西原理恵子の「あなたがいたから」: 運命の人鴨志田穣 (NHK「こころの遺伝子」ベストセレクション 2)

制作 : NHK「こころの遺伝子」制作班 
  • 主婦と生活社
4.16
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本棚登録 : 108
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391139952

感想・レビュー・書評

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  • 「いまだから言える」
    子供向きではない愛の物語
    ギャンブル依存症の父は「(母が)最後の不動産を売るのを拒否すると」大学入試の前日、自殺した/武蔵野美大で「クラス1番、ヘタ」…工夫の営業努力…/麻雀誌初連載『まあじゃんほうろうき』まさか私小説とは。十年で五千万の負け/戦場カメラマン鴨志田との出会い。「百万円張って何が面白いの?戦場では命張ってるんだよ」/ポルポト政府幹部との会見はダイアナ元妃死亡にかき消された/辛い体験をかき消したいと飲む、半日で焼酎ペット1本消える、更に飲む…/出会いも笑い…最後まで笑ってすごそう…約束を守った

  • 西原理恵子の漫画は読んでいたけれど、ほとんどがギャグとして明るく笑い飛ばされていたので、こんなにも大変なことが起こっていたとは知らずにいた。
    徹底的なダメ男・カモちゃん。
    サイバラに出会っていなかったら、バンコクあたりで野垂れ死にしていたと思う。
    何をやっても続かない。何をやってもうまくいかない。果てはアル中。
    そんな「ダメ男の見本」のような男を、「運命の人」と言ってはばからないサイバラ。神様はよく見てると思う。
    彼によって引きずり下ろされた「どん底」で、サイバラは笑う。「どん底でこそ笑え」と。
    つくづく、すごい人だ。

  • 2014.12.10

  • テキトウにつまみ食いしている漫画の内容から、サイバラさんのこと、その家族のことはだいぶ見えていたけれど。
    こうしてまとめたものもとても良かった。
    カモちゃんって実在の人物というより、漫画のキャラクターみたいに思ってしまっていたけど、やっぱりそこに生きていた代えがたい存在の人だった…のですね。
    最後の方に出てくる家族4人の写真、なんでもないどこでもよく見るアングルの、普通の家族写真なんだけど。…美しさに胸が締め付けられました。

  • 726.1

  • なんだかんだで好きな人

  • 毎日母さんで夫鴨ちゃんの病気や死がさらっと、むしろ明るくさえ感じるように描かれていた理由がよくわかった。もちろん、毎日母さんで重くて暗いのはカラーじゃないけれど。2012.9.30

  • 運命の人、というのは理想的な人だとかいうことではなく、ダメなところがあっても共鳴してお互いの人生を広げていける人を言うのかなと思った。
    広がった人生は必ずしも良いものだけではないが、それでもかけがえのないものだと感じさせる本だった。

  • 壮絶ですね。。。西原さん、鴨志田さん両氏の著作を読んでみたくなりました。

  • 西原理恵子の波乱万丈人生。知ってることが多くて泣けなかった。

    ダンナがアル中で入院しているときに、ある医師(多分、高須クリニック院長)が言った言葉が印象深い。「人(患者)に絶望をあたえてはいけない。希望を与えなさい。」

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