ルーツ 1 (現代教養文庫 971)

  • 社会思想社
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784390109710

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  • 4.32/157
    『聞け!この叫び、この鼓動、万人の胸に迫る、クンタ・キンテの軌跡』(本書帯より)

    『黒人作家が先祖を求めて調べ上げた、200年にわたる物語。
    人間としての扱いをうけることのなかったアメリカ黒人の歴史が目前に展開される。人種差別反対を声高に叫ぶのではなく、人間の存在そのものを問う。
    すべての読者に感動を呼び起こさずにはいないだろう。世界的なベストセラーの文庫版。

    1750年、西アフリカ、ガンビアの小村に男の子が誕生した。クンタ・キンテと名付けられた子供はやがて17歳になった時、「白い悪魔」の手でつれ去られる………
    牧歌的な生活から一転して悪夢の世界へ。しかしそれは決して夢ではなく現実であった。
    黒人奴隷にとっての魂の故郷アフリカを理想郷として描くことにより、著者ヘイリーは、現実に彼らの身に起こった筆舌につくしがたい状況をより鋭くえぐり出そうとしている。』(「文元社」サイトより)

    原書名:『Roots』
    著者:アレックス・ヘイリー (Alexander Haley)
    訳者:安岡 章太郎, 松田 銑
    出版社 ‏: ‎社会思想社
    文庫 ‏: ‎388ページ 全三巻
    受賞:ピューリッツァー賞

  • 77年にドラマ放送を見てブラック・カルチャーに興味を持ち、ブラック・ミュージックにハマった。
    原作を読んだのは初めてで、ドラマでは描かれなかったアフリカでの生活が詳細に書かれ、心理描写も繊細で改めてアレックス・ヘイリーに感動。

  • 1

  • Awesome. Great history of African-Americans. Totally loved it. Helped me grasp a image of slavery system in the US.

  • 前半はアフリカの生活の豊かさ、文化の成熟度。過酷だが、非人間的ではない。後半は奴隷貿易と奴隷生活。不屈さに引き込まれる。

  • アフリカの少年の成長記、と思っていたらとんでもない事態に。

  •  アフリカ系アメリカ人のキンテ一族についての大河小説。平易な文章で読みやすい。主人公が次々に入れ替わってしまうので、話の途中で消えていった人々がどのような人生の末路をたどったのか、その後が気になった。クンタを失ったあとのオモロはどうなったんだろう、キッジーを失った後のクンタ・キンテはどうなったんだろう、とか。
     奴隷船の実態や、黒人同士による肌の濃淡の差別など、あまり日本には入ってこない事実を知ることができておもしろかった。クンタの足が切断されるところと、老奴隷がバイオリンを壊す場面が見どころだったと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      大昔テレビドラマになっていたのですが、内容が酷いと聞いて、見る機会を逸したのですが(ドラマが原作を歪曲している云々)、結局原作も未読。そうこ...
      大昔テレビドラマになっていたのですが、内容が酷いと聞いて、見る機会を逸したのですが(ドラマが原作を歪曲している云々)、結局原作も未読。そうこうしている間に社会思想社は倒産。何処か再版する出版社は現れないのかなぁ~
      2012/04/03
    • 尾崎さん
      >再版する出版社
      実をいうと、そこまで優れた小説でもないかな、というのが率直な感想です(^^;)
      なんか単純で司馬遼太郎の小説的なキャラばっ...
      >再版する出版社
      実をいうと、そこまで優れた小説でもないかな、というのが率直な感想です(^^;)
      なんか単純で司馬遼太郎の小説的なキャラばっかなんですよね。えへへ。
      2012/04/04
  • クンタ・キンテの壮絶な人生

    家畜同然の扱いを受けた黒人奴隷の
    それでも信念を曲げずに生きた彼の人生に感動

  • 前半は途中で読むのが本当に嫌になる。でもそれが現実、歴史なんだって耐える。本当に読んで良かった。

  • もうずいぶん昔に読みました。後半は途中で読むのをやめることができなかった。涙が後から後から溢れてきて、明け方を通り過ぎて翌日になってしまったことを思い出します。
    自分のルーツというものを強烈に意識するようになったのがこの本です。

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