なんでもオードヴル

著者 : 音羽和紀

• 柴田書店 (2005年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

オードヴルにとって大切なのは、ちょっとしたインパクト。それは色の美しさであるかもしれないし、形や盛りつけのおもしろさであるかもしれない。あるいは素材のもつ、旨みの引き出し方かもしれないし、意外なテクスチャーかもしれない。専門のレストランであれば、珍しい素材、高級な食材で驚きを与えることも可能だが、本書ではあくまでも身近な素材を使い、それを試みた。ひとつの料理から生まれるバリエーションも多くご紹介し、また、技術的にも複雑すぎるものは避け、できるだけ簡単なものを心がけたので、レストランやカフェ、バーやバールなど、幅広くご利用いただけると思う。また、酒販店でアルコールを売り出す際や、ちょっとしたパーティのときにも、参考にしていただきたい。

感想・レビュー・書評

[あゆみりんさんの感想 · 2023年1月3日]

見栄えの良いオードブルのレシピがたくさん載っています。
素材別に載っているのでとても見やすい。
フォアグラや上質な生肉は手に入れるのは難しいですが、お野菜のオードブルのレシピと盛り付けはとても参考になりました。

でも私の料理の腕じゃ、クックパッドとクラシルでじゅうぶんかな…
でもシンプルなレシピばかりなので、クレイジーソルトと、レモン、オリーブオイルがあれば色々な美味しいものが作れることが再確認出来ました。
そして、ハーブとガーリックがあれば更にマストですよね。

[晦 鶫さんの感想 · 2021年5月21日]

フランスで約５年間経験を積み、宇都宮市に店舗を構える音羽和紀さんの本。
食材別、料理別で、巻末索引あり、大変使いやすい一冊。そしてどのお料理も大変美しい。

素材別
じゃがいも
トマト
なす
長葱
グリーンアスパラガス
ピーマン
カリフラワー
キャベツ、白菜、水菜
オリープ、ピクルス
野菜のテリーヌ、ゼリー寄せ
白インゲン豆
きのこ
米
パスタ
サーモン
マグロ
鯛スズキ
いわし
小鯵、わかさぎ
穴子
帆立
さざえ
つぶ貝
牡蠣
ムール貝
青柳みる貝ホッキ貝エスカルゴ
えび
いか
たこ
鶏肉
豚肉、ハム
牛肉、牛胃、仔羊肉
フォアグラ、レバー
卵
チーズ


料理別
スープ
カナッペ
コロッケ
ピンチョス
シュー詰め
バナード
キッシュ
ピザ生地包み焼き
餃子雲呑春巻き
アイスクリーム

[airin888さんの感想 · 2010年4月20日]

材料が揃わないですが、どれもおいしそうです。

[campbell-bookshelfさんの感想 · 2009年4月1日]

おうちでとっても素敵な一品料理ができます。おもてなしをする時にはもってこいの一冊。私のオードブルバイブルです。

[ちばこさんの感想 · 2006年8月27日]

「素材別」と「料理別」の２部構成で、「素材別」は素材ひとつひとつの展開が楽しく、「料理別」では調理方法が同じでもバリエーションは豊富、まさにアイディア次第であることを思い知らされる。夜中に開くとお腹が空いて困ってしまう一冊。

[punipさんの感想 · 2006年5月22日]

野菜から肉・魚、カナッペ・ピンチョス・餃子まで、タイトル通りなんでもオードヴルです。
どの写真も素敵できれいで見ているだけでうっとりしてしまします。実用にもそして鑑賞にも、幸せになる1冊です

著者プロフィール

1947年栃木県宇都宮市生まれ。大学卒業後渡欧。日本人として初めてアラン・シャペルに師事。フランス料理をはじめ、ドイツ料理、スイス料理など幅広く学ぶ。1981年、宇都宮市内にレストラン「オーベルジュ」を創業。2007年7月に「オトワレストラン」を開店。2014年に世界的なホテル・レストラン組織ルレ・エ・シャトーに加盟認証を受け、地方に根ざしたガストロノミーレストランとして国内外のゲストを迎えている。また、宇都宮を中心にレストラン・バー、デリカショップなど複数の業態を手がけ、多様な食の楽しみ方を提案している。

「2023年 『野菜がおいしいデリのアイデア191』 で使われていた紹介文から引用しています。」