悪夢のエレベーター―Nightmare after a Secret
- 幻冬舎メディアコンサルティング (2006年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344995499
作品紹介・あらすじ
ある日、最悪の状況で、最悪の人たちと一緒にエレベーターに閉じ込められたら…?Qlep発本とブログのパラレル小説。
感想・レビュー・書評
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悪夢シリーズ 第1弾
プロローグ
第一章 小川の悪夢
第二章 マッキーの悪夢
第三章 三郎の悪夢
幻の第四章 終わらない悪夢
エピローグ
マンションのエレベーターの閉じ込められた4人。
浮気相手の女を送り届けた小川順
怪しい雰囲気のヒゲ男。
人の心が読める超能力をもつバッタ似の優男。
自殺願望を持つ少女。
脱出するために叫んだりと助けを求める小川だったが、他の3人からの質問やなんやらで話は意外な方向に。
果たして4人の運命は?
痛快な小説で、半日で読めちゃいます。
ドタバタ劇がさらに加速し、最後にどんでん返しもあり、よく詰め込んだなという印象もありつつ、一気読みで面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前情報なしに、何の捻りもないただのパニック小説だろうと思って読んだが、次から次に予期せぬ展開に進み、スピード感があってサクサク読める。
キャラ設定が面白いのと意外なラストもあるので楽しかった。 -
木下半太作品を読むきっかけになった作品です。
エレベーターの中だけでストーリーが進む物なのか?と半信半疑で購入しました。そして意外な結末!面白かったです。
もちろん読み終わる前に、悪夢シリーズ10作品ゲットしました。 -
以前から度々目にして、ずっと気になっていた、木下半太さん。
この『悪夢のエレベーター』がデビュー作になります。
エレベーターの中に閉じ込められるという、想像しただけで恐怖感しかない状況が、コミカルに描かれていて、とても読みやすい作品でした。
ドラマ化、舞台化、映画化ない、更に漫画化もされている、というのも納得の面白さです。
コメディ要素が強いけど、内容はしっかりとしたサスペンスで、最後まで楽しめるエンタメ作品だと思います。
シリーズ続編ばもちろんのこと、他の作品も是非読みたいです。 -
いろんなどんでん返しがあって楽しめた。
でも、なんかイマイチ感もあった。
いかにも…って作りに「あざとさ」を感じたからかも。 -
2014年7月22日読了。
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職場の飲み会で飲み過ぎた部下を家まで送り、その帰りにエレベーターに閉じ込められた男。居合わせた三人の乗客(?)と共に脱出を試みるが、変な展開に…。
悪夢の観覧車が面白く、悪夢シリーズを読み始めたが、これまた面白い。作者が演劇の人なので、展開が演劇っぽく、都合良い箇所もあるが、スピード感があって、読みやすい。
面白いなぁと夜更けまで読み進んでたら…、怖いお話でした。 -
“――エレベーターに閉じ込められた。それが悪夢の始まりだった。
一章読むごとに驚愕するストーリー。
4人に隠された秘密が徐々に解き明かされる展開にページをめくる手が止まらない!
p329『ああ、神様、このエレベーターを壊してくれ』”
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会社の上司からお勧めされた本。さっくり読めるサスペンス。
密室となったエレベーターに閉じ込められた4人。一章ごとに一人ずつ、主となる視点が変わります。
第一章の主役である小川は、出産を控えた妻の元へ急ぐため必死に出ようと奮闘するが、他の3人は協力してくれない。挙句の果てにエレベーターが停電になったりそれぞれの重大な秘密まで聞くことになったりするのだが、
それは全てある悪夢の一部でしかなかった…というもの。
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読み進めていくうちに、まさかの展開に驚き、悪夢は悪夢を呼び、最終的な結末には驚かされました。どんでん返し好きにはお薦め。
ただ、「ここで終わるのかよ!!」な気分がなきにしもあらず。
幻の四章を探したけれど、検索しても見れなかった…。
前回読んだ「女王ゲーム」とは全然違う雰囲気。
これはこれで楽しかったです。