賢治文学「呪い」の構造

著者 :
  • 三修社
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本棚登録 : 18
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784384041255

作品紹介・あらすじ

謎に満ちた「伝説」=旧家にまつわる伝説・一ヶ月に三千枚の原稿を書いたという創作にまつわる伝説、童貞伝説、同性愛伝説、賢治霊能者伝説、さまざまな奇行による奇人変人伝説。これらの説を一つ一つ剥がしながら賢治の実像を抉る。

感想・レビュー・書評

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  • さすがに呪いってのは大げさな気もする。
    ただの独りよがりかなと思って読んでいたけれど、島田さんとの対談で中和されてうまくまとまった感じになった。

  • 透明であることの美しさと悲しさ

    謎だらけの賢治さんにちょっとだけ近づけたような気分にさせてくれる一冊

    数ある宮沢賢治研究本のなかでもとりわけ公平且つ冷静な見解を展開しているように思う

    これ一冊で宮沢賢治の作品の深みを感じ取ることができ また そこから様々な方向へと思考を展開していくためのある一つの指標を読み解くことも出来る

    ただ一点 タイトルの「呪い」という表現はいささか安易じゃなかろーや 中身がしっかりしているだけになんとも惜しい気がする

    一冊の本はタイトル及びデザインも含めた一つの作品 そういう意味では タイトルが少なくとも私好みではなかったので ☆−1

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