聖女の遺骨求む (現代教養文庫 3001 ミステリ・ボックス 修道士カドフェル・シリーズ)

著者 : エリスピーターズ エリス・ピーターズ 大出健

• 社会思想社 (1990年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

12世紀半ばのイングランドのシュルーズベリ修道院。5月初めの気持ちよく晴れ上がった朝だった。かつて十字軍に参加し、今は薬草園の世話をしている修道士カドフェルは、今日こそグウィセリンの遺骨の話が持ち上がるにちがいない、と思った。野心家の副修道院長が有力な聖人の遺骨を手に入れて、この大修道院の守護聖人にまつろうと、聖人の遺骨探しに奔走していたからだ…。

感想・レビュー・書評

[hosinotukiさんの感想 · 2018年3月14日]

聖女の遺骨を求めて行ったウェールズ地方の描写がとても美しく，住む人々の気持ちも素朴で純真でほんと気持ちが良い．こんなところで起こるはずのない殺人事件を薬草園の世話係の修道士カドフェルが見事に決着をつける．誰もが幸せになる筋道，お見事，

[100manacoさんの感想 · 2013年5月25日]

多分10年ぶりくらいに読み返したけど、やっぱりこのシリーズは1家に1セット常備したいくらいの秀作です。ハリー・ポッターなんかよりはずっと「よく生きる」ことを教えてくれるよ。ハリー・ポッター読んでないけど、多分ね。

[sakasitayomiさんの感想 · 2010年7月7日]

古本屋で購入したのは遥か彼方の大昔ですが、なぜか今の今まで読まずに本棚に。読んでみたら面白いですよ、この本。なんか海外ドラマもあるみたいで（未確認）見てみたいｗ　ファンタジーというより中世イングランドが舞台のミステリーなわけなんですけど、時代考証バッチリなので歴史小説とよぶべきなのか迷うところではあります。っていうか、聖遺物が欲しいからってまだ生きてるのに殺しちゃうっていったい、、、


2009/10/28(水) 読了

[あやごぜさんの感想 · 2009年7月15日]

修道士カドフェルシリーズの１冊目です。

[青猫さんの感想 · 2004年11月6日]

修道士カドフェルシリーズ第一巻。12世紀のリアルな修道院生活を垣間見るだけでもかなり読み応えあり。推理小説としても完成度は高いです。