家族という病2 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 347
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984172

作品紹介・あらすじ

幸せな家族を幻想し、理想の夫婦像、親子関係を築かねば、とストレスを高じさせる日本人。本書では、家族のしがらみや囚われの多い日本の実態を一刀両断。「欧米人は日本の家族が理解できない」「子供を無理心中に巻き込むおかしさ」「なぜ不倫で女ばかりが責められるのか」といった日本独特の家族の謎に迫るほか、「年を取ることは個性的になること」「親の介護を楽しむ極意」「男の本音を見抜く方法」「自分を家族から解放する」等々、家族という病を克服し、より充実した人生を送るヒントを示唆。60万部突破のベストセラー『家族という病』、待望の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • こじらせ女子の終末期版って感じだった…

  • 家族に病があるのは同意するけど家族写真年賀状は送るなとか、他家のあり方の許容度が低すぎる、自分流だけ認めてもらえるわけがない。

  • このシリーズは、誰でも興味を惹かれるものなのではないだろうか。
    家族は誰にでも居る。仮に今現在いなくても、いたことの一度もない人はほとんどいないだろう。家族の形はそれぞれだが。
    私自身はどちらかと言えば、家族というものにネガティブなイメージを持っているタイプである。
    本作を読んで、他の家族の話を少し知れたような気がして、私はそういうところが個人的に好きである。
    人と家族について話すことはほとんどないため、書籍でも垣間見ることができて、学ぶことがあった。

  • 5月末に『家族という病』を読んで、「人生の先輩である女性のエッセイに対して、珍しく良い印象をもたなかった自分」がいました。
    それで今回その続編を読んでみました。

    やっぱりというか、さらにというか。
    面白いところもあるのですが、カチンときたり、「苦手なタイプだなあ」とか「こういう風にはなりたくないなあ」とか。

    たとえば、介護施設について彼女が思うこと。
    「なぜみんなに同じことをさせるのだろう」
    「施設にはおしきせの娯楽が多い」
    「みんないっしょに仲良く同じことをするなど、私にはまっぴらごめんだ。高齢者をバカにしているという気がする」

    嫌だったら介護のサービスをうけなければいいのだし、受けざるを得ないなら具体的に前向きな提案をすればいいのでは?
    若いスタッフの皆さんが、自分に経験のない状態である高齢者のためにいろいろ工夫して世話してくださっているのに、この言い草は何?!

    また、子供のしつけについて。
    「フランスでは、子供の躾は厳しい。(中略)憶えるまで厳しく叱らねばならない。この時期、子は親に従うべきなのだ。甘やかしてはいけない。聞かない時には、体罰も必要だ。お尻を叩くのが一般的で、“お尻ぺんぺん”の風景はよく見かける。叱る時には、理由など説明しない。だめなことはだめ。いけないことはいけない。問答無用である。」

    このあいだ神田うのさんが“しくじり先生”に出演、
    KYでたくさんの人に嫌われてきたけど「私という人間を変えてまで 世の中に合わせようとは思わない」
    と発言、ますます嫌われた彼女。

    そんな彼女が愛する夫と娘を得たことで初めて、家族に迷惑をかけないために自分を変える努力をはじめるのです。

    ご高齢で、結婚しなくても、子供がいなくても、人間として尊敬できるかたはたくさんいます。
    でも下重暁子さんがこんな性格なのは、やはり子供がいないからなんだなあと思いました。

  • 賛否両論あるようだけど、私は面白いと思った。
    作者の考え方もあるし、そう思わない人も中にはいるから、世の中成立するんだと思う。

  • ふむ

  • 後半は知人の話が多すぎて少し読み飛ばした。家族について考えることを処方箋の1つとして紹介していた。家族のことを考えるだけでも辛い人はたくさんいると思う

  • T図書館

    69夫婦別姓について
    女性の怒りを買っている
    75仕事をしている女性達は、結婚し離婚し、再婚するたびにいちいち名前を変える煩雑さに見舞われてきた
    男の方はほとんど変化がないのに、なぜ女だけが負わなければならないのかと思うのだ

  • 「家族がしんどい」
    言葉にしてみると少しは楽になる

    「家族の一人ひとりは、自分とは違う個体である。考え方も感じ方も違う。」─
    そういうものだと思うことにする

    ストレスで死なないよう 自分を解放する方法を会得しよう

  • 2019.9.30 読了
     あまり感じることはなかった。ずいぶん家族内の確執が目立つ。

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著者プロフィール

1959年、早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同年NHKに入局。アナウンサーとして活躍後フリーとなり、民放キャスターを経て文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。日本旅行作家協会会長。
主な著書にベストセラー『家族という病』『極上の孤独』『年齢は捨てなさい』『明日死んでもいいための44のレッスン』(以上、幻冬舎新書)、『鋼の女――最後のご女・小林ハル』(集英社文庫)、『持たない暮らし』(KADOKAWA)、『夫婦という他人』(講談社+α新書)、『老いも死も、初めてだから面白い』(祥伝社新書)、『自分に正直に生きる』『この一句 108人の俳人たち』(以上、だいわ文庫)他多数。


「2023年 『年をかさねるほど自由に楽しくなった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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