強く生きるために

著者 :
  • 主婦と生活社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391124699

感想・レビュー・書評

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  • 歯切れのよい回答は気持ち良い。人生相談の内容が全く自分には関係なかったが、合間に書かれた人生哲学は、至極御尤もで心に残る言葉が。
    愛とは何か。愛は与えるもの。
    人はなぜ生きるのか。40,50になって、歳を取って初めて見えてくるものがある。人生は生涯修行。負の感情もまだまだ自分がいたらなぬ結果と思えばよい。
    どんな結果であれ、人生においてその選択をしたのは自分だと潔ぎよく自己責任の取れる人は美しい。
    理性を持てば冷静になって知恵も働く。人間関係特に親子関係で悩むことが多いかもしれないが、親子も所詮他人と割り切って理性的になればよい。
    文化は人生のビタミンで、理性は生きるための燃料だ。

著者プロフィール

長崎に生まれ、小学校の頃から声楽を習い16歳でプロの歌手としてデビューし、1957年「メケメケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒット。
ファッション革命と美貌で衝撃を与える。
俳優としては、寺山修司の「演劇実験室◎天井棧敷」の「青森県のせむし男」「毛皮のマリー」、三島由紀夫に熱望された「黒蜥蜴」をはじめ、ジャン・コクトー作「双頭の鷲」、デュマ・フィス原作「椿姫」、エディット・ピアフの生涯を描いた「愛の讃歌」など数々の当たり役を持つ。
作家としても、衝撃の自伝「紫の履歴書」(水書房)をはじめ、「人生ノート」(パルコ出版)など数多くのベストセラーがあり、テレビや映画も、宮崎駿監督によるアニメーション映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」への声優としての参加、「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)にもレギュラー出演中など枚挙にいとまがない。
2012年から四年連続の出場となったNHK「紅白歌合戦」では、「ヨイトマケの唄」や日本語バージョンの「愛の讃歌」で大晦日のお茶の間を圧倒した。

「2021年 『新装版 天声美語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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