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- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784377107777
作品紹介・あらすじ
著者は、典型的公立校、エリート私立校、定時制校、伝統校、商業高校の五つの異なるタイプの日本の高校を1年間フィールドワークし、追跡調査を行なった。そして、その相互比較から日本の社会的不平等の構造を、その共通性から国民文化と学校文化の特徴を、さらには高校体験が日本人の性格形成に及ぼす影響までを、明らかにしている。小学校で培われた平等主義の価値観が、序列的な高校でどう変質していくのか-大平正芳記念賞など受賞の労作。
感想・レビュー・書評
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日本の高校は、アメリカの文化人類学者の目にはどのように映るのだろうか。
このことを知れば、日本の高校がもつ特殊な性質がわかるだろう。
第1章において、著者は日本の多様な5つの高校に入り、生徒と一緒に学校生活を体験し、
その内容を細かく記録し、分析し、記述している。
日本人なら当然すぎて見逃してしまうことも、アメリカ人なら見逃さないかもしれない。
日本の高校を捉え直すだけでなく、質的調査の手本ともなる、名著です。
(ラーニング・アドバイザー/教育 MATSUBARA)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=280699&lang=ja&charset=utf8詳細をみるコメント0件をすべて表示
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