依存姫

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著者 : 菜摘ひかる
  • 主婦と生活社 (2002年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391126488

依存姫の感想・レビュー・書評

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  • こんな小説、こんな作家があったのかと感銘を受けた。
    私は男だ。
    しかし、ここに描かれる「女」に妙に納得するのだ。

    女が描く女たち、その全てが著者の経験に基づいて産み出された存在である。

    そこにあるのは病的なまでに女であること。
    いやはや脱帽。

  • 作者の菜摘ひかるは、2002年に29歳で急逝している。
    だからもう、彼女の新刊を読むことはない。
    残念に思う。
    著者の実体験も織り交ぜながら、まるで心のあちこちから
    血を噴出しながら綴られたようなこの小説は、
    読んでいてものすごく痛いのだけれど、引き込まれる。

    読み終えて、愛情飢餓という言葉が浮かんだ。

    認められたい。
    必要とされたい。
    ほかの誰かではなく、自分だけを見てほしい。
    でも、無償の愛なんて得られなかった。
    金か。性か。どちらかでしか、気さえ引けなかった。

    だから、この子達は自分を自分で壊しながら生きるしかなかった。

    私と主人公達の生き様は、まるで異質なものではあるが、
    それでも彼女達に対して沁み込むように共感できてしまうところがある。
    それが、「女」というものの本質なのかもしれない。

  • 菜摘ひかるは僕の憧れの作家でした。本当にありがとうございました。とてもおもしろく拝見させてもらいました。大好きです。ありがとう。天国で安らかに過ごしてください。自分を傷つけないよう心から願っています。さようなら。

  • 依存

    とは、生活の中で必ずや何処かしら、何かしら、誰かしらにしているものだと思う。


    要はその矛先ですよね

    わたし的には
    ありえない世界感ではなかったので、ゾッとしながらドキドキしながら読み終えました。


    好きな作品です。

  • 自分もこんなとこがあるかもしれない、なんて感情移入しながら読んでた。買物依存、ホスト依存、セックス依存。僕の場合は1つしか当てはまらない、かな。

  • これは小説ですけど、基本的にこの人はどんな媒体でも同じことを書いてる。と思う。

  • リアルすぎてどうしようかと思った。
    ホスト、買い物にハマるのが今までよく分かんなかったけど、少し理解できた気がした。

  • 「どうして菜摘さんは死んじゃったの!!」と、もうどうしようもないことで気持ちを揺さぶられた1冊。

    そこに居なければ生きられないから働く、悲しさを正面からぶつけられた。
    何処にも逃げ場がないと思う本。

    情緒不安定な人は安定している時、もしくは読了後に絶対に一人にならずに済む環境で読むことをオススメします。

  • 面白いけど暗に引き込まれる系。
    弱くて痛い女の子たちの話。

  • 足りないものがあるのに、それが何かがわからない。
    悲しい気分なのに、理由がわからない。

    その喪失感を埋めるべく、努力して努力して努力するけど、結局は何も残らない。どうして?

    そんな物語。
    痛くて辛いけど、共感する。共感してしまう。

    菜摘ひかるさんにとって、この世の中が苦しいものだけでなかったなら幸いです。
    ご冥福をお祈りします。

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