ビターチョコレート

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制作 : Mirjam Pressler  中野 京子 
  • さ・え・ら書房 (1992年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784378007359

ビターチョコレートの感想・レビュー・書評

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  •  中学生向き。『だれが石を投げたのか?』の方が日本の子供にとっては読みやすいと思うが、これも悪くない。
     ギムナジウムでいい成績をとっている、中流家庭の少女が、不良がたむろするところに出入りする、貧しい家庭の職業学校の少年と付き合う、というのが、日本の子供にどれだけ読み取れるのかが難しいという気がする。そこが読み取れないと、主人公は太っているけど、成績もいいし、彼もできて、家も豊かなんだから、なぜそこまで悩むのかわからないし、彼が、「君は今までつきあった子たちとは全然違う」と言ったり、すぐに肉体関係を持とうとするところなどは、決定的に生きてきた文化の差があるからだということもわからないだろう。(だからこそ彼は彼女に惹かれた、ということも)
     また、主人公の母親が恵まれた生活をしながら、精神的には満たされない気持ちでいることや、娘を愛してはいるが、あくまで自分の考える「いい娘」でいることを強要する父など、細部の上手さにはいつも感心してしまう。
     主人公が自己嫌悪のあまり摂食障害になっていく様子がリアル。
     自分を縛っている様々なものに気づき、時にはそれにNOを言ってもいい、と感じるラストはさわやか。
     しかし、さえらは、ちょっと考えてほしいものだとは思う。図書館にあっても、この表紙では子供は手に取らない。

  • 摂食障害(過食)の女子の話。
    ドイツが舞台で原著は1980年出版。
    古いってことを念頭に置かずに読み始めてしまったので感覚を合わせられず半分くらいで挫折。
    思春期に耐えられなくなって、とりあえず訳者あとがきを読んでみたら完全に萎えた。
    訳者と著者は関係ないけど気分がもう駄目だ。
    訳者は摂食障害を幼稚な女子のわがまま病だと思ってるっぽい。
    90年ってこんな認識だったのかな。
    性関係が強調されすぎているのも昔風。私は生臭い身体描写は苦手だ。

    過食描写はところどころ異和感があって、ところどころぎょっとするくらい自然。

  • ミリヤム・プレスラーの作品で一番有名。小学校高学年、他のプレスラー作品を読み漁り、最後にこの作品を読んだ。
    ちょっと過食気味の主人公が、最後には心の脂肪がすっきりとれて、まっすぐ物事を捉えられているところが印象的だった。

  • 小学生の頃、図書館で借りて読んだ本です。
    思春期の女の子たちの様々な悩みが浮き彫りになっていて、主人公の女の子が変わっていく様子が印象的でした。
    当時、真似をして机の中にチョコレートを忍ばせていた思い出が蘇ります。

  • 太っている思春期の女の子が、変わっていくというお話。少し暗いのかなと思ったけど、はたから見ると、かなり幸せそう。勉強もよくできる。彼氏もできた。いろいろと上手くいかないことを、外見のせいばかりにしないで、頑張っている主人公はすごいなと思った。

  • 小学生の頃図書館で借りて読んで、なんとも言えずやるせなくなった一冊。太っていることを気にする思春期の少女の日常。とても印象深い作品です。

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