日本昔話百選 改訂新版

制作 : 稲田 浩二  稲田 和子 
  • 三省堂
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784385361512

感想・レビュー・書評

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  • 「草深いいなかのいろりばたで伝承された昔話には、古代の人々の知恵がこめられている。本書は、江戸時代に赤本として広まった五大おとぎ話をはじめ、北は「ユーカラ」を伝えたアイヌの話から、南は鹿児島の海神信仰を織りまぜた龍神の話まで、各地の郷土色豊かな昔話百編を選び、丸木位里・俊画伯の絵をそえた楽しい読み物である。」


    日本昔話百選「目次」

    (北国の昔コ)
    尻尾ぽの釣
    うぐいすの里
    犬ッコと猫とうろこ玉
    うば百合のたたり
    猿神退治
    尻鳴りべら
    三人兄弟
    さとりの化け物
    猿地蔵
    瓜姫コ
    なら梨とり
    鶴女房
    かちかち山
    たにし長者
    猿聟入り
    地蔵浄土
    力太郎
    魚女房
    てんぽ競くらべ
    塩吹き臼
    三枚の札コ
    ねずみ浄土
    狐と狼
    江戸の蛙と京の蛙
    大工と鬼六
    こぶとり爺じい
    おどる骸骨

    (中の国のむかし)
    鳥呑爺
    天狗と隠れみの
    あぶの夢
    手なし娘
    天福地福
    聴耳頭巾
    黄金の瓜
    猿の生き肝
    はなたれ小僧さま
    親捨山
    糠福と米福
    花咲爺
    とび不孝
    風の神と子ども
    ぼたもち蛙
    猫と狩人
    味買かい橋
    鶴と亀の旅
    蟹の仇討
    水乞鳥
    粗忽惣兵衛
    豆と炭とわら
    蟹問答
    おりゅう柳
    大歳の火
    団子聟
    からすの鍬
    蛇へび聟入り
    へやの起こり
    ほととぎすと兄弟
    おいとけ堀
    子育て幽霊
    舌切雀

    (西国の昔話)
    古屋のむる
    猫と南瓜
    竹伐爺
    桃太郎
    えび・たこ・ふぐとからす
    馬子どんと山んばばあ
    狼女房
    猿とひき蛙の争い
    あとかくしの雪
    分別才兵衛
    似せ本尊
    食わず女
    ねずみ経きょう
    取り付こうか、引っ付こうか
    絵姿女房
    猫檀家
    朝日長者と夕日長者
    狼の眉毛
    五分次郎
    文福茶釜
    つきこん平ぺい
    隣の寝太郎
    鴨とりごんべえ
    ぐずの使い
    炭焼長者
    鼻きき五左衛門
    天人女房
    貧乏神
    吉吾どんの天昇
    天とうさん金の鎖くさり
    和尚と小僧さん
    笠地蔵
    源五郎の天昇り
    宝化け物
    腰折れ雀
    運定めの話
    隠れ里
    旅人馬
    龍宮女房
    きりなし話

  • 児童サービスに関係する人は、昔話に触れていてほしい――というような話をきいて、基本図書だな、と購入してはや数年。

    日本の昔話を代表する百の話。
    「『めでたしめでたし』の完形昔話は主要な話型をのがさないよう心がけ、笑話、鳥獣草木譚は心に訴えるよい語りを重視」したそう。(「はじめに」より)

    いくつか声に出せば、やっぱり語りのリズムがいい。
    昔話にはしばしば間の手が入ったというが、ほんとうにそんな感じ。
    短い話が百、けれど濃密なので、読み終わるのに何年かかったか知れない……。
    初めて読んだときは「おりゅう柳」が気に入って、読み終わって読み返すとそうでもない気がするのだけれど、たぶん夜に読んだので、こういうお話をつくれたらいいなぁと興奮したのかも。
    やっぱり「笠地蔵」は冬に読んでよかった〜と思いたいし、自分が知っている筋とは違うものもあったりして、何度読んでも楽しいだろう。
    「きりなし話」というのを初めて知り、子どもへの愛だな〜と、あたたかさを感じた。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB00068506

  • 北国、中の国、西国の三部に分けて百話の昔話を集めた一冊。知らなかった話あり、グリム童話と同じようなものもあり、新鮮な驚きがありました。解説もグリム童話集を彷彿とさせ、信仰の変化や物語の在り方を知りながら、楽しく読了しました。もっと色々な話を読みたいなぁ。

  • テレビアニメ日本昔話で聞いたことがある話はもちろん、はじめて読む話や、これも昔話なんだ…と考えさせられる作品もありました。
    そして、現在、書店で売られている幼児向け絵本の内容は、残酷な場面がほとんどカットされていることもよくわかりました。

  • ストーリーテリングのテキストに向いている。いろいろあって、子どもに読んで聞かせるのもOK。

  • あちこちで読んだことある聞いたことある日本の昔話の原型がぎゅっと詰まった一冊。各地方の方言で書いてあります。大人が読んでも新しく懐かしい。

  • それぞれのお家に ぜひこの一冊を!
    寝る前 一つ番茶とともに 楽しむもよし。
    家族と声を出し合って よむもよし。
    知ってるつもりの日本の昔話も 改めて読みこむと
    まったく別の意味が見えてきたりと 深く深くたのしめますことよ。

  • 2015/5/7 「鳥呑み爺」のストーリーテリング

  • 「へやの起こり」を読んでいただいた
    読み手さんは、声の調子が良くないな~って
    思ったのは最初だけ
    昔話って、やっぱりスッと入っていけるな
    日本人だからね

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