サリーの帰る家

  • さ・え・ら書房
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本棚登録 : 62
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784378014852

作品紹介・あらすじ

「雇われ人の市?それって、奴隷と同じじゃない!『アンクルトムの小屋』そのものだわ!そんなもの、行かない。母さん、いやよ!」夢想家の少女が、父親の急死で遠い農場にやとわれ働くことに。読書でつちかった洞察力を駆使し現実にたちむかい、思いやりのある一人前の娘に成長するまで。

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の頃大好きだった本!
    図書館で見つけて懐かしい!と思い借りてきたんだけど、1ページ目からサリーちゃんが木の上に座って考え事をしていて、ああこりゃ好きなわけだ、となった笑

    当時の私には、本でも現実世界でも、姉妹が一緒に登場すると大抵妹が主人公であるように見えて(というかこれはある程度事実だと思う)、「姉よりなんでもできる妹」という立場に憧れも負い目も感じていたから、姉妹を中心に進んでいくストーリーの中で姉のサリーが主人公、且つ魅力的なところにある種希望を見出していたような節がある
    これは強烈に自覚した覚えがあるので間違いない笑

    サリーちゃんの感性の豊かさも、思慮深さも、素直さも、今読んでもすごく素敵だなあと思う

  • 農場で女中として働くことになった夢想家の少女の成長物語。
    主人公サリーに共感しつつも、ちょっとした騒動日記を超えてこなかったので、読後の感想は「はぁ…さようか」でした。
    続編があるそうなので、機会があれば読んでみたいと思います。

  • サリーには、この時代の女性ならではの忍耐強さもあり、若い女の子ならではの身勝手さもあり、リアリティを感じます。
    ソーダパンを食べてみたくて、ネットで調べてそれらしいものを作ってみて食べましたが、味気なさに納得してしまいました。

  • 突然の父の死の為、6ヶ月間家族と離れ離れになり雇われることになったサリーとケイティ。
    様々な困難を乗り越えながら、成長して行く少女たちの物語。

    改めて家族の大切さを知らされました。

  • ラベル:桃933 オ
    資料番号:5000455633

  • 家ではな~ぁんにも家の手伝いをしない夢見るサリーが、父親の死によって、女中として働きにでて、人間的に成長する小説。話が途中で終わったので続編を読んでみたい。

  • 外国文学の苦手な深沢。
    仕事の都合で無理やり手に取ったけれど、わりと一気に読めた。
    内容は少女サリーの成長物語。
    こういうのを王道というのだろうか。
    なんていうか、世界名作劇場を思わせる雰囲気だった。
    優しくてホンワカできる一冊。

  • 19世紀のアイルランド。
    父親の事故死により、家から遠く離れたところに、奉公に出されることになったサリー。
    奉公先でのさまざまな困難を乗り越え、少女から大人へと成長していく様子がえがかれています。

    おもしろいのですが、6カ月の奉公期間の、最初の2カ月で本が終わってしまうので残念…と思ったら、本国では続編・続続編が出版されているのですね。
    翻訳されたら読んでみたいです。

  • 19世紀後半のアイルランドが舞台。両親と三人の娘達の幸せな暮らしが父親の突然の死から一変。長女サリーと次女ケイティは家を離れて働きに出ることになる。

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