- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784391106206
感想・レビュー・書評
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窓ぎわのトットちゃんを読み、黒柳徹子さんのお母さんはとても素敵な人だなと思って調べたら、エッセイを出されているとのことで、さっそく本書を図書館で借りてきた。
想像通りの素敵な人だった。
トットちゃんのお転婆っぷりは、お母さま似なのだということがよくわかる。
黒柳徹子さんのお母さんとは関係なしに、明治生まれの人のエッセイは面白い。現代とは全く異なる日本を生きてる。おじいちゃんは江戸時代の生まれだったりするので、〇〇藩は〜というフレーズが普通に出てくる。
著者がお嬢さま育ちということもあるだろうが、昔の人は上品だなぁと感じた。学校帰りに焼き芋を買っただけで不良娘扱い、そういう文化の中で著者がどんな日々を送ってきたのかを垣間見れるのは貴重だと思う。
この世代の人のエッセイ、もっと読んでみたいなぁ。
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とても読みやすい本だった。
朝さんは可愛らしく、でも逞しく人だなと思う。
母としても1人の女性としても
単に強いとは違う
自分の物差しを持った人で
その真の部分についてはブレることなく
自分が大切だと思ったことに対してはとても強く
だからと言って無理をしているようには見えず
(その時々はかなり大変なときもあるが)
大変なとこも含めて、その時々を楽しく精一杯生きる人だなと思った。
いい意味で子供の心のまま大人になった感じ
普通は周りの意見、情報に左右されたり
過去や未来に囚われて無駄に悩んだり迷ったり
今何をするかに1番注力すべきなのに
できないことが多く
最近読んだ『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン著や『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン著にも
今を生きれことの重要性
自分らしく生きることの大切さ
を読み取ったのだけれど
戦前から自然とそんな生き方をしている
黒柳朝さんは羨ましくもあり
とても素敵な人だなと思いました。
語り口調で友達の日記を読んでいるような本
これからの生き方のヒントになればと思います。 -
朝さんの愛すべきキャラクターが読んでいて気持ちがいい。