対話流: 未来を生みだすコミュニケーション

  • 三省堂
3.79
  • (4)
  • (5)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 64
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784385364377

作品紹介・あらすじ

"正解"のない変革の時代。対話的思考で学び合う力こそ、ビジネスと教育の現場を貫く「生きる力」。対話的発想を根幹に据えて、ビジネスと教育の現場を結ぶ「学習・コミュニケーション環境」を創出する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『ニッポンには対話がない』の
    共著者のひとり・北川達夫さんと
    「質問会議」で著名な清宮さんとの対談。
    アクティブラーニング、企業系の対話活用
    そういう分野に関心ある方には特にオススメ!

  • 361.454-セイ 300060738

  • コミュニケーションは
    一方的ではいけない。
    たとえば、学校の先生と生徒の関係でも
    先生はただ教えるだけではいけない。
    先生も学んでいかなくてはいけない。

    様々な考え方が広がる、

    グローバルになっていく世の中、

    いかにコミュニケーションをとっていくべきか。

    そんな話。

  • チームでゼロから何を作り上げる。
    または、改善策を纏めるのにヒントになりそあな事が多く書かれている。
    ただし、ヒントまで本当に必要な事は、この後。

  • 今回で2回目を読み終えました。

    過去の事例で未来に対処できない新時代に対応する
    ためには対話が不可欠ということで、対話に興味を持って
    様々な書籍に接してきましたが、もっとも理解しやすい
    ものでした。

    私が今後、対話を心がけていくときにポイントとなるのは、
    以下2点であると教えていただきました。

    1.対話の中で、本人の価値観を留保して 横に吊り下げておき、 自分と異なる価値観に触れて、積極的に変化していくこと。

    2.シンパシー(感情移入)ではなくエンパシー(自己移入)
      すること

    意識して積み重ねていきたいと思います。

  • ・質問会議・・・発言を質問の形にする
    「ハイ・コンセプト」というダニエル・ピンクが書いた本によると、これからの時代にどういう人材が必要かといったら、それは、ファシリテーター系とかアート系の力を持っている人たち。コンサルタント会社でさえMBA系の人が急激に減っている。論理思考だけでは問題は解決できない。のだそうです。
    対話思考
    U理論

    己の欲するところを人に施すことなかれ。嗜みは各々異なれり。
    ジョージバーナードショー

    クリティカル・シンキング
    狭義 自分は除外して相手だけを評価
    広義 自分も含めて評価する「なぜそう思うのですか」
    リフレクション・・・体験をモノにする力
    思考の枠組みを問い直す
    論理的ではないという批判は、最も非論理的な攻撃
    対話がもたらす「考えて働く」環境
    始まりを疑う
    すべてに疑問を持つところからすべては始まる
    ともに学んでいるという実感があってこそ仲間の存在の意味、自分の存在の意味が見えてくる
    一人ひとりが切り離された現代社会。
    「対話」「協働」をキーワードに新たなつながりの形を模索する
    闘うコミュニケーションから歩み寄るコミュニケーションへ
    それぞれの主張の背景にあるもの、それぞれの価値観の前提になっているものにまでさかのぼって始めて歩み寄りの契機が生まれる
    対話は妥協を創造するプロセス  価値観にさかのぼる質問
    感情の留保
    対話する集団、話し合いの文化
    ☆スキル2 PISA型読解力・・・情報を取り出す力・推論の力を鍛える
    見えない関係性をいかに見出していくか
    エンパシーという発想 こういう解釈が成立つとします。なぜ成立つのだと思いますか?
    エンパシーとは自分を相手の立場において考える技術。
    相手の意見という結果から瞬間的に原因となる事実にたどり着かなければならない
    シンパシーに依存せずエンパシーの発想と技法を取り込むことができるかどうかがこれからの協働思考のカギ
    エンパシーは自分の本能との戦い
    出された意見、思考、知識、経験をメンバー全員で共有する。
    オープンマインドになる環境
    自己開示には返報性があるから自分がオープンになると相手もオープンになりやすい。
    率先的にオープンマインドになるのは組織の中ではリーダーである必要がある。
    プロトタイプの存在しない変革の時代。
    対話思考で学びあう力こそ、教育とビジネスを結ぶ生きる力
    新しい思考は、過去から抽出されるのではなく、今ある集団の中に出現する
    変わり続けていくことが、今の時代を生き抜くこと
    成長のツール、変革のエンジンを自分のなかに、チームに、組織にいかに組み込んでいくことができるか
    みんなが自分を育て、自分がみんなを育てたという感覚が、個人と集団双方の成長実感となる
    集団・組織の多様性は同調圧力に屈せず違和感を互いに出し合うことによって担保される
    同調でも対立でもなく、対話を
    違いを受け入れること、違いを尊重すること、違いを楽しむこと。
    スタンダードのない時代
    自分を捨てることなく自分を変える。
    軸のある個人が多様性と創造力のある社会を創る
    働きやすいと感じる現場は、必ず学ぶ現場になっている
    ローカルという価値
    学習者中心主義
    自分の中に軸を作るとき重要なのは「自から学ぶ」
    過去の学習実績よりも未来に向けての学習意欲を評価する。
    ともに学び考続ける人々が新たな時代を切り拓く
    まず自分の考えを述べる
    日本の教育にはなぜ?がない
    学び続ける人

  • 問題解決能力は、教育の世界では考える力という。世界で求められrている考える力とは独力解決でなく、むしろ集団で解決する力、つまりみんなで考える力。これはまさに対話の力。戦わないコミュニケーション対話しなければならない。
    思考の質が低いということは協同思考がされていないということ。
    国際化とかグローバル化というと日本人は欧米をイメージする人が多いのですが、日本人がイメージすべきなのはアジア。

  • ■己の欲するところを人に施すことなかれ。
      ?みは各々異なれり。(ジョージ・バーナード・ショウ)
    問題解決のための話し合いは「議論」ではなく、「相談」になる
    ・否定による攻撃ではなく、質問による納得
    問題解決能力 →「考える力」(教育の世界では)
    独力解決ではなく、「みんなで考える力」が重要
    コミュニケーション能力 → 「伝え合う力」
    「みんなで考える力」は「伝え合う力」によって支えられている
    ・「違い」を活かした協議は、組織・存続の鍵
    ・働く現場は”大人の学び舎”。企業のリーダーは、学習を促進するファシリテーター。
    ・個が凝縮した集団か、集団が埋没した個か。
     →日本人は個を独立したものと捉える意識が低い、違いをきわだだせることを本能的にためらう。

全9件中 1 - 9件を表示

清宮普美代の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
村上 春樹
三浦 しをん
デイル ドーテン
ジェームズ アレ...
内田 和成
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×