アクティブラーニング入門 (アクティブラーニングが授業と生徒を変える)

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  • 産業能率大学出版部
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784382057234

作品紹介・あらすじ

「アクティブラーニング」がわかる入門書。長年の現場経験に基づいた実践的かつ理論的な内容。この本でアクティブラーニングの疑問を解決!

感想・レビュー・書評

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  • この手の本には不自然なほど教師に協力的な生徒が登場するものだが、この本はちょっと度が過ぎていて、実在が疑われるレベルである。アクティブラーニングのパンフレットだと思えばよく書けているし、登場する生徒もモデルだと思えばいいのだろう。パンフレットを真に受けて、実行する人が出ないことを願うばかりだ。筆者は元空手のプロらしい。その技を生徒同士の話し合い、学び合いで身に付けられるものか、考えれば分かりそうなものだ。

  • 参考になる部分が多かった。
    特に
    ・プリントを入り口に置く
    ・すぐ答えを教えるのではなく、質問する(問答法)
    ・ 教室=チーム全員で100点を取る
    ・学習内容の説明15分 問題演習35分 振り返り15分 振り返りがかなり大事
    ・パワポで説明

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/739477

  • リフレクションを重視する
    プリントの配布方法
    時間の提示
    リモコン
    聞いていない生徒に質問する
    放任と干渉

  • アクティブ・ラーニングとは何か、を知るにはいい本。

  • 大変わかりやすかったし、物理の実例には感心するし授業を受けてみたい気がする。

  • アクティブラーニングの概要をざっくりつかむのに役立ちました。

    構造的には一般的なグループワークで行う内容の応用で、取り入れやすそうだと思いました。

    雑談への対応が一番参考になりました。
    質問で介入する、というのはやりやすそうです。
    早速取り入れようと思います。

  • アクティブラーニングの導入が叫ばれている学校教育の現場に必要な本だと思います。
    必要なのは、すべてをアクティブラーニングにすることではなくて、アクティブラーニングを取り入れた授業にすること。
    著者は、高校の物理の先生であったそうです。アクティブラーニングとして実践した授業は、生徒同士が教え合う時間を多くとった授業で、
    「15分講義→35分演習→15分確認テスト」
    のような構成をとっていました。すなわち、この高校は、65分授業なのでした。
    これを50分にいかに落とし込むかは、これから考えていきたいと思います。
    とにかく、この本を読んで、一番思ったことは、この人の作り上げたものを真似でいいから、やってみたい。そう思える本でした。お勧めです。

  • この本の価値は、アクティブ・ラーニングを、特殊な学習の一形態として紹介するのではなく、人間にとってごく自然な学びのあり方に過ぎないものとして紹介している点にある。

    著者の指摘するように、それはすでに(必ずしもそう意識されていないにしても)至る所で行われている学習であって、アクティブ・ラーニングでないラーニングを想定することの方がかえって難しいくらいなのである。

    アクティブ・ラーニングというと、子どもの個性や自由を尊重するものであるが故に「すばらしい」ものなのだと解釈されがちだが、本当にそうなのだろうか、と思う。アクティブ・ラーニングとは、そんなに積極的な意味で「良い」ものだろうか。

    むしろ、日本の学校で行われている学習が、人間の本性とはかけ離れた、あまりにも不自然な形態を取っていることが問題なのであり、アクティブ・ラーニングとはそれを正常に戻すものでしかないのではないかと思う。

    その意味では、アクティブ・ラーニングという言葉を、それほど深刻に捉える必要はないのではないだろうか。

    ともあれ、本来であれば「当たり前」であるはずの話を、当たり前に語ることはなかなか困難な時代であるだけに、こうした健全な感覚に裏打ちされた実践報告はとても貴重なものであると思う。

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著者プロフィール

【監修者プロフィール】
小林昭文(こばやし・あきふみ)
産業能率大学経営学部教授。埼玉大学理工学部物理学科卒業。埼玉県立高校の物理教師として早くからアクティブラーニング型授業を実践し、教育界で高く評価されてきた。現在は高校を退職し、産業能率大学と河合塾教育研究開発機構に所属。アクティブラーニングの研究・実践を専門とし、研修講師を年間100回ほどつとめている。主な著書に『アクティブラーニング入門』(産業能率大学出版部)、『図解 アクティブラーニングがよくわかる本』(監修、講談社)など。

「2017年 『図解 実践! アクティブラーニングができる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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