ジャックは絞首台に (現代教養文庫 3029 ミステリ・ボックス)

  • 社会思想社
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784390130295

感想・レビュー・書評

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  • 歴史教師探偵キャロラスシリーズ。
    前回読んだ「死の扉」から今作まで、未訳作品が5作もあるのですが、その中でキャロラスはつらい思いをしたのか、「死の扉」に比べて今作では犯人を追い詰めることに躊躇が見えます。
    そのところ、訳してもらっておかないとダメなのでは?
    で、謎解きのきっかけについては「死の扉」と同じタイプの視点の転換かな?前作ほどの鮮やかさは感じられなかった印象です。
    とはいえ私は全然推理できなかったのですけど…。

    キャロラスの療養先とジョン・ムーア警部の転勤先が同じというのは笑うところでしょうか。
    二人で協力しあうくだりはシンプルな中に相互理解の深さが垣間見え、なかなか萌えました。

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著者プロフィール

Leo Bruce
レオ・ブルース
1903年、ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト-クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』(扶桑社ミステリー)を発表。ビーフ巡査部長を探偵役とする長篇を8作刊行したのち、『死の扉』(創元推理文庫)で新たな探偵キャロラス・ディーンを登場させる。その後計23作のディーン・シリーズを遺し、1979年死去。

〈扶桑社ミステリーのレオ・ブルース作品〉
『三人の名探偵のための事件』
『ミンコット荘に死す』
『ハイキャッスル屋敷の死』
『ビーフ巡査部長のための事件』

「2022年 『レオ・ブルース短編全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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