死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

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著者 : 丹羽宇一郎
  • 幻冬舎 (2017年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984622

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死ぬほど読書 (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

  • 本読みにとって、何とも心魅かれる題名。
    ビジネス界きっての読書家が、本が読まれなくなった現状を憂い、本を読むことの大切さを論じる。
    ビジネスにおいて、情報は大事だが、考える作業をしないと知識にはならない。読書で得たものが知識になるのは、本を読む行為が『考える』ことを伴うものだからと説く。
    著者が言う本は、古典とか哲学書とかあるいは自己啓発書とかの高尚な(?)ものばかりかと思いきや、小説などのフィクションでも、『考える読書』はできるという。
    「楽しいから読む。わくわくするから読む。心が潤うから読む。そういう気持ちで読むから本はいいのです。読書は無償の行為ゆえに無上の値打ちを持っているのです。」との個所を読み、最近は小説に偏っている読み手としては、ホッと一安心(笑)。

  • 死ぬほど読書とあるが、読書術の本ではなく、人生において読書がどう関わり、影響するかを著者の経験から書かれている。文体も平易で読みやすい。
    読書があまり好きでない方は、読書っていいかも!と思えるし、読書の好きは人はあらためて今の自分の日々にどう関連し影響しているか見つめなおす機会だと感じた。

  • 内容は、わりと淡泊な感じで、淡々と読書の効用が述べられています。
    タイトルは、過激ですが、中身は、それほど、過激ではありません。
    また、著者独自の、あっと驚く読書術があるかというと、
    ありません。

    コストパフォーマンスを重視する方は、
    避けた方がいいと思います。
    キンドルでしたら、サンプルの見出しを見れば、
    十分だと思います。

    ただ、著者の読書にかける思いは、十分に伝わりました。
    ① 読書は、継続することが大事
    ② 読書で培った知見を、実践(主に仕事)することが大事
    ③ 読書で、思考力を培え

    この3点を主に述べています。
    感覚的には、著者が編集者の前で、自分のこれまでの
    「読書について」語ったことを、編集者が、
    ライターに投げて、文字をおこして、
    編集した感じです。

    1~2時間あれば、読み切れるので、
    書店が近くにあれば、立ち読みで大丈夫です。

  • 読書は人を成長させる。

  • 「動物の血」と「理性の血」がよくわかった。
    読書しなくても生きていけるけれど、
    私は読書して
    より人間らしく、より良く生きたい。
    毎日読書する習慣つけたい。

  • 自分も本読みだから、読書を推す論調にはもちろん同意なんだけど、正直、この本で、本を読まない人に本を読ませる効果はあまりない気がする。
    一次情報の重要性とか、無知の知とか、多様な考え方とか、一般的によく言われることだけど、なぜ読書からでないとそれが学べないのかという説明が足りない。その後は人生訓に+アルファで「読書をしているともっと良い」みたいなこじつけが多い。
    具体的な本の読み方(積読はしないとか、多読と精読のバランスとか、自伝はうのみにしすぎないとか)はある程度参考になったが、大半は自伝とありがちな人生訓、「最近の世の中は~」という決めつけ&説教、といった内容で、おじさんの説教を長々と聞かされたという印象だった。
    「最近の人は論理的思考力が欠けている→ネットの粗悪な情報を受け身で得ているから」これこそ論理的でない、単なる決めつけだと思うが。読書だって受け身で読んでいれば何も身につかないし、ネットの情報だって自分で色々考えながら探すものだと思うが。全体的な傾向としてはあるかもしれんが、じゃあ本とネットの情報にはどういう性質の差があるのか、もっとちゃんと検証してから言うべきでは。
    「自分は安楽死を望む」とかも、なんかドヤ顔で主張してるけど、大抵の人が言うやつじゃん。

  • ワタクシ自身、読書の楽しみ・喜びに目覚めて2年弱。
    どこに行くにも手元に本がないと不安になりつつある今日この頃。
    そんな心情も相俟ってか、本書のタイトルに共感し、おもわず手に取りました。

    読書にまつわる著者の経験・考え・想いがさまざまに語られている本書。
    読書を「趣味」と言えるようになったこの2年弱の間に、ひしひしと感じてきた読書の素晴らしさを、改めて実感させられます。

    また、本に関することがらを中心としつつ、著者の奥深い人生観が随所に散りばめられています。
    その、どっしりと落ち着いた人間観・人生観・読書観といったものが、しっとりと心に響きます。

    本書の印税は全額寄付されるとのこと。
    なんとも素晴らしい。

    更に読書と人生経験を積み重ね、数年後に読み返したい一冊です。

  • この人は本当に読書という行為が大好きなんだな、と思った。よく何も考えずに受動的な読書をしてしまうことがあるので、深く思考しながら能動的な読書をするように心がけたい。

  • 私は新聞の投書欄を見て、大学生の「なぜ読書しないといけないのか」という疑問に答えは出せなかった。
    「読む読まないは自由だから、本なんて読まなくてもいい」と言うのが著者の答えだった。そうかもしれない。本は説得して読ませるものではない。そうして読んだとしても、身には付かない。
    私は大人になってから本を読むようになったので、子供の頃や学生時代に、本を読まなかった事をとても後悔している。その事を若い自分に伝えたい!

    「読書は目だけではなく、手も使う」とあったので今後、読書記録を手書きで残していこうかな、と思う。


    …34

  • 読書は心を潤したり、精神的な満足を求めてする無償の行為で、リターンを求めて功利的に読むのは、読書の価値を下げるという考え方に立っているところに共感した。書物ばかり相手にしていてはダメで、さまざまな人生経験を積み、その上で読書を加えれば、それなりの品性が備わってくるというくだりがあったが、そのようなところを目指して肩肘張らず、欲張らず、本との出会いを大切にしていろいろな本を楽しんでいけばいいのかな、と安心できた。

  • タイトルが気に入って購入。
    本をもっと読みたくなるからいい。
    私が読んだことのある本が出てくるとやったーと思う。
    教養を磨くものは仕事と読書と人。
    人生を豊かにするものと同じですね。

  • 死ぬほど読書をされた方の著書が、こんなにも薄いのかという皮肉

  • 丹羽さんがどのように本を読んできたか、
    と本を媒介にした生き方、働き方の本でした。

  • 本を読む理由というのは読む人にしか分からない、読んで始めてその楽しみが分かるというのはまさにその通り。ネットの情報では補えない。ネットは情報を得る、本は考える機会を与える。情報は考えることを通して知識になるというのは合点がいった。教養は仕事と本と人の3つで磨かれる。自分がたくさんのことを知らないことを知ること、人の気持ちがわかるようになること。

  • 人間は生きていれば問題だらけ、懸命に生きるということは懸命に問題を生み続けるという事。読書を勧める一冊。

  • この作者は凄い!本屋で何気なく立ち読みしたらその場で一気読みしてしまいました。多分かなりの本を読んでいるからだろう、この作者はかなりリベラルな思考の持ち主で物事・人の多様性を認めつつ、加えて自分の興味・視点を読書・仕事を通じて広げていこうという気概を感じました。私も死ぬまで読書を続けていきたい、そんな風に思える一冊です。

  • 読書をすることが自分の糧になる、と言う点大いに賛成する。でも、総じてあんまり意見の一致が合わないなぁと言う感じ。例えば、おすすめの本はあんまり意味がないとか。全部意味があるとは言わないけど、一度人の目というフィルタを通ってるわけだし、その人がきっかけになって読む本もある。とか。

    でも、辻井さんの好きなことだから、全然苦にならない。という言葉はとても響いた。

  • 少しの間積んでおいたらその間に各書店で人気になっていたようで…

    読書術とかブックガイドという感じではなく、仕事論、人生論に読書が絡められている感じ。たとえば齋藤孝さんだとある程度精神の緊張を伴うものを読まなければいけないというところ、(入り口としての)官能小説でもよいと言っていたりして「このくらいの読書でもいいんだ」と自信を持たせてもらえる人も多いんじゃないかな。「動物の血」と「理性の血」とかネットの情報との付き合い方など賛成する。読書だけでなく、働くこと、体験することが大事という考えも賛成。

    前日に岩波新書を読み終えたばかりで、つい読みやすさとか情報量を比較してしまうんだけど…。より早く読了の満足感を味わえてよかったとしておく。

  • 読書についてというより、著者の人生論という感じ。その要所要所に本にまつわる話や、読書で得られたことが出てきます。こういう昭和のモーレツじいちゃん好きです。

  • 人に「この本が良い」と薦めない、と言いつつ、結局ご自身が読んだ本の紹介が多い印象。伊藤忠の元会長さんが読んできた本を紹介するエッセイ、と思って読むと良いかも。

  • 問題は死なない限りあるのが当たり前という言葉が印象的。

  • 中国大使としての仕事は全く評価出来ないけど、読書に対する考えは大いに共感するところがあった。

  • 読書論というか、読書に関するエッセイ集。楽しく読め、読書好きにはさらなる読書意欲が湧く。

    本を読んで考える事。本は著者との対話であること。心の栄養は読書で得られること。読書により心に色々な興味がフックとなり、セレンディピティが起こること、等々など・・・。

    終りの方で著者が、本を読んでいる人とそうでない人は話をすれば分かる、と述べているのは大いに頷ける。面白い人はみんな読書好きか、或いは読書以外によって心のフックがたくさんある人だと、私も思った。

    星数が少ないのは、特に感動的でも情報量が多かったわけでもなかった故。私の基準。

    読書家には良い暇つぶし。それ以外にも読書をしたくなる良書。

  • 各書店で軒並み新書のベストセラー。

    図書館では入荷と同時に数十人待ち。

    著者が本書を書かせる原動力となったのは、新聞に掲載された大学生の投書だ。

    「読書はしないといけないの?」

    著者は、もしこの学生本人に直接問われたら「読む、読まないは君の自由なんだから、本なんて読まなくてもいいよ」と答えるという。


    だがそこから、読書の楽しみについて縦横無尽に語っていく。

    考える力。想像する力。感じる力。無尽蔵の知識や知恵。生き抜く力を培ってくれるのが読書。


    「自分は何も知らない」と自覚することが、人間にとって一番大事だという。

    本を読めば読むほど、「無知の知」を知り、人は謙虚になっていくという。何でも学ぼう、違う考え方を認められる。


    教養の条件は、「自分が知らないことを知っている」ことと、「相手の立場に立ってものごとが考えられる」こと。それには、仕事と読書と人だ。

    こうした読書の経験が、すこしずつ自分の中に蓄積されて、自然と人格を輝かせていくのだろう。


    本物の教養人は偉ぶらない。

    休日、ご自宅に訪問してじっくりお話を伺ったような爽快感。

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死ぬほど読書 (幻冬舎新書)の作品紹介

もし、あなたがよりよく生きたいと望むなら、「世の中には知らないことが無数にある」と自覚することだ。すると知的好奇心が芽生え、人生は俄然、面白くなる。自分の無知に気づくには、本がうってつけだ。ただし、読み方にはコツがある。「これは重要だ」と思った箇所は、線を引くなり付箋を貼るなりして、最後にノートに書き写す。ここまで実践して、はじめて本が自分の血肉となる。伊藤忠商事前会長、元中国大使でビジネス界きっての読書家が、本の選び方、読み方、活かし方、楽しみ方を縦横無尽に語り尽くす。

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)のKindle版

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