- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784380150067
作品紹介・あらすじ
「多様な性」を生きる人々が育んできた豊かな歴史や文化を知るために。
感想・レビュー・書評
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
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SDGs|目標10 人や国の不平等をなくそう|
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思索
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【教育学部図書館リクエスト購入図書】
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配置場所:摂枚普通図書
請求記号:367.9||H
資料ID:95160204 -
ゲイセクシャルとレズビアン、どうしてわざわざ分けるんだろうと思っていたけど、ちゃんと理由があるんだ。レズビアンの歴史の本を読んでみたい。
パレード内でも男性が女性を差別してたのか。なにやってるんだ?
Aセクシャルについてのエッセイがあったから借りてきた。樹村ゆーかりさんだって。
モーションをかけられるのをすごく不気味に感じる感覚分かる。苦痛でもあるけど、それってAセクシャルってこと?それが好きな人だったら素敵だろうなぁと思うんだけど、それはAセクシャルっぽくない…。グレイセクシャルが近いのかなとも思うけど、よくわからない。性的マイノリティの中の、さらにマイノリティの人達について書かれた本はないのかな?
それはともかく、樹村ゆーかりさんのツイッター見たら、アイコンやばいからフォローはしないでおこうと思った。
ゲイ文学のブックガイド、前読んだ後に、そう言えば読みたいと思う本をまだ読んでない?よね?そのうちでいいか。
トーベ・ヤンソンがバイセクシャルだったのには驚いた。レズビアンだとばかり。 -
LGBTブックガイドとあり、LGBTを扱った小説(物語)が紹介されているのかと思いきや、それだけに留まらずLGBTの歴史や制度改革の運動などの本が紹介されていました。しかも単なる本の紹介ではなく内容の要点が記されているので、この本を読むだけでも過去から現在に至るLGBTの流れ、そしてそこにある問題点が見えてきます。
マイノリティの問題を扱う時に、マジョリティと同じにすればいいという訳ではなく、マイノリティがマイノリティのまま不自由なく生活できること(生きること)ができる世の中こそ目指すものなのでしょう。それはマイノリティが優遇されることではなく、マイノリティに対する目を忘れずに持つことが、全ての人にとって生きやすい世を作る礎となることを意味します。
LGBTという表現は今や定着しつつありますが、便利な言葉となったが故の問題もあるでしょう。つまりは何でも「LGBT」と表わせばそれでいいという感覚。本来性的少数派を4つに区分することはできず、またこの4つにしろ全く別の意味を持っています。よくあるのが「20代のLGBTの男性」のような表記。こういうのに出くわす度に、え?どういうこと?と困惑します。アルファベットで表わすことによって曖昧にしてしまっているのでしょう。ハッキリと口にしない変わりの隠語みたいな使われ方に気持ちの悪さがあります。
そのためには「LGBT」とは何を表わすのか、そのことを知る必要があるのでしょう。「私たちとは違う何か」と線を引き区分するための言葉にしないためにも。その手助けとなる本も紹介されています。
またここではまんがを含めて創作(物語)も紹介されています。それは性的少数派が生きるためのロールモデルとしての役割を果たすものかも知れません。マイノリティは周りを見渡してもモデルとなるものが見付けにくいものです。そんな中で同じ境遇(もちろん全く同じではないけれど)の人物の姿が描かれるのは心強いものです。他者の生き方に共感する。たったそれだけのことも難しくある。だから物語はそんな人たちの力となるのでしょう。それはもちろん実在の人物を紹介したものも同じ。やはりそこに物語があり、その物語に救われることもあるのでしょう。 -
たくさんの本が紹介されてて、読んでみたいと思うものもありましたがそれよりも、
そのレビューを書いてる人たちの、多様な人たちの、多様な生き方感じ方の色が入った熱い文章にひかれました。
レビューを読むだけでも、十分にツアーした気分です。