35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画

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著者 : 藤原和博
  • 幻冬舎メディアコンサルティング (2009年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344996953

35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画の感想・レビュー・書評

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  • 日本の戦後の成長社会は、世界から見ると、
    かなり特殊な状況だったのではないかと思います。

    戦後何もないところから、
    復興していくタイミングで、
    いろいろな新しい技術革新が起こり、
    作れば物が売れ、産業が栄えました。

    成熟社会に移行した今は、
    知恵を絞って、よく考えないと
    売れなくなりました。

    そして、成長社会では
    みんな同じことをやっていれば生きていけましたが
    成熟社会では、ひとりひとり戦略をもって生きていく必要があります。


    本日ご紹介する本は、
    人生に戦略をもつための
    考え方を紹介した1冊。


    ポイントは
    「知恵を借りられるネットワーク」

    人生に戦略を持つためには、
    多面的な複眼思考ができることが重要。

    幼児期は、誰もが見えるものがすべてです。
    大人になるにしたがって、見える世界は広がりますが、
    自分以外の視点は自分では持つことができません。

    そこで、知恵を借りられるネットワークこそが
    最大の資産になります。


    本書の中で
     仕事に打ち込める時間の1/3を本業に投資し、
     残り2/3を戦略的に別のことに投資する
    という言葉があります

    実際にやるのは至難の業です。

    実務をかなりのレベルで効率化したり、
    アウトソーシングして成り立たせ
    空いた時間に戦略的なことをする必要があります。

    仕事1/3:戦略:2/3 は理想ですが
    常にこのような考えを持って仕事に挑みたいと
    思わせる良書です。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    知恵を借りられるネットワークこそが、成熟社会の最大の資産
    成長社会では個人の人生戦略なんて必要なかった
    成熟社会の手本はヨーロッパ
    ”自分の技術はなにか”について自分と向き合って話して見ること
    大切なのはもう一人の自分がどれだけ育っているか
    どのフィールドでどれだけの練習量を重ねるかが未来を左右する
    自分にしかできない仕事をいかに続けるか
    次の時代の武器を手に入れたいなら、お金を払ってでも自分を鍛える場所に飛び込むことが大切
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1 総論―なぜ、人生に戦略が必要なのか?
    2 戦略―戦略的ライフプランニングのすすめ
    3 知恵―戦略作成の基礎は、クリティカル・シンキング
    4 武器―自分だけのキャリアが身を助ける
    5 コミュニティ―つなげる力で仲間を増やす
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 『35歳の○○』という本が書店でたくさん並んでいるのは、それだけこの年代が迷える年頃で、出版業界にとっても狙い目ということなのだろう。

    成長社会から成熟社会へ、正解主義から修正主義へといった流れはだいたい実感している通りの内容が述べられていて、それに対する人生戦略というのも個人的にはすでに実行している内容だった。

    30代も半ばを過ぎれば、いかにやらないことを決めるかが重要になってくる。キャリアアップ幻想から抜け出し、ある程度の密度で仕事できる能力が身に着いているのであれば、何ら不安に思うことはないのであろう。

  • コンサル会社出身の著者。

    内容はタイトル通りだろう。

    ・残業人間に、仕事ができる人はいない

    ・遅刻するというのは、殺人と同じである

    ・プロとアマの違いは、すべてにおいてあきれるほどに当事者意識を持っているか否か。

    ・現在群がっているグループで一生が決まる。
     10年後は5人の平均になる。

    ・情報を知識に、知識を知恵に昇華させるのが、人間の仕事。

  • <きっかけ>
    知人の紹介

    <学んだもの>
    「成熟社会」というパラダイム

    <内容/感想>
    東京都で初めて民間人から中学校の校長になった、リクルート出身の藤原和博さんが書いた本。

    日本は高度成長期を終え、「成長社会」から「成熟社会」になっている。
    「成長社会」=人の成長を経済の成長にゆだねることができた時代。みんなが足並み揃えて学校に通い、会社に勤め、モノを作れば売れた社会。人生を選択しなくても、レールに乗っていてモノが買えれば成長と豊かさを感じ、満足する人生を送れた社会。
    「成熟社会」=経済の成長が一段落つき、モノ・サービスの多様化・差別化が進んでおり、また、生活のグローバル化が進んでいる社会。自由に選択ができる一方、レールに乗っているだけでは満足や成長、豊かさを感じにくい社会。

    「成熟社会」の中では、自分自身がどのように生きるか選択し行動することが求められている。

  • ・必要なのは「集中力」と「バランス」だけ。
    ・「自分技術とは何なのか」について自身と向きあって話すこと。その技術は会社外でも通用する普遍性をもっているか。
    ・正解ではなく「納得解」を導きだす能力が必要。
    ・「本当の自分」「理想の職場」「運命の結婚相手」それは全て正解主義の産物だ。本当は正解なんてない。「納得解」を導き出せ。

  • 藤原和博氏が我が社へ講演会へいらした時に買った本を再読。

    「正解はない。納得解を出せ」

    仕事をしていると「正解があれば楽なのにな」と思うことが良くある。
    自分の中で「これが正解だ」とおもったものを、周囲に納得させる術(しかも穏便に)、これが身に付けば、どんなビジネスでも家庭でも成功するだろう。

  • 面白いことが書いてありました。

    共感できるところもあれば

    共感できないところもありました。

    もっとも共感できるところは

    1人1人個々の時代

    成熟社会を生きる方法は

    ってあたりかな

    これからは

    もらえるお金も減っていくだろうし

    今までの正解が正解でなくなっていく

    時代だと思うんです

    でも、僕らはどこかで

    植えつけられた価値観を

    常に持っていると思うんですね

    そんな価値観くそくらえですよ

    捨てられないけど

    くそくらえな価値観を持っていると

    意識し続けた方がいいなと思いました。

    個性かぁ

    僕の最近の課題は

    居心地のいい中点を見つけること

    今の居場所は居心地がいいな

    ありがとう

    ありがとう

    ほんと

    感謝ですよ

    だから

    無理しない程度に

    自分を大切にしたうえで

    与えていきたいなって

    心から思います

    無理に与えるってのは

    人に好かれたい

    人から認められたい

    そこに

    自分の存在を見出したい

    そして、人より上の位置にいたいっていう

    エゴから来るものだから

    そうならないようにしないといけないですね

    成熟社会を楽しもうよ

    楽しいよ

    選択肢もたくさんあるし

    すべてできるなんてことは無いんだから

    遠足のおやつだって

    1000円買っていいって言われるよりも

    200円でやりくりするから楽しいんじゃん

    200円なのに300円くらい買うから楽しいんじゃん

    1000円だからって1500円分買ったら

    罪悪感と重さで

    なんかHAPPYな気分じゃなくなると思うよ。

    ほどほどのなかで

    楽しむのがいいんです

    それが

    僕には合っているんです。

  • 会社に埋没する今まで型の生き方では
    これからは通用しない。
    自分を軸にした自分本位の生き方をしよう。
    20世紀は正解を出す生き方でみんな同じコトをしていれば、良かった。
    21世紀はそれぞれが納得解を出す生き方なので、人によって生き方は様々である。
    「ジグソーパズル型」⇨「レゴ型」へのシフトである。

  • 30代半ばで今後のキャリアに不安を抱いている人には特にオススメの一冊。成長社会から成熟社会への移行に合わせて、生き方も変えていかなくてはならない。自分には「納得解」「寄業人」というキーワードが心に留まった。ちなみに最後の生命保険の話はいらないと思う・・・

    ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    【読書メモ】

    ●こんな大人にはなりたくない

    1.お中元、お歳暮をせっせと上司に送る上司
    (こういう大人に、政治家への贈賄をとやかく言う資格はない)

    2.ケータイメールを優先席付近でしょっちゅう使っている人
    (こういう大人に、子供のしつけを語る資格はない)

    3.ベンツのクラスやロレックスの型番で相手の格を測る人
    (こういう大人に、人格や品格を語る資格があるとは思えない)

    4.ミシュラン頼みでレストランを片っ端から予約しまくる人
    (こういう大人に、日本料理の色彩や歯ごたえを評する資格はない)

    5.テレビ解説者に口裏を合わせて自分の意見のごとく語る人
    (こういう大人に、考えるチカラとか思考力を論ずる資格はない)

    6.自分の息子や娘だけはさっさと私立の小中学校に入れている教育評論家
    (こういう評論家に、公教育をとやかく言う資格はない)

    7.抗菌グッズやサプリメントにまみれて暮らしている人
    (こういう大人に、ココロとカラダの健康バランスを語る資格はない)

    8.農業や介護の仕事は朝早いからと嫌って働かない人
    (こういう大人に、失業対策の補助金を与えるのはいかがなものか)

    9.給食には金を払っているんだから「いただきます!」と言わせないという人
    (こういうバカ親に、感謝の心を語る資格はない)

    10/ポジティブシンキングで何でも解決できると思っている人
    (こういうお調子者に、人生の喜怒哀楽や生老病死の深淵は分からない)


    ●組織に埋没するのではなく自立した個人として人生を設計し、プランニングして、オリジナリティの高い人生を歩んで欲しい。

    ●「みんな一緒」から「それぞれ一人一人」へと、ものすごい勢いで大きくシフトしている。それが現代なのです。

    ●私はよく「病気はチャンス」と言っています。自分自身の内面の声に耳を傾ける絶好の機会だからです。現実をしっかり受け止めて、生活スタイルを少しずつ変えていけばいいのです。

    ● 成長社会で教育を受けてきた私たちは、「引き際」について考えることがほとんどありません。・・・今でも私は「これ」と決めた仕事には全力を傾けます。ただし、その一方で「どこで降りるか」「ここまでやったら、あとは任せる」という引き際を、いつも意識するようにしています。今、組織の中で働いているとしたら、どうか引き際について深く考えてみてください。美しい引き際と、その後の充実した人生を思い描くのです。

    ● 「クリティカル・シンキングを中心とした論理的思考」と「相手の意見を聞きながら自分の意見を取り入れてプレゼンテーションする技術」こそが、〔よのなか〕科で子どもたちに学んでほしかったポイントであり、同時にこれからを生きる大人の読者にも必要不可欠なスキルなのです。

    ●仕事の話をする前に、まずはライフストーリーを交換し合うのが新しい常識

    ●10代の終わりまでに身につけておくべき力は何か。私は「集中力」と「バランス力」の二つだけでいいと考えています。

    ●20代は1000本ノック、30代は迷え

    ●30代のうちに決めておかなければならないこともいくつかあります。

    最も大事なのは、「自分の技術とは何なのか」について自身と向き合って話してみることです。その技術は会社の外でも通用する普遍性をもっているか。十分に磨き上げられているかを、しっかり検証してください。

    もうひとつは会社以外に打ち込めることを見つけること。40代、50代と続けていけそうなテーマであり、仕事で培ったスキルと合体させると大きなパワーが出るような事柄を選ばなければなりません。

    ●新しい時代に求められるのは、「正解」ではなく、「納得解」を導き出す力です。

    ●今や「とにかく打ったほうが勝ち。手数を出したほうが勝ち。何回打ってもいいから早くカップインしたほうが勝ち」というルールに変わったのです。

    ●決断は最初の2秒の直感に従え

    ●持ちネタだけで勝負しないことが大切。往々にして無謀に飛び込んでいったほうがいい方向に向かっていくのです。

    ●変化のスピードが速くなっている現在においては(PDCAの)4段階をきっちり踏んでいては間に合いません。実行したらすぐ改善し、改善案を実行したら、また改善という「DADADA」にする必要がある。私はこれを「ダダダの無限サイクル」と呼んでいます。

    ●新しい「大人」の三つの条件
    ・「素の自分」だけでなく、「演じる自分」というのがいるかどうか
    ・「公共的なリテラシー」
    ・「クリティカル・シンキング(複眼思考)」


    ●私は人を評価する時、「失敗談をどれだけおもしろく話せるか」という点を重視します。

    ●家族も会社もあらゆる場所で、私たちは「演じる自分」を発動しなければならない。そんな時代なのです。

    ●PISA調査における三つのリテラシー
    1.読解リテラシー
    2.数学的リテラシー
    3.科学的リテラシー


    ●自宅での朝食や夕食は、お客さんや会社の同僚と食事する時とおなじように、家族で会話するためにあったのか!

    ●日本では新聞が「世の中に遅れないための保険」になっているように見えます。買っているのは情報ではなくて、実は安心なのです。

    ●「いい子症候群」殻抜けるには
    1.「嫌われたくない」「好かれなければ」という気持ちを捨てる
    2.実際に結婚式や葬式を断る。飲み会や付き合いのゴルフもやめてしまう
    3.自分が今までやってきたことを一旦、10分の1まで減らしてみる


    ●25歳から35歳の10年間は、どのフィールドでどれだけの練習量を重ねるかが未来を左右します。

    ●あなたは「企業人」か?「起業人」か?それとも「寄業人」か?

    ●会社と個人の両方を幸せにする「ツボ」打ちのポイント
    1.みんなの目にわかりやすいアクションであること(可視性)
    2.個人としてもぜひやりたいと思えるアクションであること(共感性)
    3.すぐに体を動かせる具体的なアクションであること(運動性)


    ●有償、無償のボランティアを単なる自己犠牲だと思わないでください。自分を鍛える場として、ナナメの関係を積極的に構築していってほしいと思います。

    ●相手を説得するのではなく、考えをうまく引き出すことが先。これが動機付けの最大のポイントです。

    ●不動産がレバレッジだった時代は終わりました。株式もダメ。では現在において何が「ツボ」なのでしょうか?それは「人」と「物語」、そして「人と人との関わり」です。それぞれ一人一人になるからこそ、人とつながっていくことがレバレッジになる。

    これからを生きる読者には、自分を磨き、有機的ですばらしいネットワークを構築することで、世界を変革してほしい。そう、私は期待しているのです。


    ●成熟社会での幸せは何かと考えると、私は、モノではなく時間であると思います。その時間を、どういう気持ちで過ごすことができたかということではないでしょうか。
    

  • 「演じる自分」という言葉に魅かれて手に取った一冊。
    母であり、妻であり、1人の人である自分を考えたとき、「演じる」という表現がとてもしっくりきました。
    そして、「その常識は本当か」という問い。
    クリティカル・シンキング(複眼思考)を常に意識していこうと思いました。

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35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画の作品紹介

拝啓、終電帰りのビジネスパーソン様。35歳からは、ただ頑張っても報われません。サービス残業をしても、給料は上がりません。ポジティブシンキングだけでは、乗り切れません。そんな今こそ、あなたと家族がつくる人生が始まるのです。

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