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- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784388061471
感想・レビュー・書評
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サラダ自体はもちろん素敵だが、序とあとがきに書いてある日本料理とサラダについての考察が素晴らしい。
考え方についてまとめると長くなりそうなので、味について具体的な提案部分を個人的な備忘として抜粋する。
「日本料理は旨味成分を中心に発展してきた、だからこそ油脂を少し足したらさらにおいしくなる」
「世界のトップシェフ達は逆に、油脂を中心に発展してきた自国の料理に、旨味成分を取り入れようとしているんです」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
菊の井の村田吉弘さんが作ったサラダの写真集ともいえる料理本。料理本というよりまるでフラワーアレンジの写真集を見ているようだ。村田氏も述べているが和食というとその料理と共に食器、盛りつけも重要視される。しかしこの本では盛りつけはともかくも、食器というものを見せていない。食材、料理の美しさを追求しているといってもよい。サラダがテーマだけに食材の多くが野菜。旬の野菜のおいしさを生かした料理法で見た目も美しい。これが和食といえるのかというものがほとんど。しかし、氏も言っているように世界をめざすのならこのような冒険とも言える料理も必要なのかもしれない。
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