1953年、ルーマニア・ニッキードルフ生まれのドイツ語作家。代表作として、処女作の短編集『澱み』(1984年、邦訳2010年)のほかに、四つの長編小説『狙われたキツネ』(1992年、邦訳1997年)、『心獣』(1994年、邦訳2014年)、『呼び出し』(1997年、本訳出)、『息のブランコ』(2009年、邦訳2011年)がある。邦訳はいずれも三修社で刊行された。1987年にベルリンに移住。2009年にノーベル文学賞を受賞するほか、『心獣』によってドイツ国内で1994年にクライスト賞、ドイツ国外で1998年にIMPAC国際ダブリン文学賞を受賞するなど、多数の文学賞を受賞し続けている。
「2022年 『呼び出し』 で使われていた紹介文から引用しています。」