適当力: たちまち心がかる~くなる

  • 主婦と生活社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391137903

感想・レビュー・書評

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  • 著者の田中ウルヴェ京さんは、シンクロナイズドスウィミングのソウル五輪銅メダリスト。本人自身が元「完璧主義」のために、自分が壊れそうになった経験から、その解決方法としてたどり着いたのが「適当力」という考え方であるという。この「適当力」を以下の7つに分解して、様々な場面での対処方法を説いている。その「7つの適当力」とは、①適当尊重力、②適当スルー力、③適当ひとでなし力、④適当うぬぼれ力、⑤適当回復力、⑥適当失敗受容力、⑦適当白旗力 というように、ユニークなネーミングをしている。
    私自身、完璧ができないくせに、完璧を目指そうとしてしまうので、この「適当力」を身に付けることが、自分の心を楽にする手段だと感じた。私が使えそうだと思った手法は、以下の3点。
    ①セルフトーク(心の中の口癖)を、「~すべき」から「まあ、いいか」に変える。
    ②人を自分の尺度で評価しない。
    ③イラっときたら深呼吸をする。
     「適当」の言葉には辞書的には、①ふさわしい、適切、②いいかげんなという対極的な意味があるが、別の言葉で言うと「中庸」ということではないかと感じた。

  • たちまち心がかる〜くなる〜目指す「完璧」や「理想」により近づくために,そして人生を思いどおりに生きていくために,必要不可欠なのが適当力。壁にぶつかったとき,「モンモンとした気持ち」を抱えているとき,「適当力」発揮すれば心が軽〜くなり,目の前の壁はスーッと消えるのです〜ソウル・オリンピック,シンクロスイミング・ダブルス銅メダル。アメリカで勉強して,現在はメンタル・トレーナー。てきとーに読めばよいのだな

  • この人の本は侮れない

著者プロフィール

五輪メダリスト/スポーツ心理学者(博士)/慶應義塾大学特任准教授。1967年東京生まれ。1988年ソウル五輪シンクロ・デュエットで銅メダル獲得。日・米・仏のシンクロ代表チームのコーチを10年間歴任。米国大学院で修士修了(スポーツ心理学)。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科で博士号取得。日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング上級指導士として、トップアスリートから経営者・医師・研究者などに心理コンサルティングを行う。また心理学をベースにした企業研修や講演も数多い。国際オリンピック委員会(IOC)マーケティング委員、スポーツ庁スポーツ審議会委員、報道番組コメンテーターを務めている。『人生最強の自分に出会う 7日間ノート 超一流のメンタルをつくる感情整理プログラム』『99%の人がしていない たった1%のメンタルのコツ』ほか著書多数。フランス人の夫との間に一男一女。

「2022年 『心の整えかた トップアスリートならこうする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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