男の不作法 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344985230

感想・レビュー・書評

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  • 身が引き締まるおもいが、しました。

    目次は以下

    上に弱く下に強い
    真面目をバカにする
    時間を守らない
    過剰に自慢話をする
    間接的に自慢する
    ジジバカを垂れ流す
    自分の意見を言わない
    蘊蓄を傾ける
    公衆道徳を守らない
    家族を守る覚悟がない
    食べ方のマナーが悪い
    過剰にプライドが高い
    マザコンを隠さない
    妻や恋人以外の女性をほめる
    「〇〇に似てる」と言う
    カッチリと割り勘にする
    得意気に下ネタを言う
    ダジャレを連発する
    若い者に譲らない
    プレゼントの意味をくめない
    無記名で強く出る
    空疎な言葉を並べる
    「まずい」のタイミングをくめない
    (笑)などを乱用する
    「らしくなさ」を演出する
    「事実を言っているだけ」
    ××じゃないからわからない
    思い出話に燃える
    ドレスコードを無視する
    相手の地元を悪く言う

  • 男の、と付けた題名。
    だんだんこういうの、なくなるんだろうなぁ。
    昭和を感じました。

  •  内館牧子「男の不作法」、2018.11発行、さらっと一読しました。自分の価値を大きく下げる行為として30の例を紹介されています。例えば:①上司に低姿勢、部下には横柄な男(私は、上に厳しく下に優しかった気がw)②忖度ばかりで自分の意見を言わない男 ③いつまでも後進に道を譲らない男 ④自慢する男 ⑤プライドが高い男

  • おばさんの小言。でありながら、なんとなく、そうだね。って思ってしまう。

  • 図書館本。内館さん4冊目。
    相変わらず痛快。楽しく読めた。色々な不作法があったが、本文後半にもあるように、結局は頭が悪いのだろう。常識を知らなかったり、様々な経験をしていなかったりすると、場にあった対応が出来ない。
    今後のためにも気に留めておきたい不作法を上げておく。
    時間を守らない、自分の意見を言わない、食べ方のマナーが悪い、妻や恋人以外の女性をほめる、「〇〇に似てる」と言う、プレゼントの意味をくめない、「事実を言ってるだけ」、✖️✖️じゃないからわからない
    上記は身に覚えがある気がする。気を付けよう。

  • いろんな場面で目につく、というか鼻につく男の不作法が列挙。女性ならではの視点で、「〜するのはたいてい男だ。女にはまずいないと言ってよい」と断じる。結局、場をわきまえない、相手への思いやりにかける所作が不作法てことなんだろうな、と痛感。意識して気をつけないと。「結局、頭が悪いのよ」と言われないように。

  • よくこれだけ好き放題書くものだと思う一方で、こんなおっさん、確かに周りにおるし鬱陶しい、とも思いながら読了。

    自分が自戒すべきと思ったのは以下:
    ・過剰に自慢話をする、間接的に自慢する
    ・自分の意見を言わない
    ・うんちくを傾ける
    ・家族を守る覚悟がない
    ・過剰にプライドが高い
    ・妻や恋人以外の女性をほめる
    ・「○○に似てる」と言う
    ・プレゼントの意味を汲めない
    ・空疎な言葉を並べる
    ・思い出話に燃える

  • 著者がアンケートを採り、その上で独自の視点で男の不作法について書いている。印象に残ったのは
    ①窓を開け、灰皿を逆さまにし、高速道路に吸い殻をぶちまけた男性
    ②過去の栄光にすがり、過剰なプライドのある男性
    ③下ネタを連発する男性
    ④妻の料理をまずいという男性。
    ⑤思い出と戦っても勝てない。プロレスラーの武藤敬司さんの言葉。

    ④に関しては、まずいというのではなく、美味しい料理屋へ連れて行こうという話に納得した。

  • 上に弱く下に強い。真面目をバカにする。時間を守らない。過剰に自慢話をする。間接的に自慢する。ジジバカを垂れ流す。自分の意見を言わない。蘊蓄を傾ける。公衆道徳を守らない。。など老若男女に聞き取りし、自分も経験したことから30項目を絞る。

    あぁ確かにそういう人いるね、そうだよねって面白く読みました。このバリエーションに、実経験として会ってるっていうのがすごいです。

  • 個人的には、好きな内容だった。
    どんな事をすると、女性目線でNGかと言うことがなんとなくわかった。日常生活に生かせたらいいかなと思う。

    ・真面目は杓子定規や堅物とは違う。
    他人の思いを想像し、いつも同じ仕方ではなく、都度その他人に最適な形で対応できるということが、本当の真面目である。

    ・自分の意見を言わない男たちに、人望が集まるとはとても思えない。
    自分の意見を言い、他人の意見を聞く人を、若い人は絶対に見極めている。
    言わないことで葵ではなく、言わないことで何を失うかを考える必要がある。

    ・恋人や妻の前で他の女性を褒める。これは男が考えているよりはるかに無作法なことである。

    ・プレゼントをもらったら、本人が超うれしいと叫び忘れないように直ちにバックに入れて持ち帰ることが大事である。

    ・ご飯を作るのがうまくない人には、おいしいものを食べさせて鍛えることが大事。お金も時間も使わずに、まずいだけ言うのは最悪。

    ・(笑)などを多用するのは、逃げていると感じるため、男としての度胸がないことを示す。これは生きる度胸がない、ストレートに取られると困ると言う意味だからだ。

    ・女は、高校生であっても男の演出を見破るものだ。
    モテたいなら、薄っぺらならしくないは避ける方が良い。

    ・ジョークはユーモアは、相手に恥を欠かせないものである。
    相手を傷つけるジョークは無作法である。

    ・思い出話を始めたくなったら、思い出と戦っても勝てないんだよとつぶやいて話さないこと。
    思い出話は、今を生きる若い人たちにとっては女々しいこと。

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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