賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984332

感想・レビュー・書評

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  • お店で食べきれなかった分はドギーバッグでお持ち帰りするようになった。

  • 賞味期限と 消費期限があるのは 知っているし
    多少切れていても 大丈夫と思っていましたが
    卵が 冬場なら57日間は 生で食べれるとは
    びっくりしました~~
    テレビとかで やったそうなので知っている人も多いと思いますが
    私には 驚きです~~~
    まぁ 卵とか 割ってみて においとか大丈夫そうなら 火を入れちゃえば 問題ないですよね~~
    体調が悪い時は やばそうなのは リスキーですけどね。。。

    日本では なかなか テイクアウトが出来ないのは
    いつも 困ります。
    だから ライスに関しては うっかり言い忘れない限りは 半分とかにお願いしています。
    お店の人は値引きできないから と 言うような言い方をされますが 持って帰れないし 捨てちゃうなら 問題ないと思っています。
    ファミレスでも ライスの大きさによって 価格が異なるところもありましたけど
    そういうお店はいいですよね~

    一般家庭でも まとめ買いは お買い得というので 買いすぎて 食べきれず 処分するのも多いそうですが フードバンクなどが もっと周知されるといいですね~~
    (残念ながら 我が家は 期限切れとか 食べちゃうので 寄附できませんが)

    あと、ずっと 気になっていた お寺さんとかにお供えしたものってちゃんと 頂いてるのかと疑問でしたが 「おてらおやつクラブ」という 活動があるそうです。
    お供え物を おさがりとして 頂いて それらを 支援施設などから 個人へという流れが作られているそうです。

    少しづつですが 食べられる物を 食べたい人に 上手く行き渡るような仕組みができているようですね。

    もったいないと 思うなら 消費期限の近いものから 購入しましょうと 書かれていました。
    はい。。。勿論 その方が 価格も安くなってるので 優先的に頂いています。

    学校とか 家庭でも
    食品ロスについて 話をしてみて 意識が変わると良いですね。

  • 賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか。井出留美先生の著書。賞味期限についての常識は実は間違っている、虚偽であることがわかりました。世界にはいまだに十分な食べ物を得られずに苦しんでいる人がたくさんいるのだから、社会全体として賞味期限についての正しい知識を身につけて食品ロスをできる限り減らすような努力をするべきです。

  • 【深刻な「食品ロス」を知ろう】
    食品に関わる、恐ろしく深刻な問題の数々を知ることができます。決して他人事ではない、食品ロス。最新の傾向と対策を学びましょう!

  • フードロスを防ぐために。の本
    まぁ賞味期限は過ぎても結構大丈夫だよなぁ

  • 『サステナブル・フード革命』(アマンダ・リトル)がキッカケで読む事になった『賞味期限のウソ』(井出留美)。

    まだ食べれる食品が廃棄されるアメリカのスーパー事例を読んだ時に「日本ではどうなってるんだろう」と気になりました。

    2016年に書かれた本なので、2023年である今では変化があるかもしれませんが、

    とりあえず2013年における日本の食品ロス量は632万トン。

    そのうち約半数は消費者由来、残りが飲食店や食品メーカー、販売店など事業者由来のものだったそうです。

    世界の食糧援助量が比較として出され、約320万トンと見た時には口が開いてた。

    このデータが弾き出された背景には、スーパー・百貨店・コンビニの食におけるルール(3分の1ルール、日付後退品、廃棄前提の品出し計画など)や

    各家庭における無駄な買い物があり、

    私自身「うっ!」と思うようなご指摘がポツポツ。

    「安いから…」「いつかこのレシピやるから」で買った食品の慣れ果てが冷蔵庫や冷凍庫から発見された経験が頭をよぎる。(白くブニュブニュになったキュウリとかね…)

    この光景を見てからというものの、「冷蔵庫の中の物で何か作る」「野菜を買う時は作るレシピを決めておく」「賞味期限が長めのモノはストックOK」という自分ルールは出来上がりました……笑

    こういった各問題に対して行われてきた解決策の紹介もあり、

    《各企業における賞味期限延長》や【フードバンク】【フードドライブ】などの《食べ物のシェア》の話は面白かったです。

    正直こんな取り組みがあったなんて全然知らなかったし、無知って恐ろしいと思った次第。

    《興味関心のアンテナ》を広く張る事の重要さを知って、

    好きな分野だけ掘り下げてる場合じゃないなって思えてきた。

    いろいろ読んだ上でいろいろ決めてこう。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50021462

  • 2022.08.27
    若干タイトルと内容に齟齬があるような気がするけれど、読んで良かった。
    具体的に読者が行動できることを明記していることから、著者の「この問題をどうにかしたい」という必死な思いが伝わってくる。

    家庭でできることはもちろんたくさんある。
    買うことは投票すること。信頼できる企業から買うことで消費者も社会を変える一員になれる。

    大きく変えるには大企業や政府の力が必要だけれども、だからと言って個人が何もしなくていいわけではない。できることから少しずつ。エシカルな消費を目指していこう。

    フードバンクという取り組みがある。
    まだ食べられるのに外装の破損などで出荷できなくなった食品を企業から引き取り、福祉施設などへ配給する組織のことだ。
    それと似たような活動でフードドライブというものがある。
    家庭で余っている食材を集め、困窮している人たちへ配る活動のことで、フィットネスクラブのカーブスや一部地方自治体などで実施されている。

    ただフードドライブには難点もいくつかある。
    まずは賞味期限の問題。外国では賞味期限が切れていても回収OKなところもあるが、日本では2ヶ月以上賞味期限までゆとりがあること、等厳しい。
    「賞味期限が切れてもまだ食べられる」ことが広く知られるべきなのである。
    そもそも厳しすぎる賞味期限設定が悪いのか、「ルールをきっちり守り、守らなかった場合は個人の責任」という国民性が良くないのか・・・
    あとは「余った食品を与えられる困窮者への差別や栄養の問題」もある。
    余ったものを何でもかんでも与えてもまた廃棄されることだってある。
    まだまだ問題が山積みだと感じた。

    国民性なのか、杓子定規に判断したがるところが日本では多い。それが高度な衛生管理にもつながっているし、食の安心安全のためには必要なのかもしれないが、そのせいで多くの食品廃棄を産んでいるように思う。
    例えば賞味期限が3ヶ月以上ある食品は日付表示を省略しても良いとされているにも関わらず、日付表示をしているものがまだまだ多い。
    日付表示をしない方が期限にゆとりを持たせられるのにしないのは、ロット管理の観点からだという。

    また、日本人は「何をどれだけ食べると体に悪い(良い)」と考えるとき、「何を食べるか」に重点を置きすぎ、どれくらいの量を食べるか、が抜け落ちている場合が多いように感じる。
    どんな良い食べ物も、また悪い食べ物や添加物なども、どれくらいの量を食べると体に影響があるのかを考えて摂取する必要がある。

  • 食ロスの課題が多い中で、オリンピック組織委員会が「8月27日の会見で、オリンピック期間を含む7月3日から8月3日までの1か月間に、およそ13万食の弁当などが廃棄されたことを明らかにしました。」と報道がありました。なんとも悲しい。ボランティア分の弁当廃棄など、まったく無駄を減らそうという努力が感じられない大会だったのが残念だった。
    賞味期限と消費期限については改めてしっかり考え勉強して無駄を無くさなければと感じました。

  • 食品ロス対策として、フードバンク、フードドライブ(フードスタンプ)という素敵な取り組みを初めて知る機会でなった。

    フードバンクは、まだ食べれるが外装等の欠陥で市場に出まらわないものを、買取、生活困窮者に提供する取り組み

    フードドライブは、店や指定場所に家庭で余った食品を集め、上記同様生活困窮者に分け与える取り組み。

    まだ食べれるにも関わらず捨てるのは環境にも経済的にもよろしくはないと考えていた矢先、上記取り組みはとても素晴らしい。
    日本での食品ロスは年646万トンで、その内330万トンが家庭からの破棄となると、一部富を得られる人がいる反面、得られない人に分け与えることは、まさに共存社会となりえるだろう。

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著者プロフィール

食品ロス問題ジャーナリスト。奈良女子大学食物学科卒。博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。主な著作に『捨てないパン屋の挑戦』(あかね書房)『食料危機』(PHP新書)『あるものでまかなう生活』(日本経済新聞出版)『賞味期限のウソ』(幻冬舎新書)『捨てられる食べものたち』(旬報社)など。

「2021年 『SDGs時代の食べ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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