ライプニッツ (センチュリーブックス 人と思想 191)

著者 :
  • 清水書院
2.80
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 25
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784389411916

作品紹介・あらすじ

本書では人間ライプニッツの誠実さと自らの限界にまで至ろうとするかのような彼の壮烈な仕事ぶりの、その緊張感と全体像を明らかにする。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ライプニッツの生涯と思想をバランスよく解説している。

    著者の専門であるライプニッツの形而上学だけでなく、論理学・数学・自然科学・法学・歴史学・中国学についてもていねいな解説がなされている。また、少ないページ数にも関わらず、計算機の発明やハルツ鉱山での活動についてもきちんと触れられていたのが好印象。個人的には計算機についての説明が興味深かった。

    多彩な分野で活躍したライプニッツの思想を一通り見渡すことができる良書だと思う。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1950年京都市に生まれ、東京都で育つ。1974年京都大学文学部哲学科(哲学専攻)卒業。1978~1981年フライブルク大学留学。1982年京都大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。文学博士(京大)。日本学術振興会奨励研究員、京都女子大学専任講師、岡山大学文学部哲学科助教授を経て、1995年より学習院大学文学部哲学科教授。現在、日本ライプニッツ協会会長、実存思想協会理事、比較思想学会理事等。著書:『世界と自我─ライプニッツ形而上学論攷』(創文社)、『自我の哲学史』(講談社現代新書)、『ライプニッツ』(清水書院)、『ライプニッツのモナド論とその射程』(知泉書館)、共編著:『ライプニッツ読本』(法政大学出版局)、『ライプニッツを学ぶ人のために』(世界思想社)、訳書:ロムバッハ『実体・体系・構造』(ミネルヴァ書房)、ハイデッガー『論理学の形而上学的な始元諸根拠』(ハイデッガー全集第26巻、創文社)、共同監修:『ライプニッツ著作集 第Ⅱ期』(工作舎)、ほか。

「2021年 『ライプニッツの正義論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井潔の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×