息のブランコ

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制作 : 山本 浩司 
  • 三修社 (2011年10月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784384043501

息のブランコの感想・レビュー・書評

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  • ソ連に強制連行された、ルーマニア人が主人公。
    経験者への調査をもとにしている。
    悲劇的ではなく、暗さのなかで淡々とラーゲリ(収容所)の日常が語られていく。
    独特な表現に、妙に惹きつけられる。
    名付けられた小物たち、繰り返される言葉遊びには変に愛着も感じてきてしまう。
    灰色のイメージを残す世界のなかで、それこそ、すべてが「芸術的」だ。
    原書で読んでみたくなる。
    最後の章、最後の数ページ、「宝物について」で、リズム感が変わった。何かが静かに押し寄せて来る気がした。
    またここをいつか読みかえさなくては、と思うような、不思議な感覚を残すラストだった。
    歴史の一片としても、文学としても、深い作品。

  • 2009年ノーベル文学賞受賞。
    wikipedia → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC
    ヘルタ・ミュラー(Herta Müller、1953年8月17日 - )は、ルーマニア出身のドイツ語作家。チャウシェスク政権下のルーマニアにおける困難な生活や、バナート地区のドイツ人の歴史、ソ連占領下ルーマニアのドイツ系民族迫害などを主題にした作品で知られる。

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ヘルタミュラーの作品

息のブランコの作品紹介

ソ連に強制連行されたルーマニア人の主人公レオポルトが5年の歳月を過ごした収容所の索漠とした世界。ノーベル文学賞受賞作家の著者が聞き取り調査をもとに書き上げた渾身の小説。

息のブランコはこんな本です

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