たのでしょうか~(笑)。一読して、認知症はきびしいなと感じました。思いがけない行動、驚きの連続とのこと、できれば、自分はそうなりたくないなと(みなさま、そうと思います)思いながら追体験しました。そして、親の介護をするとは、おむつ交換もすることだと覚悟せよとの言葉・・・、「自立」できてる今の有難さを感じました。そして、オリンピックを見ながら、「弾ける元気と勢い」に感動しています(^-^)

  • 痴呆老人に財布を盗まれたと騒がれ収監された青年ヘルパーは真相は不明だがもし無実だとしたらこれほど残酷な話は無い。

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介護ヘルパーは見た (幻冬舎新書)の作品紹介

親の介護は決して他人事ではない。統計によると、75歳以上の4人に1人は、一人暮らしが困難となるからだ。では実際に在宅の介護現場ではどんなことが起こっているのか?1人になると寂しくてウンチをこねくり回すおじいちゃん、ありったけの宝石を身につけてお風呂に入るおばあちゃんなど、想像を絶する世界がそこにはあった。20年以上介護ヘルパーとして働く著者が、これから介護する人、介護される人が直面する現実をリアルに伝える、衝撃の一冊。

介護ヘルパーは見た (幻冬舎新書)はこんな本です

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