生活はアート

  • 主婦と生活社
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本棚登録 : 235
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391119343

感想・レビュー・書評

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  • 日々の生活を楽しむエッセイ。

    旅する時に準備させることはたったのひとつ。それは日々の生活の充実です。

    この章がとても好き!

  • 読み終わったのが遥か昔なので具体的な内容は覚えてませんが、皆さんのレビューを見る限り、「日々の生活をいかに楽しむか」という内容だったと再認識。

    今現在、無意識にそういう生活を心がけていられるのはこの本のおかげなのかも。
    決してアーティスティックではないにしろ笑

  • 日々の生活をアートのように楽しむ著者の想いがたっぷりと詰まっていました。
    日々をきゅうきゅうに生活してお金を貯めて旅行に行く、ということよりも、毎日の日々もワクワク楽しみながら旅行も楽しむ考え方というのがとてもいいなぁと思いました。
    著者の本はワクワクがたくさんあって「そうだよね、その考え方で生きていていいよね!」と想えて未来が楽しみになります。

  • 毎日の生活をどれだけ楽しめているだろうか?
    どれだけ楽しもうとしているだろうか?
    そもそも生活が楽しめるという発想を持ってていただろうか?


    僕は石積みをする。外に落ちている石をあつめて、それを上に乗せていく遊びだ。
    どんな大きさだろうが、どんな形だろうが、どの石もその石全体の重さの中心、つまりは重心がある。下の石の重心の上に、新しい石の重心を置く。石の大きさや形をみてバランスを取りながら。そしてまた新しい石を置く。積めそうにないような形の石でも重心をしっかりととらえれば積めてしまうのが面白い。そして集中力が必要となる。
    目の前の石に集中する。目の前の石の形がよく見え始める。どれひとつとっても同じ形はなく、それぞれがユニーク。触った感じも暖かったり、冷たかったり、ざらざらしたりと面白い。それらの石をどこにどういう風に置いてやろうかと考えながら石を積んでいくとあっという間に時間が経っていく。

    子供の頃に感じられていた何か。それを石積みの時には感じることができると思っている。全力で五感でものをとらえ、そして想像がどんどんと広がっていく感じ。生活の中でそういった経験を日常茶飯事ですることができた。いろんなものを感じながら、いろんなことが見えていた。

    次第に、そしてある日を境にまったくそういったことなくなってしまった。仕事をし始めたタイミングからだと思う。仕事が生活の中心となった日からだろう。生活は仕事のためのものになってしまい、仕事に没頭すればするほど、生活はより仕事がうまく進む
    ためにどうあるべきかというものになってっしまっていた。もっと深く、広く、楽しめるはずなのに。

    ワークライフバランスというのは、毎日の生活を楽しめるくらいに、仕事を楽しめるくらいでやっていこうということなのかもしれない。

    目の前の生活をもっと楽しもう。

  • もっと緑が見える家だといいのかな。
    もっと時間があってゆっくり過ごせたらいいのかな。

    なんだか毎日疲れちゃって、今目の前のことを楽しむよりも、「こうだったらいいのかな」と思うないものねだりの状態に悶々。

    楽しい未来を想像することも生きていく上では大切だと思うけど、なんだか「今ここ」が置いてけぼり。そんな気持ちのときに、思い出して手に取った『生活はアート』。

    毎日を心地よく過ごしたいと思うなら、「今」からそうするしかない。じゃがいもの皮むきだって、楽しめたらアートなんだよ、という言葉に、「なるほどな」と思いつつも疲れていると、ちょっと腰が重い。

    でも、そんなときに無理する必要もなくて、コンビニ食やインスタント食品であっても、自分がおいしい食事の時間を過ごせたらいいじゃない、っていうラフさがあることに、ちょっと救われる。

    理想と現実のギャップにもやもやしちゃうな、というときに心に染み入る。

  • 時間があれば

  • 「生活をアート」するという考えを基に、しましまのパトリス・ジュリアンさんが自分のライフスタイルを綴ったエッセイ集。

    2015年12月2日読了。
    もう、何度読み返したか分からない、私にとってバイブルのような本です。
    ポジティブに生きる、自分の人生は自分でクリエイトする。そんなことを教えてくれた素敵なエッセイ。
    他にもジュリアンさんの本はあるけれど、やっぱりこれが原点です。

  • ほんとのおしゃれは、肩肘張らないこだわりなのかも。ふむふむと読んじゃいます。

  • 20代で出会い夢中になった本。今読んだらそれほど感激しないんだろうな、と思いながら久しぶりに読み返したら、意外なほど共感できる部分が多かった。表面的に生活を楽しむのではなく、本質的に楽しむためのヒントがちりばめられている。私は、ウォルト・ディズニーは好きだけど、ディズニーランドは好きになれないのだが、その理由がこの本を読んでわかった。

  • 本のあちこちに楽しく生活するヒントが隠されていて、もう何度も読んだ。また元気になった。生活はルーティンワークではなく、夢を現実にしていけるワークショップ!

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著者プロフィール

1952年、モロッコ生まれのフランス人。ライフスタイル・デザイナー/料理家/エッセイスト。1988年、フランス大使館文化担当官として来日。東京日仏学院副学院長を経て、複数のレストランのオーナーシェフを務めたのち、2003年に「パトリス・ジュリアン ライフスタイルデザインオフィス」を設立。一時フランスに帰国していたが、2014年、4年半ぶりに日本を拠点に活動を再開した。ビストロやカフェブームのパイオニアとして知られているだけでなく、商品開発、プロデュース、ハウジング、講演、執筆、ワークショップなど、多岐にわたる活動をしている。著書は50冊を超え、代表作には『生活はアート』(幻冬舎文庫)がある。近著は『パトリス・ジュリアンのおつまみ~気軽に楽しめるおしゃれなフレンチスタイル~』(ワニブックス)。

「2015年 『ライフレシピ Recettes de Vie フランス流「シンプルで豊かな暮らし」を手に入れる30のレッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

パトリス・ジュリアンの作品

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