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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784389420840
作品紹介・あらすじ
経済の危機が叫ばれる昨今,スミス研究が盛んに行われるようになった。生産の能率の向上を中心課題としてきた現代の経済学が,何のための豊かさか,ということに気づいたためであろう。人間と社会についての深い洞察に基づいて経済学を生み出したスミスは,経済学のあり方を考える場合の原点となる。特権と独占を厳しく批判したスミスの思想の根底には,抑圧からの人間の解放と民衆の自律的な人間への成長の願いが込められていた。スミスは,現代の民主主義と自由の問題を考えるときも,豊かな示唆を与えてくれる。
感想・レビュー・書評
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アダム・スミスの生まれ育った環境、交友関係、何に夢中になり、何を重要視して生きていたのか、と言ったアダム・スミスの人間像が新書サイズでさっくり読めたうえに、その著書についてもサイズに見合った内容で書かれていて、アダム・スミス初心者の自分にとってはとても読みやすく理解しやすかった。
世の中には鬼の首でも取ったように「アダム・スミスのいうグローバリズムは誤りだ」という指摘をする人も多く、しかもそう言った「アダム・スミスは間違っている」と指摘するのがマルクス主義者だったりするとは、世の中はなんとも複雑だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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