ドキュメントゆきゆきて、神軍 (現代教養文庫)

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  • 社会思想社 (1994年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784390115551

ドキュメントゆきゆきて、神軍 (現代教養文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 日本のドキュメンタリー作品で伝説と言われている作品の制作秘話。

    日本兵の生き残りであるが、昭和天皇にパチンコ玉を打ち付けるなどアナーキストと化し前科3犯になっている奥崎謙三。(すでに故人)終戦後のニューギニアで2名の仲間の日本兵が上官に銃殺された(たぶん食肉として利用するため)という疑惑を解くべく、真実を知っている元日本兵達をアポなしで尋ねていく。
    仲間の墓参りや遺族を訪ねたり、戦地へ慰霊をしにいったり、人間としてまともな感情を持ってもいるんだろうけど、真実を明かすために暴力もいとわない過激さ、目立ちたがりの突飛さは恐ろしい。映像で観たらすごいんだろうなぁ。観たいような観たくないような。。。

  • 映画ではわからない奥崎賢三と原監督のぶつかり合いを読めるだけでも価値がある。「奥崎が嫌い」だと言う原監督。「あなたはダメな人ですね」と言う奥崎。何度も何度も映画の中止になりそうになった過程など、読んでいるこっちまでハラハラした。もちろん、テープが没収されてしまい、映画にすることができなかったニューギニア編も収録さされているのも大事。ドキュメンタリーの構成を考えて撮影をしようとする監督に、ただ自分のやりたいことをやり、そして撮ってもらおうとする奥崎。ドキュメンタリーなのに、遺族の代役を立てて演技させるという奥崎の考えには笑った。代役なんてドキュメンタリーじゃなくなってしまう・・でも、代役を立ててまでやりたいことをやる奥崎を撮るのがドキュメンタリーでもある。ドキュメンタリーというものを考えるという意味でも、面白い本だった。巻末の、人々の戦争に対する意識についての対談も良かった。つまり、最初から最後まで良かったということ。

  • 映画(ドキュメンタリー)「ゆきゆきて、神軍」の補完用に。

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